ロンドンのバスといえば、あの何ともオシャレなダブルデッカーの赤い2階建てバスですよね!
家族でせっかくロンドンに行くなら、一度は乗ってみたいと思っている人も多いでしょう。
でも日本とは全然違う交通料金のシステムなのでなんだか不安・・・。
そこで今回は、子連れ家族に気になるロンドンのバスや電車の子供料金、そしてお得にロンドンを見てまわれるお得なチケットやカードをご紹介したいと思います!
目次
ロンドン|路線バス&トラムの子供料金について
ロンドンの移動はバスやトラムの他、地下鉄や東ロンドンを走るDLR、ロンドン郊外をつなぐオーバーグラウンドがメインになります。
まずは子供の乗車料金が一番シンプルな路線バス&トラムについてまとめましたよ。
「オイスターカード」利用|ロンドンのバス&トラムの子供料金はシンプル
【ロンドン交通局バス&サウス・ロンドン・トラム(路面電車)の料金】
「オイスターカード」利用で、バスもトラムも、距離やゾーンに関係なく一律料金となります。
- 大人1.50ポンド
- 10歳以下の子供は無料
- 11歳~15歳は大人料金の半額
注意点:バス車内では、チケットの現金での支払いや、下記で説明する交通ICカード「オイスターカード」のチャージもできません。
予め券売機での購入やICカードのチャージが必須!!
「オイスターカード」のお得で便利なシステム
- ①「オイスターカードのデイリーキャッピングシステム」
ロンドン市内の交通系ICカードで、バスに乗る際にチケットを都度購入するよりお得に。
初乗りのバスに乗車の際にタッチパネルにタッチすると「デイリーキャッピング」というシステムが働き、1日に一定の乗車料金に達するとそれ以上の料金がかかりません。
料金:1日上限4.50ポンド
- ②「オイスターカードのホッパーフェアシステム」
乗り換えごとにカードをタッチしても、1時間以内ならバス&トラムが乗り放題。
ただし、初乗りのタイムはご自身で管理して!
- ③「バス&トラムパス」
長期滞在ならオイスターカードにこれを追加してお得に乗りましょう。
ロンドン市内を走る路線バスとトラムが乗り放題。
1日(5ポンド)、7日(21.20ポンド)や1ヶ月、1年間の有効期限のものがあります。
1日券は紙のチケットで「オイスターカード」がなくても使用できますが、それ以外は「オイスターカード」に追加しての使用となります。
1日有効のパスの料金をみると、バスのみを利用するのであれば上記の「デイリーキャッピング」のシステムを利用したほうがお得ですよ!
「オイスターカード」での子供料金の支払い方は?
「オイスターカード」ではどのように子供料金を支払えばいいのでしょうか?
実は、大人1名の使用で、10歳以下の子供4人まで地下鉄・DLR・オーバーグラウンドの子供料金は無料なんですよ!
ただし、11歳から15歳に適用される子供料金の割引を受けるためには特別な手続きが必要です。
ちょっと詳しくみていきましょう。
11歳~15歳の子供料金はどうなるの?
11歳から15歳の子供には「11ー15Zip Oyster Photocard」というものがあります。
カード利用時にバス&トラムが無料、それ以外の交通機関は大人の半額料金で乗車できます。
ただし、日本からの申請はオンラインでのみ可能で、手数料が10ポンドかかる他いろいろな書類も用意する必要があります。
他にもあるお得なチケット
11歳から15歳の子供の乗車料金は何やら難しそう・・・。
そこでオススメなチケットが「トラベルカード」です。
- ④「トラベルカード」
バス&トラム・地下鉄・オーバーグラウンド・DLR・ロンドン内ナショナルレイルが乗り放題。
1日、7日、3ヶ月、6ヶ月、1年有効のチケットがあり、料金は利用したいゾーンによって異なります。
1日券は紙のチケットでオイスターカードがなくても使用できます。
とくに11歳から15歳のお子様がいらっしゃる場合、地下鉄の駅で購入できる「1日トラベルカード」が使い勝手が良いですよ!
1日券トラベルカードの子供料金はコチラ
6.30ポンド(観光スポットが集中するロンドン中心部1~4ゾーン)
6.30ポンド~9ポンド(ロンドン中心部からさらに広い1~6ゾーン・利用する時間帯によって異なる)
「オイスターカード」の使い方と注意点
ロンドン市内の公共交通機関に便利でお得に乗車するためのマストアイテムともいえる「オイスターカード」ですが、買い方や使い方、また注意点をまとめてみましたよ。
「オイスターカード」はどこで買える?
地下鉄やヒースロー空港にある、日本語対応の自動券売機で購入できますよ!
支払いはクレジットカードやお札・コインなど、券売機に明記さているのでチェックしてくださいね。
「オイスターカード」の使い方と注意点
使い方は至ってシンプルで、改札を通るごとに「オイスターカード」をタッチ&ゴーでOK!
日本の交通ICカードとほとんど同じです。
実はロンドンの地下鉄や近郊鉄道は、中心部からの移動距離によって分けられたゾーンごとに乗車料金が異なっていたり、通勤時間帯などのピーク時間とそれ以外の時間でも乗車料金に差があります。
現金でチケットを購入しようとするといちいち確認する必要がありますが、「オイスターカード」を持っていれば、改札を通ると自動的に料金が差し引かれるシステムなので、旅行者には使い勝手がよいですよね!
でも注意点もいくつかあるのでみてきましょう。
- 購入時に5ポンドのデポジットがかかる。
- チャージする場合、券売機の「top-up」(チャージとは言いません)から。
- 10ポンド以下の残金を払い戻しをする場合、券売機の「refund」から5ポンドのデポジットも合わせて返金される。
ただし、「オイスターカード」の購入後24時間以上経過しないと券売機での返金はできませんので、超短期の滞在の人はカードを使用するかどうかも考慮して!
- 10ポンドより多い残金を払い戻したい場合は、駅の有人窓口や空港のビジターセンターで手続きする必要があります。
一度に多額をチャージしないようにしましょう!
まとめ
子供を連れて海外旅行をするとなると、移動はほぼ公共交通機関に頼らざるを得ませんよね。
特にロンドンの交通料金は複雑で、日本人には慣れないシステムも導入されています。
でもロンドン市内専用の「オイスターカード」を使用すれば、10歳以下の子供との移動ならかなりお得に便利に観光できます。
ロンドン憧れの2階建てバスに乗って、大人も子供もステキな旅行ができるとよいですね!