ご当地うどん

ご当地うどんのおすすめ3選!吉田うどん・筑後うどん・ひもかわうどんをご紹介

ご当地うどんが美味しい♪吉田うどん・筑後うどん・ひもかわうどんをご紹介

ご当地うどんというものを、皆さんはご存知でしょうか?

日本全国には様々なご当地グルメ(郷土料理)があります。
ご当地グルメは、その土地の歴史や食文化が色濃く反映されているものが多く、食べることでその土地の魅力を丸ごと味わえるのが魅力ですよね。

今回はそんなご当地グルメの中から「うどん」をテーマに、美味しくて個性豊かなご当地うどんを3種類ご紹介。

美味しいご当地うどんの情報をチェックして、お気に入りの一杯を見つけてみてください!

 

吉田うどんは日本一の固さが特徴!【山梨県】

吉田うどんは、山梨県富士吉田市のご当地うどんです。

富士吉田市のご当地うどん・吉田うどんの味わいや特徴、歴史などをご紹介しましょう!

 

吉田うどんとは

山梨県の東南部にある富士吉田市。
ここには“日本一固い”といわれているご当地うどん・吉田うどんがあります。

吉田うどんの最大の特徴はなんといっても「コシ」
そのコシは日本一固いといわれるほどで、しっかりとした歯ごたえを楽しむことができます。

汁は味噌・醤油がベースとなっており、甘辛く煮た馬肉や、ゆでたキャベツがトッピングされています。

コシのある麺を噛みしめたとき、出汁と具材の旨味が口の中にジワッと広がるのが吉田うどんの魅力。
噛めば噛むほど、麺から染み出てくる旨味にハマってしまう人が続出しています。

山梨県といえば馬肉も有名ですよね。
甘辛く煮た馬肉と、味噌・醤油ベースの汁が絡んだ麺は相性抜群!
山梨県の食文化である馬肉も楽しめるという点も、吉田うどんの魅力のひとつといえるでしょう。

山梨県に訪れた時には、富士吉田市が誇る絶品ご当地うどんを食べてみてはいかがでしょうか。

 

うどんの固さの理由とは

驚くほどのコシの強さが特徴の吉田うどんですが、なぜ固いのでしょうか?
その理由は、富士吉田市の歴史にありました。

昭和初期の頃、富士吉田の産業といえば繊維業でした。

機織りは女性が行っており、昼食の準備で作業を止めてしまわないように、そして女性たちの働く手が荒れないように、男性たちが昼食の準備を行っていたそうです。

男性たちが昼食に作ったのはうどんでした。

食べ応えがあり、腹持ちの良いものを作ろうと力強くを作り上げた結果、コシの強いこのご当地うどんが生まれたそうです。

山梨県の女性を支える男性たちによって、生まれた郷土料理ということなのですね!

 

筑後うどんはふんわり&粘りがとっても美味しい!【福岡県】

筑後うどんは、福岡県筑後地方のご当地うどんです。

このご当地うどんの魅力や美味しさ、優しい食感の秘密をご紹介しましょう。

 

筑後うどんとは

筑後うどんは、福岡県筑後地方(久留米市・大牟田氏・柳川市など)のご当地うどんです。

筑後うどんの麺は、ふんわり&粘りのある麵が特徴。
山梨県の吉田うどんのコシの強さと比べると、対照的な食感といえるでしょう。

筑後うどんは強いコシをもつ麺ではありませんが、この優しいフワッ、モチッとした食感が老若男女に好まれています。

このふんわり&粘りのある麺が、カツオや昆布などからとった繊細な出汁をよく吸う為、麺と出汁が一体となった美味しさを楽しむことができます。
スルスルと食べやすいのも特徴のひとつといえるでしょう。

ふんわり、モチモチした麺の食感、そして出汁の香りが鼻から抜けていく至福のひと時を、筑後地方で是非体感してみてください。

 

柔らかい&粘りが特徴!その理由とは

柔らかくてモチモチした粘りが特徴の筑後うどんですが、どうしてそのような食感になったのか、気になりますよね。

筑後地方は筑後川の水と広大な土地により、米と小麦の生産がとても盛んな土地で、うどんを食べる文化は昔からあったそうです。

うどんは食事の中で主食となる場合が多いと思いますが、筑後地方では「ごはんのおかず」として食べられていました。
ちょっと珍しいかもしれませんね。

うどんは各家庭で作られることが多く、忙しい農業の合間に作られていました。
時間をかけずにでき、汁物として作られていたため、柔らかくて粘りのある食感のうどんが好まれて作られたそうです。

各家庭で作られてきた筑後うどんでしたが、時代が変わって筑後うどんを専門とするお店が出てくるようになり、ご当地うどんとして広く知れ渡るようになったといわれています。

現在筑後地方には、約180以上のお店で筑後うどんを食べることができるそうです。

 

ひもかわうどんの特徴は平たい麺!【群馬県】

ひもかわうどんは群馬県桐生市のご当地うどんです。

ビジュアルがとっても個性的なこのご当地うどんの、食感や特徴、気になる“形”のルーツについてもまとめてみました。

 

ひもかわうどんとは

ひもかわうどんとは、群馬県桐生市の郷土料理のひとつで、平たい麺が特徴のご当地うどんです。

うどんというと細長いイメージがありますが、ひもかわうどんは薄くて平たい形をしており、この姿から平打ち麺(ひらうちめん)と呼ばれることもあります。

ひもかわうどんの麺はお店によって異なり、麺の幅は5mmのものもあれば、15㎝のものもあるそうです。
お店によってかなり違いがあるので、それぞれのお店の個性を楽しめそうですね。

薄さ約1mmと、しっかりと伸ばされた麺は、ツルリとした食感が特徴で、瑞々しい麺の美味しさを楽しめます。
モチモチとしたコシがあるのに決して固くなく、ツルンと食べられてしまう不思議な食感にハマってしまう人も多いのだとか!

ひもかわうどんの食べ方は幅広く、温かいうどんから冷たいざるうどんまで様々な食べ方があります。

汁とよく絡むひもかわうどんを頬張ると、出汁と素材の旨味が口いっぱいに広がって美味しいですよ!

是非この美味しさを体験しに、群馬県桐生市に訪れてみてはいかがでしょうか。

 

ツルッと食べられる平たい麺のルーツとは

個性的なビジュアルのひもかわうどん、この薄くて平たい麺のルーツは愛知県の「芋川うどん」と考えられているそうです。

愛知県芋川地方(現在は愛知県刈谷市)にある芋川うどんは、きしめんのルーツともいわれており、きしめんと比べるとコシが弱く素朴なものだったそうです。

この芋川うどんが桐生市に伝わり、ひもかわうどんが誕生したといわれているのです。(※)
(ひもかわうどんの「ひもかわ」は、芋川(いもかわ)がなまったものとも言われているそうですよ。)
※ひもかわうどん、きしめんのルーツには諸説があります。

ちなみに平たくなったのは、機織り工場で働く女性たちが「忙しくても食べられるように」と幅広く切ったことが理由といわれているそうです。
忙しい女性たちを支えた食事という点では、山梨のご当地うどんと似ていますね。

 

全国ご当地うどんサミットで日本各地のうどんを食べてみよう!

もっと色々なご当地うどんが気になる方のために、全国ご当地うどんサミットをご紹介しましょう!

これまで吉田うどん、筑後うどん、ひもかわうどんをご紹介してきました。
もうここまでくると、日本全国のご当地うどんが気になりますし、実際に食べたくなりますよね!

その土地に行って食べるのがご当地うどんの楽しみ方ではありますが、なかなか旅行に行けないという方は多いのではないでしょうか。

そんな方に、全国のご当地うどんが楽しめるイベントがありますのでご紹介しましょう!

「全国ご当地うどんサミット」は年に一度開催されている“ご当地うどん”をテーマにしたイベントで、日本全国から、その土地ご自慢のご当地うどんが大集結します。

このイベントでは、北は北海道、南は沖縄県までたくさんのご当地うどんが集まり、食べて楽しむことができます。
うどん好きにとって最高のイベントですよね!

開催地は3年ごとに変わり、2019年までは埼玉県の熊谷市で開催されました。
2020年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、やむなく中止となってしまいましたが、次回の開催が気になるところですね。

現在は次回の開催について告知はされていません。
ですが、日本全国のご当地うどんをアレコレ食べてみたい!という方は、公式サイトで開催情報をチェックして、イベントに参加するのもおすすめですよ♪

 

まとめ

今回は、「ご当地うどん」をテーマに、山梨県の吉田うどん、福岡県の筑後うどん、群馬県のひもかわうどんの3つのご当地うどんをご紹介しました。

うどんと一口に言っても、ご紹介したように色々と種類があるのが面白いですよね。
あなた好みのご当地うどんは見つかりましたでしょうか。

それぞれのご当地うどんが食べられる土地に旅行に行って楽しむのもよし!
通販などでお取り寄せをして味わうのもよし!

美味しいご当地うどんを食べて楽しんでみてくださいね。


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