衣替えは、お部屋が片付きますし、何より季節感を大切に出来ますよね。
しかし、そんな衣替えを思い立った日にやりがちではないですか?
実は、天気や時期によっては、大切な衣服や小物たちが傷ついてしまうことがあるのです。
今回は、衣替えにベストな天気や時期についてご紹介していきます。
また、カビや虫から衣類を守るための防虫剤などの使い方なども、一緒にしていきます。
目次
衣替えが雨の日ダメな理由
衣替えを雨の日にしてはいけない理由は、ずばり「湿気」です。
湿気をそのまま衣類と一緒に仕舞いこんでしまうと、長期の保管によりカビが生えてしまう可能性が高まります。
また、久しぶりに開けた衣類のケースなどに匂いが付いている事はありませんか?
それも、湿気が原因です。
なので、なるべく衣類も乾燥させ、天気も乾燥した日を狙うのが良いです。
下記に詳しい日程選びについてご紹介しますので、最後まで読んでみて下さい。
衣替えをする時期は最高気温で決める
衣替えをする時期を、体感で決めることも出来ますが、目安がありますので、そちらをご紹介します。
それは、最高気温を衣替えをする目安にする方法です。
春:15℃~20℃
まずは春の衣替えです。
5℃も差があり、衣替えを迷ってしまう事もあるかと思いますが、冬のコートやセーターは20℃あれば、もう絶対に着ませんよね。
その代わり、15℃の時のために薄手のジャケットやパーカーなど、気軽に羽織れるものをいくつか準備しておきましょう。
寒暖差が激しいので、そのような羽織物で調節できるように洋服を準備するといいでしょう。
夏:22℃以上
22℃を超えてくると、半袖で過ごす日も多くなるでしょう。
ただ、人によっては、まだ半袖一枚では心配という方のために、薄手のカーディガンなどを残しておくと安心です。
なので、22℃を超えてきたら、冬物はすべて衣替えをするという事です。
また、それと一緒に夏物も一気に出してしまいましょう。
秋:15℃~20℃
夏が終わり、最高気温が15℃~20℃まで下がってくると、日が出ている時間が短くなり、肌寒いなと感じるようになりますよね。
秋も春と同様に、このくらいの気温になれば同じようなジャケットやパーカーの出番です。
春同様、1日の寒暖差が激しいので、羽織物は重要になってきます。
薄手の長袖をベースに羽織物で調節してみましょう。
冬:15℃以下
15℃を下回れば、冬到来です。
夏物秋物は衣替えですべてしまい、その分の冬物をすべて出しておきましょう。
冬物のコート、ニット、小物類など、しまい込んでいたものを登場させましょう。
ベストな衣替えの日
気温差により、衣替えの大雑把な時期はご説明した通りですが、それでは具体的にはどのような日を狙って衣替えをするのがベストなのか、調べてみましたので、ご紹介します。
2、3日晴天が続いた乾燥した日の午前中
1番ベストな日は、「2、3日晴天が続いた乾燥した日の午前中です」です。
雨の日や湿気の多い日は衣替えに向かないとお話し済みですが、本当に衣服や小物類のことを考えると乾燥しきった日を選ぶのが1番です。
衣替えは思い立ったらやるのではなく、1週間くらい天気予報と相談して、日にちを決めるのが良いでしょう。
湿度のチェックも忘れずに
天気予報で晴れが続いていたとしても、湿度が高めな日が続いていると、あまり衣替えには向きません。
衣替えの天敵は「湿気」です。
なので、天気予報をチェックする際は、湿度も忘れずに見て下さいね。
しまうものも3日間干してしっかり乾かす
衣替えでしまうものも、しっかり乾燥させてからしまいましょう。
特に冬物は衣類自体に厚みがあるので、乾いたと思っても実はまだ乾ききってないという事があります。
なので、ベストなのはしまい洗いをしてから3日はそのまま出しておいて、その後しまうのがいいでしょう。
また、最近多く出回っている衣類用の消臭スプレーなどをかけた場合には、それもしっかり乾くまでは、衣替えでしまい込むのはやめましょう。
防虫剤と除湿剤の使い方
最後に、衣替えの時に一緒に新しいものに交換したり、入れ直す防虫剤や除湿剤の使い方についてご紹介します。
防虫剤と除湿剤では使い方がかなり違うので、しっかり覚えていってくださいね。
防虫剤の使い方
防虫剤の成分は空気よりも重いので、上から下へと成分が広がっていきます。
なので、引き出し用は、衣類の上にのせておくのがベストです。
また、クローゼットなどに吊り下げるタイプのものはパイプの真ん中に掛けるのが良いでしょう。
また、有効期限と適正量もしっかり守りましょう。
有効期限には「6ヵ月」と「1年」のものがあるので、半年後ごとに衣替えをする衣類には「6ヵ月」用を、クローゼットなどの大型収納の場合には「1年」用をと、使い分けるのが良いでしょう。
適正量はきちんと守らなくては、効果が発揮できません。
パッケージに書かれた量をしっかり守って使いましょう。
除湿剤の使い方
湿気は水分なので、空気よりも重く下に溜まります。
また、クローゼットは衣類がある程度の水分を含んでいるので、湿気の貯まりやすい場所です。
なので、除湿剤はタンク式のものをクローゼット下の四隅に、吊り下げタイプのものをパイプに下げて、併用するのが効果的な使い方です。
また、衣装ケースや引き出しには、シートタイプの除湿剤を使いましょう。
使い方は、吸湿面を上にして衣類の上に置くのが効果的です。
吸湿面を下にして衣類に当てても効果は得られません。
まとめ
- 衣替えを雨の日にしてはいけない理由は「湿気」が衣替えの大敵だから
- 衣替えは「2、3日晴天が続いた乾燥した日の午前中」を狙ってやりましょう。
- 防虫剤、除湿剤も効果的に使い、衣類を虫や湿気から守りましょう。
今回ご紹介した、衣替えの時期ですが、お仕事の都合などでなかなか実践することが難しいかもしれません。
なので、目安として考えてもらい、晴れの日などを有効に使ってみて下さい。