家庭科の3大宿題レポート テーマ例紹介
小学生から高校生まで、家庭科の宿題でレポート作成する経験を体験している方も沢山いることでしょう。
しかしここで問題となるのはレポートのテーマ。
自由に決めてよい場合など、頭を悩ました経験も多いのではないかと思います。
そこで、家庭科の宿題で活用できるテーマのうち、もっとも重要な3つのテーマの例あげわかりやすく解説していきます。
「家事」レポート
3大テーマの一つ目は「家事」です。
家事と一言にいっても多くの分野がありますね。
誰でも簡単に始められる家事に焦点を当てると以下の項目が考えられます。
①掃除(自分の部屋)
②掃除(自分の部屋以外
③洗濯
具体的にどのような部分に注目すべきかご紹介します。
①普段自分の部屋の掃除は、普段は母親任せだったり、簡単に掃除機をかけるだけだったりするかもしれません。
部屋に置いてある物一つ一つを整理しながら、掃除をする機会はあまりないのではないでしょうか。
そこでテーマの目的を「自分の部屋の掃除」してみましょう。
一度じっくりと自分の部屋向き合うことで、必要なものは勿論、必要ではないものも発見でき、より快適な部屋になるでしょう。
そこから、今後部屋に物を置く時に、何に気を付ければ整頓が上手くいくか、どこの個所にホコリやゴミがたまりやすいか等も発見できるはずです。
そこで気づいた点をまとめてみてましょう。
②次にテーマの目的を「自分の部屋以外の掃除」にした場合です。
例えば、毎日使用するお風呂や水回り、普段はあまり気に留めない玄関や靴箱など。
生活する中で徐々に汚れがたまる場所をしっかり掃除する事で、毎日使っているとわかりにくい、汚れた部分がどれだけあるか気づく点も多くあります。
また掃除する箇所によって、使用する掃除道具や洗剤なども変わってきます。
今は掃除道具も洗剤も種類が豊富なため、ご家庭によって使用している物も違ってくるでしょう。
それらを踏まえた上で、どの個所でどの洗剤や道具を使えば掃除がしやすいかをまとめてみるのも良い勉強になります。
③3つ目のテーマ「洗濯」です。
現代、洗濯は洗濯機が行ってくれますが、洗濯1連の流れはそれだけでは終わりません。
まず洗濯物を分け洗濯機にいれる→干す→乾いたら取り入れる→たたむ→各場所へしまう。
この1連の流れを全て一人でやっているお子様は、そう多くはいないのではないでしょうか。
この洗濯一つ一つの流れの中で、勉強になる部分も沢山あります。
例えば洋服などのタグをみて、洗濯機で洗えるか判断する=どの衣類が洗えないか把握。
また洗濯物を干す時は、なにに気を付けて干すべきか等です。
皴になりにくいよう広げて干す、型崩れしないようハンガーにかけて干す、など普段やって貰っている、当たり前だけど必要な作業を知ることができます。
「料理」レポート
3大テーマの2つ目は「料理」です。家事に続いて取り組みやすいテーマではないでしょうか。
料理も朝ごはん・昼ごはん・晩御飯のどれかを、毎日続けて作ったり、お休みの日やご両親が忙しい平日に代わって作ったり、はたまたおやつを作ったりと色々な実施の仕方があります。
料理は個人差があるものなので、各自テーマを決めてごくごく簡単に始められるものからでもよいでしょう。
もし料理をそこまでやっていないなら、以下のテーマなどがやりやすいです。
①母親の夕飯つくりの手伝い
②朝ごはんを作る(夕食より簡単な場合が多いので、一人でも取り組みやすい)
③一品だけ自分で作る
④盛り付けを担当する
また料理に少し慣れていれば、以下の内容のテーマでもよいのではないでしょうか。
⑤ヘルシーな夕食つくり
⑥火を使わない食事つくり
以上の料理を作る作業において共通する目的は、ご家庭の調味料や鍋の場所を把握し台所に立つ習慣をつけたり、食材を覚えて料理をすることに楽しさを持たせる事です。
また、料理を通じて家庭でのコミュニケーションや家族への日頃の感謝に気づくという点も挙げられます。
それを踏まえレポートに、料理を作った相手(家族)の感想や意見を聞いてまとめるのもよいでしょう。
料理をする前と料理をした後を比べ、「前は料理が面倒だと思ったけど、意外とうまくできたから今後も取り組みたい」や「思ったより難しかったので、味の工夫をしたい」といった
改善点や反省点をまとめてみましょう。
上記⑤に関しては、どの食材や調味料を使えば、ヘルシーな食事になるか、食材独自の栄養やカロリーをのせてより完成度が高いレポートになります。
⑥に関しては、災害等があって火が使えない時や、夏の暑い時期に火を使いたくない、もしくは省エネを目的家計に優しい食事つくりなど幅広い分野のレポートが書けるでしょう。
「ホームプロジェクト」レポート
3大テーマの最後は、「ホームプロジェクト」です。ホームプロジェクトを始めて聞いた方もいるかもしれません。
ホームプロジェクトは日常生活の中での問題点を見つけ、それを解決していくプロセスを自ら計画し実践することです。
このプロセスの例えは、「①See(気づく)→②Plan(計画する)→③Do(実行する)→④See(評価)」と表され、具体的には以下の流れとなります。
① Seeは問題の発見とテーマの決定。
②Planは問題の解決の方法をたて、計画を具体的に練る。
③Doは計画の実行をし、実際計画は上手く出来るか。
④Seeは計画の結果の反省や感想、また家族の意見などをまとめる。
ホームプロジェクトの最終的な目的は、勿論自分で見つけた問題点の解決ですが、今まであまりかかわらなかった(受け身であった)家庭生活に興味を見つけ、自分だけでなく家族の生活をより充実させる事です。
このことにより、今までよりも自立した生活をおくれるようになるでしょう。
具体的な例としては、お小遣いの使い方です【See】。
毎月貰っているお小遣いを家計簿につけ、無駄な出費がないかを調べる【Plan】。
無駄がある部分を有意義に使う、例えば毎日金額を決めて貯金し、どのくらい貯金ができたかを調べたり【Do①】、節約をして、幾ら節約出来たかを調べたり【Do2】。
そこから、実は幾ら無駄な出費が出ていたかや、家計簿の付け方を学んだ等感想や意見を書いたり、周りの家族に聞いてみたりするのもよいでしょう【See】。
これは自分のお小遣いだけでなく、家の電気・水道光熱費などにも活用できます。
もし家計が節約出来れば、あなたのホームプロジェクトで、家族もより充実した生活が送れるでしょう。
家庭科の宿題レポートまとめ方【重要】
家庭科の宿題でレポートをまとめるのを苦手としている人も沢山いるでしょう。
折角宿題に取り組んだのに、レポートでまとめられないと勿体ないですよね。
ここでは、どの様な計画をたてれば、良いレポートが書けるかをご紹介いたします。
レポートに入れるべき、5つのポイント
レポートをまとめるにあたって、話の流れを抑えることが重要になってきます。
では、まずは流れを抑えるための5つのポイントを順番に押さえておきましょう。
一つ目は、1、何をしたか短くまとめて説明すること。
例えば、家のリビングの掃除をしてみた、朝ごはんをつくってみた等です。
そしてそこから2、なぜそれをやろうと思ったのか動機の紹介をしましょう。
これは、最初宿題を始める際に、目的を明確化すると取り組みやすいです。
例えば、普段は掃除をしない場所を、忙しい家族に代わって掃除をしようと思った、バランスの良い朝ごはんを家族に作ってあげたかったから。
次にあげるポイントは、3、体験してみての気づきや感想です。
自分が実際に行動をしてみて、よく出来たか分析したり、家族にどう思ったかを聞くのもよいでしょう。
そして、その体験から学んだ変化がポイント4、改善点の説明です。
やる前とやった後どのような変化があったかを説明してみましょう。
例えば、「棚掃除をすることによって整理整頓ができて使いやすくなった」、「あまり朝食を食べない家族が朝食を楽しみにしてくれるようになった」などです。
など前後の改善点を具体的に説明していきましょう。
最後にポイント5、全体を通して感じたこと、今後どう生かしたかです。
例えば、反省点や次の行動に繋げる工夫などでもよいでしょう。
今まで掃除はほとんどしなかったけど、時間を見つけて掃除をするといったことや、上手く料理ができなったから今度からもっと料理するようにする、といったことです。
上記の1~5のポイントの流れに沿ってレポートを進めれば、話の筋がずれることなくわかりやすい文章になります。
頑張って長いレポートにしたりすると、どうしても論点がずれてしまいます。
ポイントに沿って短時間で分かりやすいレポートを書くようにしましょう。
写真を入れる
文章の流れ以外に重要になってくるのは、写真です。
ただ文章を読むよりに見やすく、直観的に理解できるため、情報が伝わりやすくなります。
例えば、どの食材を使って、どの様な料理を作ったかなど、食材→切った材料→出来た料理の写真を載せればより具体的に、どのように料理したかが伝わるでしょう。
また掃除のbefore→afterの写真を載せることで、どの位あなたの掃除によってき綺麗になったかわかりますね。
図、表、グラフを積極的に入れる
写真と同じく、図や表、グラフなどもレポートに取り入れるとよりロジカルな内容になりますし、アピールポイントを明確に伝えられます。
これはレポートのテーマにもよりますが、例えばお金に関わる取り組みをしたときに有効的です。
例えば、光熱費や自分のお小遣いの節約をテーマにしたとき、節約をした月とそれ以外を比べてみることで、幾ら節約できたかわかりやすく伝わります。
お金以外だと、料理の食材などにも使えるかもしれません。
野菜を何グラム使ったか、肉やお米と比べてどの位の量、料理に入っているかなどです。
このようにレポートを読んでいる相手が、内容を把握しやすくなるので、積極的に使いましょう。
まとめ
- まずは目的を決めて、動機を明確化しましょう
- 流れに沿って各ポイントを簡潔に書きましょう
- 文章だけなく、写真を入れてみましょう
- アピールポイントを伝えやすくするため図や表、グラフをのせましょう