日頃お世話になっている人に、感謝の気持ちと新年の挨拶を伝える年賀状。
年賀状に子供の写真を使う方は多くいらっしゃいますが、送り先を考えないと思わぬトラブルに発展することも。
本記事では子供の写真を使うのはNGといった意見から使いたい側の本音、送りたい場合の方法をまとめました。
来年も気持ちよく迎えられるよう、本記事を参考にしてみてくださいね。
目次
年賀はがきに子供の写真はいらない・送られる側の理由
年賀はがきの時期になると「子供の写真を貼り付けただけの年賀はがきは迷惑」といった意見が上がるようです。
現代社会はハラスメントや様々なことに対する権利を訴えることが出来るようになった一方で、ささいなことでもトラブルになりやすい時代になったとも言えます。
ここでは、年賀はがきに子供の写真はいらないと思う人の理由を紹介します。
他人の子供に興味がないから
親戚の子供ならまだしも、何年も会っていない友人の子供はもはや他人に近いと思う人も。
世知辛い世の中ですが、このように考える人は多いようです。
毎年のように子供だけの写真が送られてくるが、あなたの近況を聞かせて欲しいのであって、正直子供には興味がないといった意見もありました。
SNSで手軽に近況報告が出来る時代だからこそ、わざわざ年賀状に子供の写真を使う理由はあまりないのかもしれませんね。
不妊や未婚などデリケートな部分でもあるから
子供を授かった家庭もあれば、一方で子供に恵まれない家庭ももちろんあります。
特に不妊治療をしている方にとってはデリケートな話題。
人によっては心を痛めてしまうことも。
また、女性の社会進出によって生涯未婚率や初婚の平均年齢は上がっています。
結婚したくても結婚できない事情がある方は大勢います。
そんな中で子供写真を送られるとナーバスな気持ちになってしまうこともあるようです。
年賀はがきに子供の写真を使いたい・送る側の理由
送られるのは不愉快だという意見がある中、なぜ子供の写真を年賀はがきに使うのでしょうか。
ここでは、送る側の意見を紹介します。
他にネタがない
年賀状は毎年送るもの。
学生時代は話題が豊富にありましたが、今は会社や家庭のみで目新しい話題がありません。
とりあえず近況報告として、子供の写真を使う方は多いようです。
子供がいれば報告するのが当たり前だから
お世話になった親戚や友人には結婚報告、出産報告するのは人として当たり前のマナーではないか。
であれば、子供の成長過程を報告するのもマナーではないかとの意見があります。
わざわざ別に年賀状を作るのは面倒だから
年賀はがきを送る人は年々減っていますが、それでも何人もの相手に送らなくてはならない場合、わざわざ個別に作るのは大変ですよね。
プリントサービスで写真付き年賀はがきを作るのは容易ですから、ささっと済ませたい方には便利です。
子供の写真をどうしても使いたい場合はどうすればいいの?
様々な意見はありますが、どうしても子供の写真を使いたい方はいるでしょう。
しかし、なるべくなら角が立たないようにしたいですよね。
ここではどうしても子供の写真を使いたい方への方法をお教えします。
子供の写真を使う際は送る相手を選ぶ
可愛いわが子の写真を送りたい気持ちはわかりますが、面倒でも相手を選びましょう。
親戚の方で、親しくしている方なら子供の成長を楽しみにしている方が多いでしょう。
また、友人や上司でも家族ぐるみで付き合いがあり、親交の深い相手なら問題ありません。
ただし、会社の上司や取引先へ送る際は、くだけた印象を与えてしまう場合があるので、子供の写真付き年賀状は避けましょう。
上記でも述べましたが、子供の写真付き年賀はがきを送られると不快な気持ちになる方もいます。
不妊治療中の方などにはとくに配慮が必要です。
子供の写真ではなく、家族写真を
あくまでも子供は子供です。送られる相手が気になるのはあなたの近況です。
ただ写真を貼り付けるのではなく、近況報告も一言添えてあげましょう。
送るのは子供が小学生以下の期間だけに
ネタがないからといって子供が中学生や高校生になってまでも、写真を送る人はほとんどいないですよね。
十数年も子供の写真ばかりを送られてきたら、貰う側はどうでしょうか。
また、載せる側はよくても載せられる子供の気持ちを考慮してあげましょう。
のちほど解説しますが、子供の写真を載せたことにより危険な目にあうこともあります。
よく考えてから載せるかどうか考えましょう。
子供の写真を年賀はがきに使うと危険な理由
実は、子供の写真を載せるのは危険だと指摘する意見も多いのです。
ここではその理由もいくつか解説します。
個人情報が丸見え
年賀はがきを見たことがある人はわかりますが、年賀はがきって自分の住所が丸見えなんですよね。
人によっては電話番号やメールアドレス等を記載している方も。
思わぬ犯罪に巻き込まれてしまう可能性があるのです。
特に年賀状の振り分け作業は郵便局員だけではなく、不特定多数のアルバイトを雇っている場合が多いのです。
知られてはいけない情報を記載するのは避けましょう。
可愛いわが子が犯罪の餌食に
あまり考えたくないことですが、小さい子に興味がある方も世の中にはいるのです。
最近では子どもを狙った犯罪も多く発生していますよね。
仮に犯罪者の目に留まり、子供の写真や家族構成、住所までチェックされてしまったらと思うと恐ろしいですよね。
最近では目隠しシールも販売されています。
そうしても送りたい方は検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
年賀はがきは日本の正月の風物詩ですが、SNSの普及によって、その数は年々減少傾向にあります。
そんな中、子供の写真を年賀はがきに使うのはNGではないかと言った意見は近年よく聞かれるようになりました。
送る側、送られる側それぞれが気持ちよく新年を迎えられるよう心遣いをしていきたいものですね。