一年に一度しか書かない年賀状は、相手に失礼の無いように書きたいですよね。
しかし、相手に子供がいて、宛名をどう書いたら良いのか迷ったことはありませんか。
本記事では子供の名前の入れ方や、宛名・連名の書き方、基本的なルールを解説します。
年賀状の書き方に迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
年賀状の宛名に子供の名前は入れる?
年賀状の宛名に子供の名前を入れるかどうか迷ったときに参考にしてほしいことを紹介します。
子供の名前を入れる場合
まず、年賀状の宛名に子供の名前を入れる場合は次の通りです。
家族同士の交流がある
家族同士の交流が盛んで、頻繁に行き来しているような間柄でしたら子供の名前を入れてあげましょう。
一言添えてあげるとさらに印象が良くなります。
子ども同士の仲が良い
相手の配偶者とはそこまで面識はないけれど、子ども同士の仲が良い場合もありますよね。
複雑な状況ですが、子ども同士の交流を続けていくのであれば入れてあげましょう。
子供の名前を入れない場合
続いて、年賀状の宛名に子供の名前を入れなくても良い場合は次の通りです。
子供と面識がない
夫婦とは面識はあるけれど、子どもには直接あったことがなく、報告のみの場合もありますよね。
名前をそもそも知らなかったり、漢字も知らなかったりする場合は、無理に入れる必要はありません。
分からないからといってひらがなで書いたり、漢字を間違えたりしたら相手によっては不快な思いをすることもあります。
【番外編】子供の名前は何歳まで載せる?
年賀状のマナーや決まり上、厳密には〇歳までとは決められていません。
子供が大きくなってきたときや、子供自身が年賀状を出すようになってきたら載せなくても良いでしょう。
年賀状の宛名・連名の書き方
連名の書き方ですが、基本的なルールとして
・世帯主を右側に書く
・世帯主の左隣から順に、世帯主の妻(夫)、世帯主の子供の順に書く
があります。しかし、
・子供の名前を省略しても良い
・送り先の家族が大家族である場合は「ご家族様」といった具合に省略しても良い
ことを抑えておきましょう。
ここでは相手別の宛名・連名の書き方を紹介します。
家族や夫婦の場合
前述していますが、世帯主を右側に書き、左隣に世帯主の妻(夫)を書きます。
世帯主以外は、苗字は書かずに下の名前を書きます。
敬称はそれぞれに書き、失礼のないよう注意しましょう。
子供の敬称ですが、子供がまだ小さい場合は「ちゃん」「くん」でも構いません。
余談になりますが、ペットの名前は書かなくても大丈夫です。
会社関係の場合
個人名+様で書きましょう。
「殿」は表彰や発行文書で使用されるので年賀状では使いません。
役職名で送る場合、敬称は付けず、「部長」「社長」といった形で書きます。
連名についてですが、会社関係の人の場合、直接面識のない人から連名で記載され、不快な思いをする人もいるようですので避けましょう。
ただし、差出人の名前を書く場合は、上司や同僚と連名で記載しても構いません。
その場合は役職順に右から左に書いていきます。
書くスペースがない場合は役職が一番上の人の名前を書き、あとは「一同」などと省略しても良いです。
これだけは守ろう!年賀状の宛名の基本
年始の挨拶に、マナー違反だと思われるのは誰しもが避けたいものです。
書き方を守って、お互いが気持ちよく一年を迎えられるよう、基本的なルールを守りましょう。
宛名を書くときは黒色で
宛名は黒字が基本です。もしくは青であればマナー違反になりません。
当然ですが、鉛筆や消えてしまうタイプのペンを使うことはやめましょう。
万年筆や毛筆、筆ペンなど字が太くなるものを選びましょう。
修正テープ・修正ペンはNG
公式な文書などで修正テープや修正ペンを使ってはいけないのはご存知かと思います。
年賀状で相手の名前を書き間違え、さらに修正テープで消すのはマナー違反です。
手間はかかりますが、新しい年賀はがきを使いましょう。
二重線の訂正もNG
ビジネスの場合、間違えてしまった部分を二重線で訂正し、訂正印を押すことはよくあります。
しかし年賀状の場合、先ほど同様に相手の名前を間違えて送るのはマナー違反です。
この場合も新しい年賀状で書き直しましょう。
名前は省略文字ではなく正しい漢字を
いくら親しい相手であっても、省略した文字を使うことはやめましょう。
特にニックネームなどは絶対に避けてください。
中には旧漢字や難しい漢字もありますが、面倒くさがらずに正しい漢字を書きましょう。
まとめ
年賀状の宛名や連名の書き方は案外知らないものです。
年始の挨拶になるものですので、マナー違反にならないように気をつけたいものですね。
ポイントを抑え、今年一年お世話になった方に年賀状を出してみませんか。