飛行機で移動する時、座席選びは大人でも重要ですよね。
ましてや、子供にとってどこに座るかで、数時間のフライトの我慢の仕方が違ってきますよね。
出来るだけ、子供たちにも飛行機の中で快適に過ごしてほしいので、今回は子供におすすめの座席について調べてみました。
その中でも1歳以下の子供と2歳以上の子供に分けておすすめの席を紹介していきます。
目次
飛行機で1歳以下の子供におすすめの座席
1歳以下の子供は、基本的には大人の膝の上に座ることを条件に料金は無料になっています。
ですが、長距離の移動では、ずっと抱っこ状態では大人は大変ですよね。
なので、1歳以下の子供におすすめの座席のサービスなどをまとめてご紹介します。
2歳未満の子供が使えるバシネット
バシネットとは、2歳未満10kg以下の子供が使える簡易的なベビーベッドのことです。
バシネットは、航空会社に直接問い合わせるか、旅行代理店で頼むことが出来ますが、取り付けられる座席やバシネット自体に限りがあり、基本的には先着順と言われています。
目安としては飛行機1機につきバシネット2~3台というところでしょうか。
1歳以下の子供にとっては、寝るのにちょうどいい大きさですし、大人も抱っこを休憩出来ますし、とても便利なサービスなのは確かです。
短距離の移動ではバシネットは必要なし
バシネットは離陸後につけて、着陸前には撤去されます。
その事を考えると、例えば羽田~伊丹などは1時間もすれば着いてしまうので、バシネットは必要ないのではないかなと個人的には思います。
中・長距離の移動ではバシネット必須
その代わり、中・長距離ではバシネットは必ず予約を入れましょう。
もし、事前に予約数に達して利用できないという時にも、当日の空港のチェックインカウンターで、バシネットのキャンセルがないかどうか聞いてみましょう。
もしかしたら、空きが出ている可能性もあるからです。
バシネットは赤ちゃんのベッドになるだけでなく、上手く使えば赤ちゃんの座席としても使えます。
ただし、バシネットからの転倒には、十分気を付けましょう。
また、バシネットに子供が座ってくれているだけで、大人の足元も他の席と比べて広くなるのも利点の1つです。
スクリーン席のデメリット
バシネットを付けられる席は、前が壁になっている席、つまり「スクリーン席」です。
スクリーン席は足元が広いなど、メリットがあるものの、デメリットもあります。
バシネットを使いたいという方にも、知っていて欲しいのでデメリットをご紹介しておきます。
ひじ掛けが上がらない
ひじ掛けの中に、テーブルやモニターが収納されている機体が多く、ひじ掛けが上がらないタイプが多いです。
ひじ掛けが上がらないと、赤ちゃんをバシネットから下ろして膝の上で寝かせてあげたくても、ひじ掛けが邪魔になる事があります。
荷物を座席の下におけない
飛行機の手荷物は前の席の座席の下と決まっています。
スクリーン席は、前の席がありませんので、手荷物は全て上の棚に収納するしかありません。
なので、必要な物を出来るだけ最小限ピックアップして、シートポケットを使うようにしましょう。
シートベルトサインの点灯中は赤ちゃんは抱っこで
シートベルトサインが付いた時は、バシネットから赤ちゃんを抱きあげる必要があります。
赤ちゃんを抱っこしてから自分のシートベルトをする決まりになっています。
安全上の問題ですので、デメリットと思う方もいると思いますが、子供を守るためにも必要です。
2歳以上の子供におススメの席
それでは、2歳以上の子供におすすめの席はどんな席なのか、ご紹介していきます。
2歳の子供の中でも、その子の性格に合った席を考えてみたので、参考にして下さい。
動き周りたがる子には真ん中の席を
飛行機の中でも、動き周りそうだなと思う子には、真ん中の席を確保し、その隣(通路側)に大人が座るのがいいでしょう。
子供が通路側に座ってしまうと、勝手に一人でどこかへ、歩いて行ってしまう可能性があるからです。
大人で壁を作り、出来るだけ席に座っていてもらえるように席を工夫しましょう。
おとなしくできる子には窓側の席を
普段からおとなしくしていられる子には、窓際の席を確保し、その隣(真ん中の席)に大人が座りましょう。
窓から外を見るだけでも、気分転換になりますので、席が取れそうならば窓側を子供に優先してあげるのが良いと思います。
前方の席のメリット・デメリット
これまで、どの座席がいいのか細かい所を見てきましたが、ざっくりと前方・後方でどちらがいいのか、それぞれのメリットとデメリットを簡単にご紹介していきます。
まずは、前方の席からです。
メリット
最大のメリットは出口に近い事です。
飛行機から降りる際にはいち早く降りることが出来ます。
デメリット
早く降りられるというメリットがあるので、混んでいる場合が多いです。
よほどの急ぎの乗り換えなどがない場合には、前方の席を、子供連れの家族が使うメリットは少ないと思います。
後方の席のメリット・デメリット
それでは、後方の席のメリット・デメリットは何があるのか、ご紹介していきます。
メリット
前方の席が混んでいる分、比較的空いているのが後方の席です。
また、子供連れには必須のトイレも近いですよね。
そして、メリットにもなるしデメリットにもなるのが、エンジン音がうるさい事です。
これは、エンジン音がうるさくて眠れないというデメリットがある反面、多少騒いでも大丈夫というメリットもあります。
デメリット
まず、機内サービスの食事などが遅い場合があります。
また、飛行機から降りるのが遅くなってしまうというその2点です。
この2点さえ、クリアできるのであれば、子供連れでしたら、私は後方の座席をおススメします。
子供連れのお客さんは、後方の席のメリットを考えて、比較的後方の席に集まってきます。
子供連れの家族同士では、お互い様の精神で、飛行機内を過ごすことが出来るでしょう。
まとめ
- 1歳以下の子供と中・長距離、飛行機に乗るのであれば、バシネットは必須
- 2歳以上の子供は、子供の性格を考えて、座席を工夫する事
- 前方、後方の席のどちらかを選ぶときには、子供連れなら後方の席の方がおすすめ
子供に、おススメの席をご紹介してきましたが、飛行機に乗ると子供たちも興奮しているので、いつもとは違う対応をするかもしれません。
お話を聞いてくれるような年齢になったら、事前に飛行機に乗ることを説明しておくことも有効ですよ。
楽しい飛行機旅になりますように。