新学期になり、夜よく眠れないという学生さんも多くいるのではないでしょうか?
よく眠れないと次の日に倦怠感に襲われてしまいますよね。
そんなよく眠れない子供に向けて、解決方法を6つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
そして、子供がよく眠れていない時に、親がしてあげられることをまとめてみました。
また、新学期に入りなぜ眠れないのか科学的に調べてみました。
目次
【新学期】眠れない状況から脱するための解決方法!
まずは、眠れない学生さんに是非試してみて欲しい解決方法をご紹介します。
朝にしっかり太陽の光を浴びる
まずは誰でも簡単にできる方法です。
それは、朝に太陽の光を浴びることです。
朝日を浴びることによって、眠くなるホルモンの分泌がストップして、体内時計がリセットされます。
朝が来たことを脳が感じ取り、夜に眠気が来るようになるのです。
長すぎるお昼寝はしない
長時間のお昼寝も眠れない状況から脱するための解決方法の一つです。
1時間のお昼寝は夜の睡眠の3時間分に匹敵すると言われているように、お昼寝の効果は大きいのです。
長時間のお昼寝をすることによって、脳の休息効果も大きくなるため、夜の睡眠を妨げてしまうのです。
15分程度のお昼寝は午後の作業効率を上げると言われていますので、長時間のお昼寝は避けるようにしましょう。
夕食は食べすぎずに腹八分目
満腹になるまで食べてしまうと、自律神経が活発になります。
アドレナリンが分泌され、興奮状態になってしまうため、なかなか寝付けないということが起こるのです。
理想的な夕飯の時間は寝る2時間以上前だと言われています。
できるだけ、寝る前の2時間前には夕食を済ませ、腹八分目で満腹まで食べないように注意しましょう。
寝る直前は熱すぎるお風呂に入らない
お風呂はできるだけ、1-2時間前に入り、暑さを感じない程度の温かさのお湯に入ることがベストです。
お風呂に入り、体の深部の温度を上げておき、体温が下がると共にスムーズに眠りに入ることができます。
熱い温度の入浴は、交感神経を高めてしまうことになりますので、注意しましょう。
スマホの使用は寝る1時間前まで
スマホを寝る直前まで使う人も多いと思いますが、寝る前のスマホは体内時計に影響します。
スマホの画面から発するブルーライトはメラトニンというホルモンの分泌を抑制します。
午前2−3時頃をピークに分泌されるこのホルモンには眠りを誘う作用があります。
しかし、スマホを見ていると、このホルモンの分泌が抑えられてしまうため、眠気を妨げてしまうのです。
眠れなくても布団の中でじっとしている
眠りたいのに眠れないという状態はつらいですよね。
そんな時、起きあがってしまうのではなく、布団の中でじっとしているだけでも疲れは少しずつ取れていきます。
「早く寝なくちゃいけない」と焦る気持ちを抑え、「朝まで布団でじっとしてよう」とリラックスした気持ちになるように心がけてみてください。
子供が眠れない時に親が出来る事とは?
子供が眠れないと言ってきたときに、親はどのような対応をとれば良いのかまとめてみました。
生活リズムを整える手伝いをする
子供を起こしたら、カーテンを開けてあげたり、近所を散歩するなどして朝日を浴びるようにしてあげてください。
また、朝ご飯を毎日食べて脳を起こしてあげたり、夜ご飯を早めにしたり、夜のゲームを控えさせたり、生活のリズムを整える手伝いをしましょう。
栄養面のサポートはしっかりする
栄養面の管理はしっかりしてあげましょう。
牛乳や鶏むね肉、卵などは睡眠を助けるトリプトファンという栄養素を多く含む食材です。
また、リラックス効果のあるGABAは、トマトやカカオなどに含まれています。
このような食材に加え、旬の食べ物を意識して取り入れることがポイントです。
旬の食べ物は栄養価が高いという研究もあります。
バランスの取れた食事を取ることは、仮眠には必要不可欠なのです。
何気ない会話で悩みを聞いてあげる
また、どうして眠れないのか、どんなことを不安に思っているのか、何気ない会話の中から話を聞いてあげるようにしましょう。
眠れない理由が分からないと、解決方法を見つけることができません。
直接悩みがないかを聞いてしまうと、子供も言い難かったり、構えてしまう可能性がありますので、普段の会話でさりげなく聞いてみてください。
眠れない理由を科学的に説明するとこのようなことが言える
眠れない状況を科学的に説明してみました。
脳がオーバーヒート状態にある
色々な情報が入り過ぎてしまい、脳が処理しきれない状態になっているかもしれません。
頭をこき使うと、頭の中の熱が高くなり、夜寝るときも熱が下がらなくなってしまうのです。
そうすると、なかなか寝付けないという状態が起こるのです。
「注意睡眠」という状態になっているため
電車でついウトウトしてしまい寝てしまうことって誰もが経験したことがあるのではないかと思います。
しかし、なぜか目的地直前に目が覚めた、なんていうことはないでしょうか?
寝過ごさずに済んだというラッキーなことではなく、実はこれは注意睡眠と呼ばれるもので、目的地の場所で降りなければいけないということを常に脳が緊張している状態なのです。
この注意睡眠は、眠りが浅く、脳自体は活動しているため、外部要因で直ぐに起きてしまうのです。
まとめ
新学期に入ってから良く眠れないという症状は、多くの子供に見られる症状です。
新学期は新しい人間関係を築かなければいけなかったり、勉強に追いつかなければいけないといった、ストレスになる要因がたくさんあります。
生活リズムが変わると体内時計も狂ってしまい、なかなか寝付けない状態が引き起こされてしまいます。
そんな時には、
- 無理せず布団の中で朝までじっとする
- スマホを寝る直前まで触らない
- 腹八分目でストップする
- お風呂はぬるま湯にする
などの方法を試してみてください。
無理して眠ろうと意気込んでしまうと、かえって眠れなくなってしまうことがありますので、「そんな時もあるさ」と気軽に構えて目をつぶってみてください。