ニットはかさばり、収納場所も結構必要なので、しまい方にお困りではないでしょうか。
昨シーズンも人気だったニットコートなど、たたんで収納するにしても、ハンガーにかけて収納するにしても場所をとるのには、違いがありませんよね。
そんな悩みを今回は、ニットのたたみ方から収納方法までを、順番にご紹介していきたいと思います。
また、冬物のしまい方のNG例もいくつかご紹介しておきますので、反面教師として読んでみて下さい。
ニットをしまう前にたたみ方をマスターしよう
まずは、しまう前に、コンパクトに収納するため、ニットの種類ごとにたたみ方をご紹介します。
それでは、薄手のニットと厚手のニット、またハンガーにかけておいた方が良いもの、3つに分けて説明していこうと思います。
薄手のニット
まずは、春夏に使っている薄手のニットから説明していきます。
- 裏返して、身頃を整える
- 収納する引き出しの幅に合わせて、袖を折る
- その後は裾の方からクルクルと巻く
- 表に返して出来上がり
薄手のニットはたたんだ折り目が、厚手のニットよりも目立つので、袖と身頃の折り目は意識してきれいにたたんでください。
厚手のニット
厚手のニットも、基本のたたみ方は薄手のニットと変わりありません。
- 引き出しの幅に合わせて袖を折る
- 裾の方からクルクル巻く
- 表に返して出来上がり
ポイントは、収納する引き出しの幅に合わせて袖をおって、たたむことです。
これは、薄手のニットと同じ場所に収納する時に統一感を出すためです。
ハンガーに収納する場合
収納ケースに入れるのが難しい、ロングカーディガンやニットコートは、ハンガーにかけて収納するのがベストです。
ただ、そのままかけてしまうと型崩れを起こすので、ニットのハンガーへのかけ方をご紹介します。
- たたむ時と同じように、身頃と袖を折りたたむ
- 半分折りの状態でハンガーにかける
これは比較的簡単な方法なので試してみて下さい。
収納方法5選
ニットのしまい方を5つの収納アイテムに分けてご紹介します。
気になる、収納アイテムがあればぜひ試してみて下さい。
衣装ケース
どこのご家庭にもあるでしょう、衣装ケース。
上記でニットのたたみ方をご紹介しましたが、この衣装ケースの幅に合わせてニットをたためば、とてもきれいに収納が出来ますよ。
そして、衣装ケースは中身も見やすくなっているので、来シーズン取り出すときにも取り出しやすいですよね。
吊り下げホルダー
吊り下げホルダーとは、よくタオルの収納などで使うアイテムです。
クローゼットのポールに余裕があるようでしたら。気軽にニットをしまうことが出来るので、設置してみてはいかがでしょうか。
冬小物もニットと同様に簡単に収納出来て、キレイで見やすいです。
ハンガー
上記で紹介した、ロングカーディガンやニットのロングコートは、ハンガーへかけるのが洋服へのダメージが少ないです。
正しいたたみ方をして、ハンガーで収納してみて下さい。
圧縮袋
衣替えの必須アイテムですよね。
収納スペースが大分限られている場合などは、積極的に使っていきましょう。
圧縮袋によっては、衣類を1/2くらいまで圧縮してくれるものもあります。
また、ハンガーにつるしたまま圧縮できる商品もあるので、コートなどはそちらを活用してみるのもいいでしょう。
布製の収納ボックス
クローゼットに余裕があるようでしたら、布製の収納ボックスもおススメします。
布製がなぜ良いかというと、通気性が良いからです。
プラスチック製の収納ボックスは風を通さないので、湿気が貯まりやすくカビなどが生える危険性があります。
その点、布製のものはカビが発生にくく、大切な洋服を守ってくれます。
ただ、何を入れているのかが分かりにくくなってしまうので、ラベリングなどで対応するといいでしょう。
冬物のしまい方NG例
冬物のしまい方にはいくつかNGがあります。
今回は間違った衣替えをしないためにも、NG例を参考にしてみて下さい。
初夏にしまい洗いをする
初夏まで衣替えをしないでいると、ニットに付着している衣類を食べる虫が繁殖し、卵を産み付けている可能性があります。
なので、衣替えのピークはGW明けまでとしましょう。
また、しまい洗いをするときには、洗った後も2、3日は衣類を干しておいた方が良いので、天気予報を良くチェックして晴れの日が続く日を選びましょう。
1回しか着てない衣類を洗わずにしまう
着たのは1回とは言え、ほこりや汗などが付着してしまっているので、黄ばみなどの原因になります。
なので、1回でも着たニットは必ずしまい洗いをしてから、収納するようにしましょう。
防虫剤を使わない、入れ方が間違っている
防虫剤はニット素材のものには必須アイテムです。
防虫剤はその成分が気体となり、上から下へと流れていきます。
なので、防虫剤は衣類の上に置きましょう。
また、使用期限や適正量がありますので、チェックしたうえで使用するようにしてください。
ケースのぎゅうぎゅうに詰め込んでいる
これは、防虫剤とも関係があります。
衣服をぎゅうぎゅうに詰め込んでいると、うまく防虫剤の成分が行き渡らない可能性があります。
また、詰め込んでいると、ニットのふんわり感も無くなりますし、取りにくくなりますよね。
なので、出来るだけ余裕を持たせて、収納するようにしてください。
クリーニングの袋を外さない
クリーニング店でかけてくれているビニール袋は一時のほこり除けです。
そのまま収納してしまうと、カビなどが生える原因となります。
クリーニングから返ってきたニットは、ビニール袋を外し、衣替えの天敵である湿気を逃がすために、陰干しをしてから収納するようにしてください。
まとめ
- ニットをたたむ時には、薄手のもの、厚手のものどちらも統一感持たせてたたみましょう。
- 収納方法はいくつかありますので、ご自宅の収納スペースに合わせて選択してください。
- 衣替えにはNGも沢山あるので、それを避けて大事な衣類を守る衣替えをしましょう。
ニットは、かさばったり小さくたためなかったりと、衣替えの中でも1番の難関ですよね。
今回ご紹介したニットのたたみ方や収納アイテムを使って、簡単に衣替えをしてみて下さい。