こども手帳は、こどもの自主性を育てることに繋がると大変人気がありますが、一方でなかなか続かないといった悩みも聞かれます。
こども手帳が続かない理由は、案外ちょっとしたことかもしれませんよ。
そして、こども手帳に対する親のサポートや楽しくなる工夫もやっぱり大切。
今回は、なかなか続かないこども手帳を上手く継続していくためのコツや、親ができる工夫とポイントはどうしたらよいかお話したいと思います。
目次
なかなか続かない?「こども手帳」をうまく続けるコツ
「一週間分の予定を書き込む」「できたことはマーカーで消す」「消した分だけのポイントを清算する」という簡単3ステップのこども手帳。
にもかかわらずなかなか続かないのなら、次のようなことに気を付けてみてはいかがでしょうか。
手帳は使い勝手を重視して選ぶ
「今やるべきこと」が一目で分かる手帳を選びましょう。
手帳自体に機能が多く複雑であれば、こどもは何をしてよいか分からないばかりか、面倒臭くなって手帳を見るのも嫌になってしまいます。
こどもの年齢や性格、好みに合わせた使い勝手の良い手帳をチョイスすると、こども手帳が継続しやすくなるかもしれません。
今、こども手帳が続かないことで悩んでいる方は、お手持ちの手帳の使い勝手をチェックしてみてくださいね。
こどものモチベーションがアップするアイテムを選ぶ
シンプルな手帳はつまらないというお子様もいますが、これは自分だけのオリジナルが作れるチャンス!
最近ではデザイン性の高いマスキングテープやシール、スタンプなどが充実しているので、可能性は無限大。
こどもの自主性を信じる
こども手帳を始めても、「いつやるの?」「もうこんな時間だよ!」とついつい言いたくなってしまいますがちょっと我慢しましょう。
結局こどもは「やらされている」と感じてしまい、こども手帳を続ける意味はありません。
そこに出来ない、あるいは続かない理由があるかもしれません。
本来こどもは目の前のことに夢中になれる力があるので、まずはこどもの自主性を信じる気持ちが大切です。
こども手帳に親のコメントを入れて褒めてあげる
こども手帳を買ってハイ頑張ってね!と、こどもに渡して終わりではありません。
こどもが出来たことにはちゃんと褒めてあげましょう。
こども手帳にコメントを入れるとこどもは喜びますし、モチベーションアップにもつながります。
ポイント制で何に交換するか親子でしっかり決める
こども手帳で得られたポイントを何に交換したらよいか、また後ほどお話したいと思いますが、あらかじめ親子でしっかり決めておくことをおすすめします。
最初に言っていたことと違う、思っていたモノではなかったなど、親子の間でもトラブルのもと。
せっかくのこどものヤル気も失せてしまうことになりかねません。
ポイント制は、こどものモチベーションを上げる重要なポイント!
ぜひこども手帳を始める前に、親子でしっかりと話し合ってみてくださいね。
うまく続ければ「こども手帳」にはこんなメリットがある!
ところで、こども手帳が人気なのはなぜでしょうか?
うまく習慣にできれば次のようなメリットがあるからですよ!
自分で考えて行動できる
こども手帳は、次にやるべきこと・いつやるべきか・そしてまだやっていないことが見てすぐ分かる仕組みです。
今これをやらなくてはダメだなという気づきは、優先順位をつけて物事を進めていく力になります。
また、自分のやりたいこととのバランスを考えられるので時間の使い方も上手くなります。
やるべきことを習慣化できる
こどもは3週間あれば何事も習慣にできるそうです。
こどもといえど、毎日の宿題やお手伝い、生活面でもやるべきことは多いですが、一度習慣にしてしまえば、こどもにとっても親にとっても嬉しいですよね。
生活習慣を改善できる
こども手帳でやるべきことを常に考えながら行動することで、規則正しい生活習慣が身につくでしょう。
これまでは遅くまでテレビを見たりゲームをしたり過ごしていた時間も少なくなったり、自分の身の回りのこともテキパキをこなせるようになりますよ。
「こども手帳」のポイントのメリットは?
こども手帳のポイントは、何を交換すべきか?
「お金はちょっと・・・」など、ポイントを何に交換するかはみなさんの悩みの種ではないでしょうか?
ポイント制をうまく利用することで次のようなメリットがありますよ。
ついつい貯めたくなるポイントで計算力がつく
何かをクリアしたらもらえるポイント制は、こどもからするとゲーム感覚でとても楽しくワクワクするものですよね。
どれだけポイントが貯まったか?そして500ポイントまであと何ポイントか?など、こどもの計算力を高めるきっかけになります。
現金に交換すればお金の大切さが分かるようになる
貯まったポイントをこどものお小遣いとしてお金と交換するご家庭も多いようです。
こどもの年齢にもよりますが、こどもにお金の大切さを肌で感じてもらえるよい機会になるでしょう。
ただし、ポイント制にするのはこどものヤル気を引き出す手段であることを忘れずに。
こどもの欲しいものと交換すればモノとお金の対価を感じられる
こども手帳を始めたばかりのこどもは、ポイントをもらうことが目的となってしまいがちです。
でも次第に自分の欲しいものは何か、それがどのくらいのお金の価値に相当するかが分かるようになってくるはずです。
最近よく見られるようになった昔ながらの駄菓子屋さんや、鉛筆や消しゴムなどの文房具は単価も低いですし、こどもにはちょうどよい買い物の勉強にもなり、金銭感覚も身につくでしょう。
まとめ
【こども手帳をうまく続けるコツ】
・こどもが分かりやすく使いやすいシンプルな手帳を選ぶ
・こどものモチベーションがアップするアイテムを選ぶ
・こどもの自主性を信じる
・親のコメントを入れて出来たことを褒めてあげる
・ポイントは何に交換するか親子で決めておく
【こども手帳を続けるメリット】
・自分で考えて行動できるようになる
・やるべきことを習慣化できる
・生活習慣を改善できる
【こども手帳のポイントはどうする?】
・うまく活用できれば、計算力がついたりお金の大切さが分かるようになる
・欲しいものとお金の対価が分かり、金銭感覚が身につく
・ポイントは、最初は目的であっても、次第に手段となり使い方も考えられるようになる