病気などの理由以外に、お子さんが習い事に行かないと言いだしたという経験はありませんか?
そのような時、皆さんはどのように対応していますか?
今回は習い事に行きたがらなくなってしまった、その理由と、対処方法をまとめました。
まずは、子供が「習い事に行かない!」と言い出してしまう様々な理由を知ることがポイントです。
また、習い事を嫌がっている時に親がやってはいけないことについても、まとめておきます。
目次
子供が習い事に行かないと言い出す理由
とくに小さなお子さんですと、行きたくない理由を両親にうまく説明できない場合もあるかと思います。
子供が習い事に行かないと言い出すにはいくつかの理由があります。
理由が分かれば対処の仕方も見えてきますので、まずは、子供が習い事へ行かないと言うのはなぜなのか、その理由についてご紹介していきます。
練習についていけなくなった
最初の内はやる気に満ち溢れている子も、少しずつ難易度が上がっていくにつれて、練習やレッスン内容についていけなくなってしまう事があります。
憂鬱な気分のままでいると、段々と行きたくなくなってしまい、最終的には習い事には行かないと言い出すようになるようです。
先生との相性が合わなかった
先生のタイプによって、相性が合わない場合もあります。
相性が悪ければ、やる気をなくすのは見えていますよね。
例えば、褒めて伸ばすタイプなのか、厳しく指導するタイプなのか、それだけでも早い段階で分かると子供との相性を見極めやすいですよね。
子供同士の人間関係に問題が出てきた
同じ習い事で子供同士がトラブルになる事は良くあるようです。
今まで仲が良かったのに急に話をしないようになったり、乱暴なことをされたりする場合があります。
また、逆に1人も友達が出来ずに孤立してしまう事もあります。
どちらのタイプも子供が習い事に行きたくないと思ってしまうには十分な理由です。
他にやりたい事や遊びを優先したい
レッスン前に自分が熱中している物(おもちゃやテレビなど)に夢中になってしまっていると、気持ちの切り替えが上手くできない子もいます。
また、友達と遊んでいる中、自分だけ習い事のために帰らなくてはならないといけない状況になった時も、気持ちの切り替えは難しいでしょう。
そんな時、子供は習い事に行かないと言ってしまうようです。
理由は無いけれど突然行きたくなくなった
最後に、理由がない場合についてです。
小さな子にありがちなことなのですが、特別嫌なことがあったりするわけでもないのに、「今日は行きたくない」と思う事があるようです。
しかし、これは子供が駄々をこねている感覚なので、行かないというのも気まぐれで言っている場合があります。
そんな時には、良く話を聞いてあげるようにしてください。
子供が習い事に行きたがらないときの対処方法
子供が習い事に行きたがらない理由がいくつか分かってきたところで、どのように対処すれば良いのか、その方法をご紹介します。
子供の話をよく聞いてあげる
まずは、きちんと子供の話を聞いてあげましょう。
例え途中で、「そんな小さなことで…」と思ってしまっても、子供にとっては一大事です。
子供の話の途中で口出しすることなく、最後まで話を聞いて、共感してあげることが大切です。
また、子供の話をきちんと聞く事で、その後どのように対処すれば良いのかが分かってきます。
ちょっとした事で行きたくないと思っているのであれば、子供の気分を上げてあげるように、声掛けなどをしてあげましょう。
例えば、
- 前回の時よりも今日は絶対うまく行くよ。
- 新しいお友達が出来るかもしれないよ。
など、子供へ前向きな声掛けをしてみるのが良いでしょう。
また、習い事の先生にも相談してみましょう。
今まで、色々な生徒さんを見てきた先生なら、「行きたくない」と言っている子供にどのように接したらいいのかの、アドバイスをもらえると思います。
それも踏まえて、子供との話し合いを続けてみましょう。
目標や期限を作って習い事を続けさせる
習い事に行きたくないと言っている子には、目標や期限などを設定してあげてみましょう。
例えば、ピアノなら「この曲が弾けるようになるまで」「発表会を終えるまで」だったり、水泳なら「この泳ぎ方がマスター出来たら」「何m泳げるようになったら」など。
目標は分かりやすく明確なものの方が良いでしょう。
目標があれば、前向きに習い事に行くようになってくれるはずです。
その目標が達成できたという達成感は、とても素晴らしい経験です。
そのような事から、子供が自然と習い事へ行くようになるでしょう。
行きたくないのは一時的なものなのか見極める
子供が習い事に行きたくない理由には、長期的なものと一時的なものがあります。
良く、子供の話を聞いてあげて、これは一時的に行きたくないと言っているなと分かったら、少しリフレッシュさせてあげるのが良いと思います。
例えば、
- 何回かお休みしてみる
- 気分転換をさせてあげる
- 解決策を一緒に考えてみる
などです。
すると、しばらくしたら習い事に行きたいと言ってくれるようになることが多いようです。
もし、長期的に行きたくないという時には、よく話し合って続けるか、辞めるかを決めるのがいいでしょう。
嫌がっている物は上達もしないので辞めさせる
子供が嫌がって習い事を続けていても、何も成果は生まれません。
目標や期限を決めて習い事を続けていても、それでもやっぱり行きたくないと思っている時には、すっぱりと辞めてしまいましょう。
嫌になってしまった習い事を続けるくらいなら、新しい習い事を見つけそちらを頑張ることの方が、身につく技術は多いと思います。
今習っている習い事が本当に嫌だったのなら、辞めさせるのが良い方法でしょう。
習い事を嫌がっている時に親がやってはいけないこと
最後に、子供が習い事に行きたくないと思っている時に、親がやってはいけないことを3つご紹介します。
モノで釣ろうとする
「習い事に行くなら、○○を買ってあげるよ」などというモノで釣るというやり方は、やめましょう。
子供は、習い事に行けさえすれば、何か買ってもらえるというように、目的が変わってきてしまうからです。
無理やり連れて行く
無理強いをしたり、無理やり連れて行ってしまうと、子供の心にさらに行きたくないという思いを強くさせてしまいます。
時には、休むという選択肢も重要になってきます。
周りの子供たちと比べるような事を言う
このような事を言ってしまったことはありませんか?
「お友達の○○ちゃんはしっかり続けているのに、あなたはなんで出来ないの?」
人と比べられるという事は、大人になっても辛いものがありますよね。
それを子供に言うのは絶対にNGです。
やる気をそがれてしまう事はもちろん、子供のプライドを傷つけてしまう事にもなります。
日頃からそのような言葉はやめるようにしましょう。
まとめ
- 習い事を辞めたいという理由は、多岐にわたります。
- 習い事に行きたくない時の対処方法としては、まず子供の話をきちんと聞いてあげることが重要です。
- そして、習い事に行きたくない子供にやってはいけないのは、子供を傷づけるような事をすることです。
子供も、習い事をやっていると、たまには行きたくないなと思ってしまう事があるかもしれません。
そんな、親御さんはしっかりと子供の話を聞いてあげてみて下さい。