プラネタリウム 東京

東京都現代美術館で展示されたプラネタリウム芸術作品が凄かった!

2014年に東京都現代美術館で開催された「ミッション〔宇宙×芸術〕ーコスモロジーを超えて」をご存じですか?

「宇宙×芸術」とは何ぞや?とまず疑問に思いますが、宇宙をテーマにした芸術作品といったところでしょうか。

新しい芸術の分野としても確立されていますよ!

この企画展では様々な視点で表現された宇宙芸術作品が50点展示されましたが、今回はプラネタリウムの作品をご紹介したいと思います!

 

東京都現代美術館で展示されたプラネタリウムの作品とは?

2014年東京都現代美術館「ミッション〔宇宙×芸術〕ーコスモロジーを超えて」の中で、展示室全てを使った星空の投影作品がありました。

見る者を即座に宇宙に連れていってくれるプラネタリウム。

この作品を手掛けたアーティストと作品についてお話していきましょう。

東京都現代美術館 プラネタリウム 山

 

大平貴之「SUPER MEGASTAR-2とオーロラ」

プラネタリウム作品は、大平貴之氏による「SUPER MEGASTAR-2とオーロラ」。

SUPER MEGASTAR-2というのは光学式プラネタリウム投影機で、なんと直径10m~23mのドームに対応できるそうです。

星の配列に合わせて孔をあけた恒星原版というものに光を当て、レンズを通してスクリーンに投影する光学式をとることで、奥行のあるリアルな星空が再現できるのが特徴。

映し出される星は限りなく小さく、より本物に近い臨場感を体験できます。

その投影機の技術も然ることながら、展示室の中央に設置された投影機の周りにはクッションが置かれ、思い思いに寝転んで鑑賞できたそうですよ!

まさに宇宙を体験できる芸術作品ですね。

 

「MEGASTAR(メガスター)」が常設されているプラネタリウムはどこ?

海外でも常設されているMEGASTARですが、今回は首都圏にある施設をいくつかご紹介したいと思います。

  • 神奈川県厚木市|神奈川工科大学厚木子ども科学館

【公式HP】https://www.city.atsugi.kanagawa.jp/acsc/

  • 神奈川県川崎市|かわさき宙と緑の科学館

【公式HP】https://www.nature-kawasaki.jp/planetarium.html

  • 東京都江東区|日本科学未来館

【公式HP】https://www.miraikan.jst.go.jp/

  • 東京都港区|プラネタリウムBAR

【公式HP】http://planetarium-bar.com/about/index.html

 

「GIGANIUM(ギガニウム)」新たに世界最大のプラネタリウムが完成!?

そもそも大平貴之氏って誰?アーティスト?と思っていませんか?

違うんです!!

実は彼こそが、MEGASTARの開発者なのです。

幼い頃から星が好きでプラネタリウムに通っていたとか。

ここでは、大平貴之氏が完成させた、前代未到、史上最大となる最新鋭のプラネタリウム投影機について紹介します。

東京都現代美術館 プラネタリウム 投影機

 

大平技研とは?

大平貴之氏をトップとする、プラネタリウムの設計や製造、またイベントの企画や制作まで手掛ける会社です。

「美しい星空を見上げると人はなぜ感動するのか」を永遠のテーマに、科学技術によって宇宙をありのまま再現し、その美しさは芸術に値する。

(一部抜粋【参照】https://www.megastar.jp/corporate/

会社HPの中でこのようなお話をされていますが、まさに技術力が高いだけでなく、人の感動を呼び起こす素晴らしい仕事をされていますよね。

 

巨大ドームに対応「GIGANIUM(ギガニウム)」

その大平技研が新たに完成させたプラネタリウムの投影機が「GIGANIUM(ギガニウム)」。

なんと、史上最大となる直径500m超大型ドームに星空を投影することができるというのです!

2019年8月には、メットライフドーム(埼玉西武ライオンズ本拠地)にて試合終了後に投影イベントが行われました。

大平氏による解説の中、外野フィールドエリアは開放され、観客は思い思いに芝生の上に寝転びなから星空を眺めることができたといいます。

 

GIGANIUMの高い技術の可能性

実は、GIGANIUMの技術は従来の光学式プラネタリウムとは全く異なります。

新開発された超高輝度の光源が使用されていること。

さらに、独自のミラー光学系による投影方法であること。

つまり、ミラーボールのようなものにたくさん鏡を貼って、そこに強い光を反射させる仕組み。

大きさや角度を変えて鏡1枚に対して1つの星を再現する、とてつもない技術ですよね?

でも大平氏は、こういった機械が完成したら終わりなのではなく、どんな環境で楽しめるのかが重要だと言います。

そして、そのための演出や音楽の知識を得ることがとても面白いのだとか。

数万人規模で、しかも同時に鑑賞できるGIGANIUMの技術は、さまざまな大規模イベントで新たな価値を生み出す可能性がありそうですね!


 

まとめ

東京都現代美術館 プラネタリウム 美術館

【東京都現代美術館で展示されたプラネタリウム作品】

  • 大平貴之氏による「SUPER MEGASTAR-2とオーロラ」
  • 光学式プラネタリウム投影機MEGASTARを使った宇宙をテーマにした作品

【MEGASTARプラネタリウムの施設】

【世界最大のプラネタリウムGIGANIUM】

  • 大平技研による新開発の超高輝度光源と、独自のミラー光学系技術を採用
  • 数万人規模で同時に鑑賞できる

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