お子さんに色々な体験をさせてあげたいという事から、多くの習い事に通わせているご家族はいらっしゃいませんか?
今回は、何個くらいが習い事を続けられる境界線なのか、習い事を沢山通う事でのデメリットやメリットをメインにご紹介します。
また、習い事を減らすときのポイントもまとめておきます。
目次
子供自身がやりすぎと感じる習い事の数は何個まで?
まずは、子供自身がやりすぎだと感じてしまう習い事の数はいくつなのかを調べてみたので、ご紹介します。
多すぎだと感じるボーダーライン
小学生の習い事ランキングでは、平均で2つ習い事を習っているというのが多いようです。
そこから考えると、小学生にとって習い事が多いと感じるのは、3つ以上だと思われます。
3つ以上だと、学校の友達と遊ぶ機会がなくなったり、睡眠時間が少なくなったり、家族での時間が減ったりと弊害が出てきます。
習い事ランキング
子供たちが実際に習っている習い事は何なのか、1位~5位までご紹介します。
1位:水泳
2位:学習塾
3位:通信教育
4位:音楽教室
5位:英語・英会話
圧倒的に人気なのは、水泳のようです。
小学校に入る前から始めて、中学校まで習い続けるという子も多いようです。
2位は学習塾。
今年は特に、コロナウィルスの影響で、勉強が遅れてしまっているという事もあり、習い始めるという子が多いようです。
3位は通信教育です。
手軽に始めることが出来、費用もお手頃な所も人気の要因だと思います。
習い事の平均は2つ
小学生の習い事の平均は2つと言われています。
平日は、学校優先して休日に習い事をするというのが理想だと思います。
なので、習いたいものと、習う事が現実的なものを踏まえて、習い事を決めましょう。
習い事が多すぎるデメリット
続いては、習い事が多すぎることによるデメリットをご紹介します。
家庭で過ごす時間が減る
平日に毎日習い事が入っていたら、家族で夕食を囲むという事も減るでしょう。
学校でどんなことがあったのか、ゆっくりと話すタイミングが減ってしまいます。
小さなお子さんにとって、家庭で過ごす時間はかけ外の無いものです。
睡眠時間が減る
習い事を優先させるために、学校の宿題が後回しになって、結果睡眠時間を削るしかないという状況になります。
子供にとって睡眠は欠かせないものです。
何より、寝不足が続けば、学校生活にも支障が出ますし、習い事に通う前の問題だと思います。
良質な睡眠をとることの方が、子供の成長にとって大切なのです。
送迎が大変
送迎も平日毎日となれば、負担は大きいですよね。
送ったかと思ったら、すぐに迎えの時間。
その間の短い時間ではやりたいことも中途半端になってしまいますよね。
送迎を両親で分担するなど、習い事を始める前に家族で話し合っておくべきです。
家計への負担
習い事の月謝は、毎月払わなくてはなりません。
また、習い事に通うには交通費や食費などもかかります。
それらを含めると、習い事にかかる費用は確実に家計をひっ迫するものとなります。
習い事が多いメリット
それでは、習い事が多い事でのメリットをご紹介します。
色々な友達が出来る
色々な習い事をするという事は、学校外の世界が広がるという事です。
知らない世界を体験できて、その場その場で友達が出来ると、子供の心も豊かになっていきます。
単純に友達が多ければ良いというわけではありませんが、色々な人と接するというのはコミュニケーション能力も身につくでしょう。
学校で教えられないことを補ってくれる
学校では、先生1人に対し、生徒は30人~40人くらいですよね。
習い事では、先生の目が届くように先生1人に対しての生徒の人数はだいぶ少なく設定されています。
生徒1人1人に目が届くので上達も早いというわけです。
習い事の減らし方
沢山の習い事をしているけれども、少しずつ数を減らしたい時に、どのように減らしていけば良いのか、ポイントをご紹介します。
あらかじめ習い事の期間や目標を決めておく
まずは、習い事を始める際に、目標を持ちましょう。
または、ここまでの期間を習い続けるのかを決めておきます。
その目標が達成でできたら辞めるか、新たに目標を作って習い事を続けるといういいタイミングになると思います。
また、目標を達成できる前に、お子さんが「辞めたい」と言ってきたときにも、目標があるので、「ここまでは頑張ろうね」とお子さんを励ますことが出来るでしょう。
習い事を週末だけにする
平日の習い事のせいで学校生活に支障が出ている場合は、習い事を減らすタイミングです。
具体的には平日の理想睡眠時間を、夜の9時には寝て朝6時に起きるというのが確保できているかどうかです。
子供の成長に睡眠は欠かせません。
なので、習い事をするなら週末だけにすれば、平日は学校に集中できますし、習い事も続けることが出来ます。
まとめ
- 子供の習い事は2つ以上はやりすぎだと思われます。
- 習い事が多すぎるためのデメリットは、子供の成長にもかかわってきます。
- 逆にメリットでは、学校外でのお友達も出来、知らない世界を見ることが出来ます。
- 習い事を辞めるためには、習い事を始めるときに目標や期間を決めておくことが大切です。
お子さんに色々な体験をさせてあげるの大切ですが、習い後を始める際には家族と良く話し合ってからにしましょう。