豊かな自然が大きな魅力の宮古島。
実は、宮古島は潮干狩りができるポイントがいくつかあるのです。
そして大きな特徴の1つに「採れる海産物」があります。
南国だからこその海産物と出会えて、また一味も二味も違う潮干狩りを楽しめるでしょう。
ここでは、そんな宮古島の潮干狩りについてまとめていきます。
目次
宮古島で潮干狩りが出来るポイントその①大浦湾
大浦湾は、宮古島でも有名な潮干狩りポイントの1つです。
季節で楽しむレジャーですから、開催時期。
そして、スムーズにたどり着くためのアクセスなどの基本データをご紹介します。
住所
沖縄県名護市字二見にあります。
311号線の二見バイパスが大きな目印です。
開催期間
通年開催されています。
アクセス
アクセスは以下の方法になります。
- 宮古島から車で20分
- 平良港から車で10分
それぞれ、剣道83号線から、西の沿岸部に進んでください。
名護バスターミナルから大浦湾行のバスが運行しています。
到着までの所要時間は30分です。
HP
宮古島で潮干狩りが出来るポイントその②佐和田の浜
遠浅で静かな海という特徴の佐和田の海。
特有の景色を楽しむことができ、平成8年には「日本の渚100選」にも認定されました。
佐和田での潮干狩りの基本データをご紹介します。
住所
沖縄県宮古島市字佐和田1725-2
近くにはふれあい広場(砂浜バーベキュー)があります。
開催期間
通年開催されています。
アクセス
佐良浜港から車で15分です。
HP
電話番号 :0980-78-5513 FAX:0980-78-6267
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「サニツ」(浜下り)
沖縄には「琉球文化」という特有の文化があります。
宮古島でも、島に代々伝わる行事などもあり、今でも守られている伝統が沢山あるのです。
その中の1つに「サニツ」があります。
では、このサニツとはどのような行事なのでしょうか。
調べてみましたので、ご紹介します。
「サニツ」とはどんな行事
宮古島では「サニツ」と呼ばれるのですが、沖縄本島では「浜下り(ハマオリ)」と呼ばれています。
海岸に出かけ、魚介類や海藻類を採るという風習の1つです。
ご馳走を持つかお供えをし、手足を海水に浸し身を清めます。
海には「竜宮の神」が居ると考えられています。
その神に、災いや厄・悲しみなどを流してもらうのです。
また「御霊を送り生命を再生する」という願いを祈る日とも捉えられています。
宮古島では、各家庭で餡子が入ったよもぎ大福のようなものを準備することが多いでしょう。
この食べ物は「フーチム」と呼ばれています。
自宅で食べるのはもちろん、近隣の方々に配ることもあります。
伝統的なサニツの拝み方を以下、ご紹介します。
- 浜に降りたらまず薬指を塩水に付け、額に3飼いてます。小さな子供の場合は母親が行います。
- 浜に向かい感謝の気持ちをささげ、今後もお守りいただけるよう祈ります。
- 塩水を手合いに浸し穢れを取ります。
これが一連の流れです。
とはいえ、この伝統的な拝み方を実践する人は少なくなってきています。
現代は、ピクニック感覚でお弁当などを持参し、潮干狩りをしたりと浜遊びをすることが増えました。
開催日
サニツは旧暦の3月3日が開催日となります。
ですので、毎年同じ日というわけではありません。
2020年のサニツは、新暦で3月26日でした。
干潮・満潮の差が大きなこの時期ですので、干潮票を準備して安全な時間帯に行われます。
南国独特の海の生き物たちを採ろう
南国ならではの海の生き物と出会うことも可能です。
その種類をご紹介します。
- ティラジャー
沖縄言葉で呼ばれるこの貝は「マガキガイ」と県外では呼ばれています。
- シャコガイ
少し深めのところにいることもあるのがシャコガイです。
沖縄では刺身にして食べます。
- 夜光貝
沖縄に生息している夜光貝(ヤコウガイ)は、貝ボタンの原料にも使われています。
バターソテーにしたり刺身にしたり非常にうま味のある貝です。
沖縄の貝類の中でも高級なものの1つ。
- ツノマタ
緑色の海藻です。
こりこりとした食感があります。
まとめ
- 宮古島では通年にわたり潮干狩りが可能
- 宮古島にも潮干狩りポイントはいくつかある
- サニツの時期に合わせて始めることが多い
- サニツとは宮古島で行われている行事の1つ
- 旧暦の3月3日に行われる
- 潮干狩りでも南国ならではの海の生物に出会える
豊かな自然の中で、文化を感じながら行う宮古島での潮干狩り。
中には、ヒョウモンダコやオニダルマオコゼといった危険な生物もいます。
これらに注意をして楽しむことが大切です。
また、サンゴ礁を傷つけない。
ごみは必ず持ち帰る。
など、自然を護る意識も忘れずにいてください。