広島県の千田町の人気のお祭り「千田わっしょい祭」が、2020年7月、25年の歴史に幕を閉じました。
毎月行われてきたお祭りで、集まる人も数多くいたのです。
それだけに、寂しさも大きくなってしまいます。
今回、この千田わっしょい祭と今まで催されてきたフリーマーケットのデータや歴史。
さらには、大注目のハンドメイドのフリーマーケットについてご紹介していきます。
広島県の千田町で毎月行われていたフリーマーケットの基本データ
広島県の千田町で毎月1回行われてきたフリーマーケット。
長く開催されてきたこのフリーマーケットについて、データから見ていくことにしましょう。
その歴史を感じられることでしょう。
名称
毎月1回、開催されてきたフリーマーケットの正式名称は以下の名前です。
「千田わっしょい祭」
フリーマーケットではなく「お祭り」が開かれていたことが、名前からでもわかります。
開催地
開催地は、もともと広島大学があった場所を利用されていました。
住所は以下の通りです。
広島県 広島市 中区東千田町1丁目1-89
開催日時
毎月1回、千田わっしょい祭は日曜日に開催されてきたのです。
第383回が最後となりました。
この時の開催に日時をご紹介します。
- 開催日
2020年の7月12日(日) - 開催時間
10時30分~13時30分
料金
入場料は無料です。
どなたでも気軽に足を運べるフリーマーケットなのです。
なお、ブースを出展したいという場合は以下の料金となります。
- 1週間以内に料金を振り込み場合は3100円
- それ以外の場合は2600円
です。
駐車場
広島大学の跡地が用意している駐車場はありませんのでご注意ください。
路上駐車は、近隣の方々の迷惑になりますので、絶対にしないようにしましょう。
なお、周辺にはコインパーキングなどがいくつかありますので、そちらを利用してください。
アクセス
駐車場がない事や、周辺住民に対する迷惑を考慮して、公式的には公共交通機関を推奨しています。
それに従い、電車でのアクセスを以下、ご紹介します。
- 広島電鉄「高野橋」下車、徒歩5分ほど。
特徴
広島大学が移転することとなったのが25年前のことでした。
3ヘクタールある広い跡地を地域の活性化や、地元を盛り上げることに使えないかというのが始まりです。
このアイデアは、何と広島大学生が提案しました。
その後、行政のタイアップも受けるようになり「千田わっしょい祭」がスタートしました。
フリーマーケットから屋台、演奏できる舞台など内容が充実しているのが大きな特徴です。
フリーマーケットは中古品からハンドメイドまで販売されていて、そのブース数は50と多いものでした。
地域住民はもちろん、商店街からブース出展をするということもあったのです。
広島で人気のフリーマーケット
現在、全国的にも注目をされているのがフリーマーケットでも「ハンドメイド」を扱ったものです。
広島には、ハンドメイド品のフリーマーケットが開催されています。
そこで、ここではそんなフリーマーケットについてご紹介していきます。
名称
広島のハンドメイドフリーマーケットの正式名称は以下のものです。
「Fes tokimeki」(フェス トキメキ)
開催地
会場となる場所は「広島産業会館 東展示館」です。
住所は以下の通りです。
広島県広島市南区比治山本町12-12
開催日時
開催日時に関しては、2020年と開催が決定された2021年の2つをご紹介します。
- 2020年の開催日時
2月15日(土) 11時~16時
2月16日(日) 10時~15時 - 2021年開催日時
7月31日(土)
8月1日(日)
時間はまだ未発表です。
料金
入場料金は無料です。
出店する際は、ブースと大きさによって料金が濃さなります。
以下、その料金をまとめていきます。
- ハンドメイドブース
13000~26000円 - ワークショップブース
17000円~26000円 - フードブース
17000円~34000円
この料金は2日間の料金です。
駐車場
東・北に410台分、地下に66台分の駐車場が用意されています。
アクセス
公式では、公共交通機関を推奨しています。
ここでは、電車でのアクセスとバスでのアクセスをそれぞれご紹介していきます。
- 電車の場合
広島駅から路面電車「比治山下経由宇品港行き」に乗車し、「南区役所前」で下車します。
そこからすぐのところにあります。 - バスでのアクセス
紙屋町県庁前「大学病院行き」に乗車、皆実町1丁目下車すぐ。
特徴
その名前からでもわかるように、ハンドメイド製品が多く集まるフェスティバルです。
2020年は何と、広島のみならず全国から250名ものクリエーターが参加しました。
また、2日間の来場者数は15394人と大盛況に終わったのです。
会場内ブースですが、手作りアクセサリーや雑貨のみならず、アート作品なども購入できます。
そして、ベーグルや食品類のブースもありますので目にもお腹にも楽しいフェスティバルといえるでしょう。
また、見る・購入する楽しみばかりではありません。
体験イベントも開かれて、お手製ハーバリウムが作れたりと人気になりました。
簡単で短時間、お子様でも気軽に体験できるので、良い思い出にもなるでしょう。
出店する場合、出店募集のお知らせが公式SNSなどで呼びかけが行われます。
その後、公式サイトにて必要書類をダウンロードしましょう。
書類の記入が完了したら、必要書類送付先のイベントメールアドレスに送ります。
2020年開催時の募集は、半年前から開始されています。
ですので、2021年の出店募集も半年前ほどからスタートする可能性が高いでしょう。
公式LINEを登録しておくと、すぐに情報を受け取ることができます。
東千田公園内の構造物について
現在、住民の憩いの場所となっている東千田公園。
長く千田わっしょい祭が開かけていた場所です。
この場所には実は、被爆し建物が残されています。
ここでは、歴史とともにその建造物についてご紹介しましょう。
広島大学旧理学部1号館
建築完了は1931年、増設は1933年に完了しました。
鉄筋コンクリートの3回建てのヨの字型の建物というモダンなものでした。
広島大学の前身である「広島文理大科」の学生たちが、勉学にいそしんだのです。
しかし、原爆の被害を受けてしまいました。
内部はすべて焼失、外側のみがかろうじて残りました。
学生の多くは行内にいなかったものの、悲しいことに一部学生は犠牲になってしまいました。
平成3年に完全閉鎖がなされ、その後広島市によって「被爆建物台帳」のリスト登録がなされたのです。
耐震調査によって使用することが難しいと判断された後からは、保存をすることが決定されました。
現在の広島市中区東千田へと移築された後、その歴史を教えてくれています。
被曝建造物
広島大学旧理学部1号館が、被爆建造物として登録されたのは1994年のことです。
外壁の一部分・柱などが、その当時のまま残され現在の人々に、戦争の無残さを教えてくれています。
その後、2013年に国の無償譲渡を受けました。
ここから、保存と活用について深い議論が重ねられるようになったのです。
その結果、正面部分を残すということになりました。
現在は近づけない
形をとどめ、その歴史を伝えてくれている広島大学旧理学部1号館。
建造物としては老朽化が進んでいます。
また、タイルの剥離も多く、入ると怪我をしてしまうリスクがあるのです。
このことから、中に入ることは禁止とされています。
まとめ
- 多くの人々に愛された千田わっしょい祭が25年の歴史に幕を閉じた
- 開催地であった東千駄木公園には、原爆や歴史について考えさせられる建造物がある
- 広島で人気のハンドメイドフリーマーケットが開催されている
残念ながら千田わっしょい祭は終了となってしまいました。
しかし、人気と注目のハンドメイドのフリーマーケットが開催されています。
建物内ですし、体験イベントブースも用意されていますので、ご家族皆さんで楽しめるでしょう。
ぜひとも、手作りならではの温かさに触れてみてください。