年賀状の季節がやってきました。
両親や親戚をはじめ、会社関係やお世話になった人たちのリストを集めるだけでも大変。
でも送り先のご家族にお子さんがいらっしゃる場合、年賀状の宛名に子供の名前も連名にしたほうがよいのか悩みますよね。
今回は、年賀状に子供の名前を連名にする書き方や、年賀状を送る時に気をつけて欲しいマナーについてお話したいと思います。
目次
年賀状で子供の名前を連名にする正しい宛名の書き方
年賀状に子供の名前を連名にする場合には、宛名の書き方にルールがあります。
自分の子供の名前まで書かれている年賀状をもらうと嬉しいもの。是非書き方をマスターして下さいね。
子供の名前を連名にする時のルール
家族ぐるみで付き合いがあるのなら、年賀状を送る相手の配偶者や子供の名前を連名にすると喜ばれますよ。
その時の宛名は、まず1番右に世帯主のフルネームを書きましょう。
その左横に配偶者、そして子供の名前と続きますが、苗字は省略します。
ただし敬称は忘れないように大人は「様」、子供には「ちゃん」や「さん」とつけることが多いようですよ。
年賀状を送る先の家族にたくさん子供がいる場合は?
子供の名前を連名にしたいと思っても、3人4人といる場合は全て書き切ることは難しいですよね。
年賀状に宛名を書く時は4人が最大と覚えておくとよいかもしれません。
それより多くなる場合は「◯◯家御一同様」や世帯主のフルネームの左隣に「御家族様」と書くようにしましょう。
家族と面識がない場合は連名にしなくてもよい?
仕事の間柄や趣味のサークル内での付き合いなどで、お互いの配偶者や子供とはほとんど面識がない場合もありますよね。
その時は、配偶者や子供の名前を連名にする必要はありません。
うろ覚えのまま書いてしまうと、子供や配偶者の名前を間違えることもあり失礼にあたります。
ただし今後家族間の交流があるかもしれない場合は、年賀状を連名にすることでスムーズな関係を築くことができるかもしれませんね。
年賀状を送る時のマナーは?
12月になるといよいよ年賀状を書かなくてはと気持ちばかり焦ってしまいますね。
年賀状を送る時期や賀詞、挨拶文の書き方など、基本的なマナーをおさらいしましょう。
年賀状はいつまでに送るべき?
年賀状は1月7日を過ぎないように送ります。
門松やしめ縄などのお正月の飾りをする「松の内」という期間がありますが、地域差があるものの、一般的には1月7日までとされているからです。
いただいた年賀状の返信が遅れる場合は、「寒中見舞い」として送るとよいでしょう。
「寒中見舞い」は立春の2月4日までならよいとされていますが、返信はできるだけ早いほうが失礼にあたりませんよ。
目上の人への賀詞は◯◯◯◯が正しい
年賀状といえば「あけましておめでとうございます」ですが、同じ意味の賀詞として「迎春」や「賀正」などもありますよね。
しかし、会社の上司や年配の人など目上の人に対しては2文字ではなく4文字の賀詞を使いましょう。
より丁寧で失礼にあたることがありません。
「謹」や「恭」、「敬」など相手を敬う文字が入ることによって礼儀にかなった挨拶ができますよ。
一例として
・謹賀新年や謹賀新春
・恭賀新年や恭賀新春
・敬寿歳旦
・慶賀光春
挨拶文には句読点はNG!?
また文章で書く賀詞もありますが、市販の年賀状をよく見てみると、挨拶文に「、」や「。」の句読点がないことに気づきます。
なぜなら、句読点は「区切り」や「終わり」を意味するものだからです。
知らないで使ってしまうと、新年早々相手に嫌な思いをさせてしまうこともあるので注意しましょう。
もし、間違ってしまった場合も修正ペンで消したりなどはせず、新しい年賀状に書き直して下さいね。
書き損じの年賀状は郵便局で手数料こそわずかにかかりますが、ハガキや切手に交換してもらうことができます。
まとめ
【子供の名前を連名にする時の宛名の書き方】
・世帯主のフルネームを1番右側に、左にむかって配偶者、子供の名前を書く
・子供の人数が多く宛名が5人以上になるようなら、世帯主をフルネームにその左横に「御家族様」と書くか、「〇〇家御一同様」としてもOK
・名前が不確かな場合は書かないほうが無難、敬称は忘れずに書くなど失礼のないように配慮する
【年賀状を送る時のマナー】
・1月7日の「松の内」までに年賀状を送る
・返信が遅れてしまう場合は「寒中見舞い」を立春の2月4日までに送る
・目上の人には「賀正」などの2文字の賀詞ではなく4文字の賀詞を書く
・文章の賀詞は句読点は書かない