スノーボード経験者でも、なかなかしっくりとくるセッティングは難しいものです。
大人でさえも悩んでしまうことですから、子供のセッティングとなると尚更かもしれません。
そこで、スノーボードでよく耳にする・知っておくと良い用語。
併せて、代表的なスタンスのセッティング、子供にオススメのスタンスなどをまとめていきます。
より楽しいスノーシーズンを過ごすためにも、参考にしてください。
目次
子供のスノーボードで改めて知りたいスタンス・ビィンディング角度などの用語集
子供のスノーボードは、基本的な部分を把握する必要があります。
そのためにも「用語」はとても大切なのです。
ここでは、改めて知りたいスタンス・ビィンディング角度などのスノーボード用語についてご紹介します。
スタンスとは
スノーボードでの「スタンス」とは、右足と左足の距離の事です。
簡単に言えば「どのくらい開くのか」ということになります。
正解のスタンスはありません。
屈伸運動をしやすい距離を見つけてください。
おおよそ「肩幅程度の距離」であることが多いでしょう。
スタンスは2種類あります。
どちらに該当するか、確認しておくと子供により教えやすくなるでしょう。
レギュラースタンス
左足が前・右足が後ろにしてスノーボードを滑るスタンスです。
ボールを蹴る足が右足、左足から湯船につかるなどという場合は、レギュラースタンスで良いでしょう。
日本人の80%が当てはまるとされています。
利き足が右であれば、レギュラーとなるのです。
グーフィースタンス
グーフィースタンスは、レギュラーと真逆で、右足が前・左足が後ろにしてすべる方法です。
ボールを蹴る足が左足、右足から湯船につかるなどという場合に該当します。
利き足が左であれば、グーフィースタンスとなるのです。
ビンディングとは
ビンディングとは、ブーツをスノーボードに固定する器具の事を言います。
足が大きくなれば位置を、体重が増えればバネの強度を調整します。
1年ごとに大きな成長がみられる子供。
ビンディングはどのくらいの期間使えるものなのでしょうか。
それは、ブーツサイズに注目してみてください。
個々の成長によっても異なりますが、平均的には「2年」と言われています。
アングルとは
アングルとは、その名前の通り「角度」のことを言います。
スノーボードの場合、ビンディングを取り付ける角度のことと把握しておいてください。
初心者かどうかなどによっても異なりますが、子供の場合は初心者基準で良いでしょう。
前足が15~21度、後ろ足を3~9度くらいにするのが標準的な角度です。
代表的なスタンスのセッティング
スタンスのセッティングですが、子供かどうかよりも経験から考えていくのが良いでしょう。
ここでは、初心者と一般的なスノーボーダーの代表的なスタンスのセッティングをご紹介します。
ぜひとも参考にしてください。
初心者
- スタンス幅
スタンス幅は、もっとも膝が曲げやすい足の左右距離がベストです。
だいたい、肩幅程度の足の開きが自然に膝を曲げやすいでしょう。
- ビンディング角度
前足を15~21度、後ろ足を3~6度を基準にしてください。
オールマイティな一般的なセッティング
- スタンス幅
スタンスはば、肩幅より「やや広め」がベスト。
だいたい5センチほど広めにとりましょう。
- ビィンディング角度
前足を15~21度、後ろ足を3~-6度を基準にしてください。
意外にも子供におススメのダックスタンス
スノーボードの主流ともされているスタンスが「ダックスタンス」です。
初心者の段階でダックスタンスで滑ることはないとも一方ではいわれています。
しかし、初心者から取り入れたいメリットがあるのです。
子供にも意外と合っていますので、ここではダックスタンスのメリットとセッティングをご紹介します。
ダックスタンスとは
ビンディング角度のスタンスです。
「ダック」と名前がついているように、あひるのようながに股のスタンスを言います。
前足・後ろ足がどちらも外側に向くのが特徴的です。
身体が後傾になりにくい
ダックスタンスは、前足が進行方向・後ろ足が反対方向に向くスタンスです。
膝を曲げると、腰が真下に落としやすいスタンスでもあります。
ということは、重心が真ん中になりやすいというメリットが見えてくるのです。
これは、膝を曲げた時も、後ろに傾きませんのでボードの操作性を自然とアップさせてくれます。
木の葉落としがやりやすい
「木の葉落とし」とは、ブレーキングをしながら左右に動く滑り方です。
前向きのスタンスよりも、ダックスタンスのほうがどちらの方向にしても違和感が少ないので、初心者や子供でも滑りやすいという魅力があります。
おススメのセッティング
子供にオススメのセッティングは、以下の通りです。
- スタンス幅
肩幅くらいに左右の足を開く。
- ビィンディング角度
前足が7度、後ろ足が-7度くらいのダックスタンス。
です。
これを基準にセッティングをして、子供に合わせていきましょう。
まとめ
- スノーボードの用語を知るとセッティングが進めやすくなる
- 初心者、一般的なスノーボーダーのセッティングや角度を基準にすると良い
- 子供にもダックスタンスがオススメ
スノーボードを滑りやすくセッティングすることは、子供の楽しさや喜びにもつながります。
しっかりとセッティングが微調整を行い、楽しい時間を過ごしましょう。
どうしてもセッティングが分からないという場合、専門店などで指導してくれることもあります。
迷ったときには訪れてみても良いでしょう。