子供の習い事で、料理教室に通っていると聞いた事はありますか?
大手の料理教室では、しっかりとしたキッズコースが準備されており、月に1回くらいのペースで習う事が出来るようです。
今回は、そんな料理教室について、月謝や初期費用はどれくらいなのかという金銭面についてや、料理教室に通う事でのメリット・デメリットについてをメインにご紹介します。
また、最後にはいくつかの料理教室について、費用面や特徴などをまとめておきました。
目次
子供の習い事で料理教室|どんなところ?必要な物や費用は?
最初に、子供向けの料理教室では、どのようなことを習うのかをご紹介します。
また、料理教室には何を持っていけば良いのか、そして月謝の相場もまとめていこうと思います。
子供の料理教室ではどんなことを習うの?
子供向けの料理教室と言っても習うメニューは、子供向けの簡単なメニューではなく、本格的なものを習います。
例えば、和食の基礎一汁三菜だったり、洋食メニューだったり、本格的なパンやケーキも習う事が出来ます。
また、料理教室では、家とは違い子供本人が主役となり、メインのお料理を作ることが出来ます。
料理教室の必要な物とは?
料理教室に通うにあたって必要な物は、
- エプロン(コックコート)
- ハンドタオル
- 三角巾
- 上履き
- 筆記用具とメモ
と多くはありません。
ちなみに、エプロンやコックコートは教室で購入する場合もありますので、各教室に確認してみて下さい。
月謝の相場
未就学児は月に1回の受講で3000円~4000円位が相場のようです。
※未就学児とは、4歳くらいのことを指すようです。
小学生になると月2回で5000~6000円位になります。
教室自体は小学生をメインに教えることを前提としているところが多いようです。
子供が料理教室に通うメリット・デメリット
それでは、子供が料理教室に通うメリットとデメリットをまとめていこうと思います。
メリット
メリットを4つ挙げてみました。
食育に繋がる
まずは、「食育」と言う言葉、最近よく聞くと思いますが、どんな意味なのかご存じですか?
食育とは、色々な経験を通じて、「食に関する知識」と「バランスのよい食を選択する力」を身につけ、健全な食生活を続けていく事が出来る力のことを言います。
食育につなげるための第一歩は食に関心を持つことです。
そのために、料理は最適なツールになっていると思います。
脳にいい影響がある
料理は、手先を良く使う物です。
子供のころから、手先を良く使うというのは脳の発達に良いとされています。
特に、「ゴールデンエイジ期」と呼ばれる幼少期~小学生低学年の間には、指先を多く使う事が脳の発達に良い影響を与えるのです。
これは、ピアノやそろばんなどと同じような効果が得られると言われています。
段取り力や論理的な思考が鍛えられる
本格的に料理をするなら、段取り良く進めていかなくてはなりません。
- 作る順番
- 必要な食材は何か
- 調味料の分量はどのくらいか
などなど、いくつもの手順の段取りを考えながら料理は行うので、自然と段取り力が身についてきます。
また、計算や手順を考えるというのは、「論理的な思考」を育てることにも繋がります。
お手伝いを進んで出来るようになる
料理教室では、実習後の試食後、自分たちでお片づけをします。
食べた後のものは自分で洗うという習慣が身についてくれば、自然と家庭でも手伝ってくれるようになると思います。
また、料理自体にも関心が出てくるので、次第に料理のお手伝いもしてくれるようになるでしょう。
いつかは、習ってきた料理を、家族のために1から作って食べさせてくれるようになるかもしれませんよ。
デメリット
デメリットは3つ挙げておきます。
家族の時間をとられる
料理教室とは意外にも拘束時間が長く、1レッスン90分~120分程を設定している料理教室が多いようです。
料理をして、試食をして、後片付けまでするので時間がかかるのは否めません。
また、料理の試食でお腹がいっぱいになれば、その日の夕食は食べないかもしれません。
料理教室のあった日はそのように、家族の時間が取れなくなるかもしれませんが、普段から、コミュニケーションが取れているご家庭では、そこまで大きく捉える問題ではないかもしれません。
費用の負担が大きくなる
どんな習い事でも、習い事を始めると言うのは費用の負担が大きくなるというのは、しょうがない事なのかもしれません。
ただ、料理教室が近場で見つからなかった時には、送迎のための費用を算出する必要があります。
自宅で勝手に火を使うかもしれない
一番危ないのが、大人がいないときに、自宅で火を使う可能性があるかもしれないという事です。
子供は料理教室で習ってきているので、簡単だと思っているかもしれませんが、家と教室では勝手が違ってきます。
対策として、子供とはきちんと話をして、「大人がいないところでは火を使わない」などの決まり事を作るようにしましょう。
そのついでに、料理で危険だと思われる行為についても、話し合っておくことが必要になってくると思います。
キッズコースのある料理教室
それでは実際に、キッズコースのある料理教室についてご紹介していきましょう。
ABD Cooking Studio『abcキッズコース』
【対象年齢】
幼児コース:満4歳~未就学児
小学生クラス:小学校1年生~3年生
【入会金】
12000円
【受講料】
*月謝制
月1回受講:月謝3000円
*回数制
おためし3回(入会契約のみ):10500円(有効期限は3ヵ月)
6回:21000円(有効期限は6ヵ月)
【特徴】
・全クラス少人数制で1回のレッスンの人数は8人が定員
・オリジナルのユニフォームをレンタルさせてもらえる
・イラストレシピと学習シートが配布される
・作った料理の一部を持ち帰ることが出来、家族への報告が出来る。
・体験レッスンあり(1回2500円)
子供の料理教室 ホームメイドキッズ
【対象年齢】
4歳~小学校6年生までの男女
※保護者の見学や参加はできません。
【入会金】
5500円
【受講料と教材費】
申し込みは3回ずつ分となるので、
1回2750円×3回=合計8250円(有効期限6ヵ月)
レッスンキットの購入:1式3666円(オリジナルエプロン、三角巾、レッスンバッグ)
【特徴】
・学べる料理のジャンルが豊富(料理、パン、ケーキ、和菓子、工芸パンなど)
・料理の過程を、なるべく1人でこなせるような工夫がなされています。
・料理を教えるだけでなく、食べ物を大切にするような心の教育にも力を入れています。
・体験授業あり(1回3700円)
子供のためのクッキング教室『まじかるれっすん レギュラークラス』
【対象年齢】
小学生から
【入会金】
2000円
【受講料】
初回:3000円
2回目以降:3500円
6月と11月:4700円(参観クッキングのため)
【教材費】
8000円(コックコート、コックタイ、サロン、コック帽、レシピファイル、名札など)
【期間】
24か月
【特徴】
・1人1台のカセットコンロが準備され、フライパンで料理を仕上げていく。
・2年で24レシピを学ぶことが出来る
・先生のお手本を見た後、自分で作り、自分で食べる
・レギュラークラスの前に、年長さんを対象にした「プレまじかるクラス」があります
・レギュラークラスを終了すると、「アドバンスクラス」に進むことが出来ます。
※レギュラークラス以外のクラスについては、公式HPにてご確認ください。
赤堀料理学園『子供の料理クラス』
【対象年齢】
幼稚園年少さん~中学生
【入会金】
5000円
【受講料】
月に1回:3000円
【特徴】
・随時入学が可能
・安全のため各クラスの定員は12名(幼稚園クラスは8名)
・フードコーディネーターや食育アドバイザーが先生
・体験レッスンあり(1回3000円)
まとめ
- 子供の料理教室と言っても、レッスンでは本格的な料理を学ぶことが出来ます。
- デメリットは少々あるものの、料理や食を通じて学べることは多く、料理教室に通うメリットはとても魅力的です。
- キッズコースのある料理教室は、大手のものから、小規模で運営している所まであるので、子供にあった教室を選びましょう。
料理や食に関心を持ってもらえる料理教室ですが、火を使ったり包丁を使ったり、多少の危険が伴う場合があります。
ご家庭で料理を手伝ってもらう時には、安全面には十分気を配るようにしてくださいね。