千葉県に行ったことがないという方でも知っているほど有名な江戸川。
閑静な住宅街の中にも流れている川なのですが、地域住民からある声があがっています。
それは、潮干狩りに対する内容です。
放水路で実は潮干狩りができる江戸川に、人々が集まっています。
住宅街であることから、駐車場はそう多くありません。
その結果、路上駐車をしてしまう迷惑行為がみられるようになってしまったのです。
迷惑をかけずに潮干狩りを楽しむためのポイントや情報をまとめていきます。
目次
江戸川放水路で貝が沢山採れる潮干狩りポイントは
江戸川の放水路で行う潮干狩りは、主として「マテ貝」を採ることができます。
ゆったりと流れる江戸川と、見上げると都会を感じさせる湾岸道路。
これもまた、首都圏で行う潮干狩りの特徴といえるでしょう。
ここでは、そんな江戸川放水路での潮干狩りの基本的なデータをご紹介します。
住所・最寄り駅
住所:千葉県市川市上妙典および下妙典付近
最寄り駅は、JR京葉線「二俣新町駅」から徒歩20分ほどのところにあります
開催期間
いわゆる「潮干狩り場」として開放されている場所ではありません。
ですので、決められた開催期間というものは特にないのです。
シーズンとして考えた際、その時期は2018・2019参考にすると、4月上旬~8月中旬ごろまでとなります。
料金
江戸川の放水路での潮干狩りは、料金設定がありません。
ですから、入場・利用料金や買取料金は無料という事になります。
駐車場・アクセス
車でのアクセスですが、首都高を利用する場合は以下のルートとなります。
- 京葉伊市川インターチェンジで降りる
- 高谷新町の行徳可動堰を通過してすぐです。
駐車場ですが、放水路付近にはコインパーキングはいくつかあります。
妙典スーパー堤防自由広場駐車場という市営駐車場が、スポットからは最も近いでしょう。
ただし、停車台数には限りがあります。
採れる貝
江戸川放水路での潮干狩り。
いったい、どのような貝を採ることができるのでしょうか。
以下、代表的な種類をご紹介します。
- あさり
- ホンノビス貝
- バカガイ
- シオフキガイ
- マテ貝
などです。
中でも、マテ貝はよく採捕できると言われています。
服装・持ち物
江戸川放水路での潮干狩りの際、安全に楽しむためにも服装や持ち物は大切です。
ここでは、服装と持ち物についてご紹介します。
- 長袖半ズボンがオススメ
潮干狩りは基本的に汚れても良い服装が良いでしょう。
水場でも裾や袖をまくり上げやすい、長袖トップスと半ズボンがオススメです。
長袖は、日焼け止め効果にもつながります。
女性の方はスカートは避けてください。
- 足回り
マリンシューズがあれば持参しましょう。
怪我無く潮干狩りを楽しみやすくなります。
もし、ないという場合にはクロックスなどでも構いません。
意外かもしれませんが、泥にも強く砂利が入りにくい「地下足袋」も利便性が高いのです。
- 帽子
干潟には日陰はありませんので、直射日光を浴びることになります。
日焼け予防や熱中症対策にも帽子は必須です。
- タオルや着替え
タオルは多めに持参しておくと安心です。
持ち運びが大変だという場合は、フェイスタオルを2枚ほど用意してください。
着替えですが、万が一のために持っておきましょう。
濡れる・汚れることを想定しておくのが理想的です。
- 手袋
怪我防止や、水が思うよりも冷たく感じることもあるのが潮干狩りです。
そのため、ゴム手袋や軍手を準備しましょう。
- 日焼け止めや薬、絆創膏
日焼け止めは事前に塗布し、途中で塗りなおすと安心です。
転んだり貝で怪我をしてしまう可能性もあります。
処置するための薬(消毒薬など)や絆創膏を持っておくのも良いでしょう。
全ては持ちきれないという場合、どうしても必要なものを選択してみてください。
駐車場について
江戸川放水路での潮干狩りは手軽に足を運べます。
ただ問題点もあるのです。
それが、駐車場問題。
近隣住民の迷惑にならないように楽しむことが大切です。
ですので、一番近い駐車場と、その次に近いコインパーキングなどを調べてみました。
いくつかご紹介しますので、参考にしてみてください。
妙典スーパー堤防自由広場駐車場
名前:妙典スーパー堤防自由駐車場
住所:千葉県市川市妙典2丁目13
台数:136台分
時間:5時~18時
料金:1日1,000円
です。
江戸川の土手沿いにあり、立地としては良いでしょう。
駐車場から江戸川沿い首都高湾岸線を目指して歩けばスポットに到着します。
ただ、駐車場から潮干狩りスポットまで2キロ前後です。
折り畳み自転車等があると便利でしょう。
エイブルパーキング妙典5丁目
名前:エイブルパーキング妙典5丁目駐車場
住所:千葉県市川市妙典5-9-17
台数:5台
時間:24時間
料金:8時~22時 20分100円 22時~翌8時 60分100円 24時間最大500円
妙典スーパー堤防自由広場駐車場が閉まっていても利用できる駐車場です。
土手に上がる入り口が無いのが注意ポイント。
妙典スーパー堤防自由広場駐車場の近くまで戻るか、大きく旋回をしてポイントまで行きましょう。
マテ貝の食べ方
江戸川放水路での潮干狩りでは、マテ貝を採捕できます。
せっかく採れたのですから、有難くそして美味しく頂きたいものです。
そこで、マテ貝の食べ方についてご紹介します。
砂抜きはほぼ不要
マテ貝は、砂抜きがほぼ不要だといわれています。
その理由は生態にあります。
マテ貝は、穴の開いた砂に「縦」に入って生息しているのです。
砂が入りにくいために、砂抜きも不要だといわれています。
とはいえ、砂を噛んでいる可能性もあるので、時間があれば砂抜きを行うのがオススメです。
定番料理はバター炒め
美味しく簡単なマテ貝の定番料理はバター炒めです。
以下、作り方をご紹介します。
- フライパンにバター10g程度を溶かす
- マテ貝を一握りほどいれる
- お酒を大匙1まわし入れる
- 中火にして全体に味が入るように軽く混ぜる
- マテ貝の蓋が開いたら、しょうゆを適量かける
お酒のお供としても良いですし、献立の立派な一品にもなります。
うま味を全て食べられるマテ貝の炊き込み
そのうま味全てを味わい尽くせるのが炊き込みご飯です。
以下、作り方をご紹介します。
- お米を3合洗っておきます
- マテ貝は茹でて殻を取り除いておく(ゆで汁は残しておく)
- お好みの具材(ごぼうやニンジンなどがオススメ)を切る
- 料理酒60cc、みりん15cc、しょうゆ20ccを入れて、ゆで汁を炊飯釜の3合目盛まで注ぐ
- 炊飯ボタンを押す
もし、ゆで汁が足りない場合は水を追加してください。
まとめ
- 江戸川放水路での潮干狩りが楽しめる
- 駐車場やポイントまでのアクセスは事前に確認しておくのがオススメ
- マテ貝をはじめ、さまざまな貝の種類が採れる
- 服装や持ち物で安全で安心な潮干狩りを行うことが大切
- マテ貝は砂抜き不要ではあるけれど、時間があれば塩抜きすると良い
- マテ貝の食べ方を知ると美味しさの幅も広がる
放水路で気軽に潮干狩りができる江戸川。
くれぐれも、近隣住民や通行の妨げにならないように留意をして楽しみましょう。
馴染みがないという声も多いマテ貝が多く採捕できるスポットです。
あさりのような強いうま味があり美味しい貝でもあります。
楽しく採って持ち帰ったら、しっかりと恵みを堪能しましょう。