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かがくの里の場所はどこにある?渡り鳥やフクロウ、二ホンウナギなどの生物が気になる
かがくの里の場所って皆さんどこにあるかご存知でしょうか?
かがくの里とは、約2,000坪の広大な敷地で、もともと荒れ地だったところを専門家の力によって里山の再生を目指した場所なのです。
様々なメディアでこの里山を知り、興味を持っている方は多いのではないでしょうか。
荒れ地から里山を再生し、失った自然を取り戻す大規模な計画は今年で6年目。
作物を育てるには難しい位の荒れ地だった場所は、専門家たちによって豊かな自然を取り戻しつつあるそうです。
そんなかがくの里、場所はどこにあるか気になりませんか?
今回の記事では、かがくの里がある場所はどこなのか、そして、かがくの里で見られる冬の渡り鳥たちのことやフクロウの生態についてまとめてみました。
そして重大な発見となった二ホンウナギの実験について調べてみましたので、かがくの里と二ホンウナギについてもご紹介します。
かがくの里の場所はどこ?
かがくの里の場所はどこなのでしょうか?
また、里には入ることができるのでしょうか?気になりますよね!
早速かがくの里の場所、そして見学についてご紹介しましょう!
かがくの里がある場所は茨城県常陸太田市
かがくの里がある場所は、茨城県常陸太田市です。
茨城県の常陸太田市は茨城県の北東部に位置し、県都の水戸市から約20kmの場所にあります。
常陸太田市には遺跡や古墳群が多く発見されており、縄文時代から栄えていた場所のようです。
歴史のある街で、観光地としても楽しめる場所でもあります。
そんな自然と文化、歴史が魅力の常陸太田市に、かがくの里があるのです。
インターネットで航空写真を調べてみると、かがくの里を上空から見ることができました。
広大な土地の中に畑や建物が見つけられました!
緑も非常に豊かなので、様々な生き物たちが生息していそうです。
数年前には田畑はなく、荒れ地だったなんて信じられませんね!
私有地なので立ち入りはできません
里山・かがくの里、この場所に実際に訪れることはできるのでしょうか?
実はかがくの里がある場所は私有地であり、入ることはできません。
とても気になる場所ではありますが、自然を取り戻す活動が懸命に行われている場所なので、そっとしておきましょうね。
かがくの里を見学したいと思われる方や、興味を持っている方も多くいると思いますが、テレビでの情報やネットで美しい里山を楽しみましょう。
かがくの里周辺で見られる渡り鳥は?
かがくの里周辺には、どのような渡り鳥を観察することができるのでしょうか。
渡り鳥は身近で観察できる自然の生き物。
冬場はどのような渡り鳥が飛来してくるのか、かがくの里がある茨城県で見られる渡り鳥について調べてみました!
白鳥
全国的に見られる渡り鳥で、茨城県も例年12月~3月頃まで姿を見ることができます。
かがくの里の近くだと、水戸市の大塚池公園や千波湖で観察することができるそうです。
かがくの里には水辺もありますので、もしかしたら白鳥が現れるかもしれませんね!
オオワシ
常陸太田市からは少し離れますが、涸沼ではオオワシも飛来するそうです。
面白いことに、涸沼に現れるオオワシは1個体だけのようで、毎年同じオオワシが飛来してきているのだとか。
これってなんだか凄いですよね。
カメラが趣味の方は、写真撮影に挑戦してみてはいかがでしょうか。
カモ
越冬しに飛来してくる水鳥といえばカモも有名な存在。
茨城県にもたくさんのカモがやってきて、冬を越します。
マガモなどをはじめとした様々なカモが集まる光景に子どもたちも喜びそう!
近場の水辺でカモの姿を探してみてくださいね。
オオヒシクイ
江戸崎地区の稲波干拓地には、毎年11頃にオオヒシクイが飛来してきます。オオヒシクイはがんの一種で、国の天然記念物の渡り鳥です。
実はオオヒシクイが飛来するのは、関東地方ではここだけ!
貴重な渡り鳥の姿を観察しに、稲波干拓地へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
このほかにも様々な渡り鳥が茨城県に飛来するそうです。
渡り鳥を観察できる場所をチェックして、観察におでかけしてみてはいかがでしょうか。
かがくの里の渡り鳥に関して、入場できないのでこの場所に飛来する渡り鳥がどのような種類なのかわかりません。
ですが年々自然を取り戻している里山なので、冬の時期に渡り鳥が飛来してくれることが期待できます。
メディアで渡り鳥の飛来について紹介されるかもしれません。
どんな種類の渡り鳥がくるのか、楽しみに情報を待ちましょう!
フクロウがかがくの里にいる?フクロウの生態とは
フクロウを呼び寄せる活動もかがくの里では取り組んでいます。
呼び寄せる活動とは、そしてフクロウの生態とは一体どのようなものなのでしょか。
里山再生に関するフクロウの情報をご紹介しましょう。
フクロウを呼び寄せる活動に取り組んでいる
かがくの里では、日本ミツバチの養蜂のほか、フクロウの呼び寄せも行っています。
フクロウは里山の生態系の頂点に位置付けられており、里山の生態系を守るためにも重要な存在と言われています。
そのため、かがくの里だけでなく、各地の里山でフクロウを呼び寄せる取り組みが行われているのだとか。
ところが、このフクロウを呼び寄せるのはなかなか難しいのだそうです。
フクロウが住み着く森林とは、大まかではありますが、このような条件があるようです。
・エサとなる小動物(ウサギやネズミ、イタチなど)、昆虫、小鳥などが生息していること。
・フクロウが子育てできる樹洞のある大きな古木があること。(巣箱でも可)。
・エサを捕まえられる適度な空間があること。
このような条件がそろう場所でないとなかなか寄り付かないそうです。
フクロウを呼び寄せるのは大変のようですね。
ですが、2020年にかがくの里の近くでフクロウが子育てをしているところが確認されたそうです!
かがくの里にやってくる日も近いのかもしれませんね。
今後のフクロウとかがくの里の関係に注目です!
フクロウの生態とは
フクロウの生態について、ご紹介しましょう!
フクロウは夜行性の猛禽類です。
体は約50cm程度で、翼を広げると1m程度となります。
結構大きいですよね。
他の鳥類に比べると頭が大きめで、丸みを帯びたシルエットが特徴的です。
食事は、小動物(ねずみやウサギなど)や昆虫、小鳥など。
夜、木の上からエサとなる生き物を探し、見つけると地面に向かって飛んで捕まえます。
エサを捕まえるのに木から飛んで捕まえるため、フクロウが住める環境の条件として「適度な空間」が必要となるようです。
かがくの里の生態系を守るためにも、フクロウが住んでほしいですね。
そのためにも、今後の里山の整備や、エサとなる生き物たちが生息できる環境づくりが必要となりそうです。
今後のかがくの里のフクロウプロジェクトの進展に期待ですね。
二ホンウナギの養殖に成功!実はすごいかがくの里
二ホンウナギの実験で貴重な結果が得られたこともご紹介しましょう。
実はかがくの里は二ホンウナギで重大な発見があった場所なのです!
かがくの里にて、北里大学の千葉洋明准教授の発案による二ホンウナギの養殖の実験が行われました。
一般的な養殖場では、育ったウナギのほとんどがオスになってしまうという現象がみられるそうです。
ですが、かがくの里内の自然に近い状態の池で100匹の二ホンウナギの稚魚を育てたところ、なんと6匹のサンプル中5匹がメスだったそうです!
二ホンウナギの減少は近年問題とされているので、二ホンウナギの資源保護につながる素晴らしい発見となるかもしれませんね。
近い将来、かがくの里が二ホンウナギの産地となるかも?!自然の状態に近いかがくの里だからこそ持てる期待ですよね!
まとめ
かがくの里についてご紹介しました。
この里山がある場所は茨城県常陸太田市で、もともと荒れていた場所でした。
そんな難しい場所ではありましたが、専門家の力によって自然を取り戻しつつあります。
自然豊かなこの里山には、冬には渡り鳥が訪れ、もしかしたら里山の生態系の頂点に立つフクロウの姿が見られるようになり、そして更には二ホンウナギの名産地になっているかもしれません。
かがくの里をきっかけに日本の自然について考えることができそうですね。
日本にはかがくの里のほかにも、自然の再生を目指した里山づくりが各地で行われています。
里山で“ありのままの自然”に触れ、人としての暮らしを考え、自然とともに暮らす日々の生活を楽しんでみてはいかがでしょうか。