日本でもトップクラスの受験倍率で伝統を重んじる宝塚音楽学校。
そんな宝塚音楽学校ですが、やはり新型コロナウイルスの影響は避けられず、2020年度の入学式は異例づくめだったようです。
本記事では宝塚音楽学校の2020年度の入学式の様子についてまとめました。
目次
【宝塚音楽学校入学式】2020年度は2か月遅れ!
冒頭でも説明した通り、2020年度の入学式は伝統を大幅に変更しての実施となりました。
具体的にどのように実施されたのか紹介していきます。
入学式は2カ月遅れ
新型コロナウイルスの影響により、入学式は二カ月遅れの開催となりました。
合格発表も掲示板に張り出される元来の方法ではなく、ホームページでの発表でした。
1995年の阪神淡路大震災のときでさえ入学式は行われており、2カ月遅れの入学式は今回が史上初だそうです。
例年の校内講堂ではなく、宝塚大劇場ロビーで行われた
2020年度は宝塚大劇場ロビーで行われました。
例年は音楽講堂ですが、講堂は隣同士の距離感が近いことや窓を思い切り開放できないこと、天井が低めであることから大劇場ホールに変更になりました。
大劇場では椅子の間隔を開け、保護者や来賓の人数制限もされ、密状態を避けた形で実施されています。
こんな細かいところまで…何もかも異例づくめ
新型コロナウイルスの感染拡大予防のために例年行われていたものが大幅に変更になりました。
- 報道陣への公開はなし
- 名前を呼ばれても返事はせず、お辞儀のみ
- 国歌、高歌の斉唱はなく、音源を流すのみ(唾液等の飛沫防止)
- 本科生に校章をつけてもらうセレモニーはなし
- 写真撮影や入寮などの準備も複数班に分けて行う
- 夏休み期間の短縮や行事の日程変更も余儀なくされる
宝塚音楽学校の入学式名物も新しい生活様式に合わせる形となり、大変な時代に突入したなと感じますね。
式典では小林公一校長が「合格発表も入学式も、例年とは異なる形で行わざるをえなくなった。(新入生は)入学時から既に注目されている」と言及。
108期生には新型コロナウイルスに負けずに素敵なタカラジェンヌを目指してほしいですね!
【宝塚音楽学校入学式】2020年度(108期)入学!未来のタカラジェンヌは?
108期生首席入学は奥山映美さん
2020年度首席入学したのは奥山映美(えいみー)さんです。
新型コロナウイルスで世の中が不安定になったり、思うようなレッスンが受けられなかったことでしょう。
ですがその中での首席入学とは本当に素晴らしいことです。
最初で最後の受験と決めており、見事一発合格だったようです。
映美さんの憧れは元・花組トップスターの明日海りおさん。
「華やかで凛とした、どんな役も演じられるタカラジェンヌになりたい」との入学式での発言が頼もしいです。
きりっとした和風ビューティな顔立ちにすらっとした立ち姿の奥山詠美さん。
成長が楽しみですね。
岡原ゆづきさん
4度目の挑戦で見事合格した広島市出身の岡原ゆづきさん。
岡原ゆづきさんのお姉さんは花組の102期生・鈴美梛(すずみな)なつ紀 さんです。
宝塚音楽学校の受験倍率は例年20~30倍。
それを姉妹揃って合格するとはすごい以外言いようがありませんね。
岡原さんの憧れは、音くり寿(おと くりす)さんで、自粛期間中も自主稽古に励んでいたのだそう。
実は岡原ゆづきさん、2016年に開催された自己表現力コンテストで弁論の部最優秀賞を受賞しているんです。
小柄でクリっとした目が特徴的な岡原さんが舞台に上がる姿が楽しみですね!
野中みくさん
男役を目指している野中みくさん。
国際高等バレエ学校出身で、バレエ大国ロシアに留学した経験もあるそうです。
受験本番ではバレエで失敗されたそうですが、見事合格。
13年越しの夢のスタートが切れて本当に良かったですね!
かなりの長身で、目がぱっちりしており、いい男役になりそうです。
まとめ
感染症対策のために異例づくめとなった宝塚音楽学校の2020年入学式。
夏休みの短縮や行事の大幅な日程変更があるようですが、負けずに憧れのタカラジェンヌを目指してほしいですよね。
世の中が少しでも落ち着き、私たちに夢を与えてくれる宝塚歌劇団を早く観覧できる日が来ることを祈っています。