ひな祭りの日の料理って、毎年同じものばかりになりませんか?
ひな祭りならではのちらし寿司を食べるのはもちろん良いと思いますが、今年はちょっとアレンジしたものを準備してみてはいかがでしょうか。
今回は、ちらし寿司のアレンジメニューを2品と、主菜となるお肉の料理をメインにご紹介して行きます。
また、はまぐりのお吸い物が定番ですが、こちらもいつもとは違ったレシピをご紹介します。
目次
ひな祭り料理・献立【メイン料理3種】ちらし寿司を定番とアレンジメニューで
ひな祭りの献立の定番となるちらし寿司のアレンジメニューをご紹介します。
献立の中でもちらし寿司はメインに近いので、毎年同じで飽きてしまったなという方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
ちらし寿司
定番のちらし寿司を作るのであれば、ご家庭毎にある「家の味」で作りましょう。
基本のレシピを掲載しても良かったのですが、家族の皆さんが待っているのは、いつもママが作っている味だと思います。
また、ご家庭のちらし寿司をベースに、いつもより少し豪華なトッピングを乗せてみるのはいかがでしょうか。
ひな祭りと言う特別感が出てとても良いと思います。
コロコロちらし寿司
それでは、ここからは、ちらし寿司のアレンジメニューをご紹介します。
色とりどりの具材をちりばめた可愛らしい、ちらし寿司です。
材料(4人分)
・酢飯:3合分
・マグロ:150g
・イカ:100g
・エビ(殻付き):12尾
・卵:3個
・きゅうり:2本
・長いも:150g
・かいわれ大根:1パック
・白いりごま:大さじ3
・おろしわさび:適宜
・塩、酢、砂糖、サラダ油、醤油:適量
作り方
《野菜の準備》
① きゅうりは6㎜角に切って、塩を振って10分おき、洗い流し、水気を切っておく
② 長いもは皮をむいて8㎜角に切る
③ かいわれ大根は根元を落とし、3等分にする
《魚介類の準備》
① まぐろは8㎜角に切る
② イカは表面い細かく格子状に切り込みを入れ、熱湯でさっとゆで、冷水にとり1㎝四方に切る
③ エビは背ワタを取り、塩、酢各少々の入った熱湯でゆで、殻をむいて、幅1㎝に切る
《卵の準備》
① ボウルに卵を割りほぐし、砂糖大さじ1と1/2、塩少々を入れ混ぜ合わせる。
② 卵焼き器にサラダ油を少々入れて、中火に熱し、卵を流し入れる
③ 菜箸でかき混ぜながら焼き、半熟状になったら、ふたをして、弱火で5分焼く
④ 裏返して2~3分焼く
⑤ 粗熱が取れたら1㎝角に切る
《仕上げ》
① ボウルに、酢飯を入れ白ごまと、準備した具の2/3を入れて混ぜ合わせる
② 器にもって、残りの具を散らす(わさびはお好みで)できあがり
ホタテの中華風ちらし寿司
ホタテ好きさんにはたまらない、ちらし寿司です。
材料にザーサイなどを使う事で、中華風になります。
酢飯にも工夫をしてあり、ちょっと変わったひな祭り用の一品になると思います。
材料(二人分)
・お米:1合
・ホタテ:10個
・★黒酢:大さじ2
・★砂糖:大さじ1
・★塩:少々
・ザーサイ(みじん切り):30g
・●卵:1個
・●砂糖:小さじ1/2
・●塩:少々
・サラダ油:小さじ1
・すり白ごま:小さじ1
・▲醤油:大さじ2
・▲しょうが汁:小さじ1
作り方
《下準備》
① お米は酢飯の水加減にして炊く
② ★(中華風すし酢)の材料をすべて入れ、良く混ぜる
③ ホタテは厚みを半分にする
④ ●(錦糸卵)の材料を混ぜておく
⑤ ▲(しょうが醤油)の材料を混ぜておく
《作り方》
① 炊きあがったご飯をボウルにあけ、★(中華風すし酢)を回しかけ、ザーサイも入れて混ぜ合わせる
② 錦糸卵の材料をフライパンに入れ、薄焼き卵を作る
③ 冷めたら、細切りにする
④ 器に①の酢飯を盛り、錦糸卵、ホタテを乗せ、白ごまを振って、できあがり(しょうが醤油はお好みで)
【主菜3種】ひな祭りにぴったりな春らしいお肉の料理
ひな祭りと言えば、海鮮が多いイメージがしませんか?
というわけで、今年はお肉料理を献立の主菜としてみるのはいかがでしょうか?
全部で3種類ご紹介しますので、お好みのものがあればぜひ活用してみて下さい。
華やかロールチキン
チキンの中に、アスパラとにんじんを挟んで丸めた、見た目も華やかなお肉料理です。
ひな祭りでは、ついつい沢山食べすぎてしまいがちですよね。
こちらは、鶏の胸肉を使っているので、ヘルシーなのも嬉しいポイントですよ。
材料
・鶏胸肉:1枚(250~300g位)
・にんじん:縦に1/2本
・アスパラ:2本
・サラダ油:適量
・★砂糖:大さじ1
・★みりん:大さじ1と1/2
・★:酒:大さじ1
・★醤油:大さじ3
作り方
① 鶏胸肉は皮をとり、包丁で観音開きにしておく
② にんじんは縦に厚さ3センチくらいのスティック状に2本切る
③ アスパラは軸の固いところを2㎝切り落とす
④ ②と③は茹でておく
⑤ ④の粗熱が取れたら、①の鶏肉の真ん中に置いて巻く
⑥ フライパンを熱しサラダオイルを引いて、⑤の巻き終わりを下にして焼く
⑦ 回しながら、全体に焼き色が付くまで焼く
⑧ 焼けたら、蓋をして、弱火で10分程度焼く
⑨ 火を中火にして★の調味料を入れて、絡めながら焼き、照りが出たら、できあがり
鶏とさつま芋のはちみつ照り焼き
甘辛のおかずって食が進みますよね。
そして添えてある野菜はさつま芋なので、子供も喜ぶメニューだと思います。
またボリュームががあることも良い点のひとつではないでしょうか。
材料(1人分)
・鶏モモ肉:1枚(130g)
・さつまいも:50g
・にんじん:50g
・オクラ:1本
・★はちみつ:大さじ1
・★醤油:大さじ1
・★しょうがすりおろし:1/2片分
・★塩:小さじ1/2
・★こしょう:少々
・トッピング用白ごま:適量
作り方
① 鶏モモ肉は皮目にフォークで数か所穴をあけておく
② ①と★の調味料と一緒にビニールに入れて、半日ほど冷蔵庫で休ませる
③ にんじん、さつまいもは食べやすい大きさに切る
④ さつま芋は600Wで1分程レンジにかける
⑤ 耐熱皿に②と③と④とオクラを乗せる(野菜に調味料をからませておく)
⑥ 190℃のオーブンで15~20分焼けば、できあがり
たけのこと鶏肉・菜の花の炊き合わせ
春らしい組合わせの炊き合わせです。
ひな祭りは、やっぱり和食で揃えたいという時にぴったりの料理だと思います。
工程も多くないので、簡単に作れる1品です。
材料(2人分)
・ゆでたけのこ:1/2こ
・鶏モモ肉:1枚(300g)
・サラダ油:大さじ1/2
・★水:1と1/2カップ
・★醤油:おおさじ1
・★みりん:大さじ1
・★和風顆粒だし:大さじ1/4
・菜の花:1/2束(100g)
作り方
① ゆでたけのこは乱切りにし、下茹でする
② 鶏肉は大き目の一口大に切る
③ 鍋に油を熱し、②の鶏肉を両面きつね色になるまで焼く
④ ③に①のタケノコを加え、軽く炒め合わせて、★の調味料を加える
⑤ 落し蓋をして、時々じょうげをひっくり返して、煮汁が半分くらいになるまで煮る
⑥ 器に盛り、塩ゆでしておいた菜の花を添えて、できあがり
【お吸い物3種】献立を彩るひな祭りの汁物
そして、最後はお吸い物です。
毎年変わらずはまぐりのお吸い物を作ってきたという方も、ぜひ今年は、ちょっと変わったものを選んでみませんか?
春らしい色合いだったり、食材だったりするので、季節感が出てとても良いと思います。
海老だんごのお吸い物
海老の色合いは、とてもきれいで、食卓を華やかにしてくれますよね。
もし、お吸い物で何か他のメニューを探しているのであれば、ぜひ候補に入れてみて下さい。
材料(4人分)
・むきエビ:80g
・はんぺん:1/4枚(25g)
・絹さや:適量
・★長ネギのみじん切り:3㎝分
・★酒:大さじ1
・★塩:少々
・●だし汁:2と1/2カップ
・●酒:大さじ1
・薄口しょうゆ:小さじ1
作り方
① 海老は背ワタを除き、包丁でたたいて細かくする
② ①をボウルに入れ、はんぺんも潰しながら加え、★の調味料も加えて良く練り混ぜる
③ 鍋に●を入れ煮立たせて、②の団子を8等分に落としていき、火を通す
④ 薄口しょうゆで、調味をして器に盛る
⑤ 茹でておいた絹さやを斜め切りにして飾って、できあがり
はまぐりの豆乳スープ
ひな祭りには、はまぐりが欠かせないという方向けに、このようなスープはいかがでしょうか。
豆乳を使ったなめらかなスープです。
菜の花を添えることで、さらに春らしさが増しますよね。
材料(2人分)
・はまぐり:4個(100g)
・酒:小さじ1
・豆乳(無調整):100ml
・みそ:大さじ1/2
・菜の花:適量
作り方
① はまぐりは3%の塩水につけて、2時間くらい冷暗所において砂抜きをする
② 砂抜きが終わったら、表面のぬめりを洗い流す
③ 鍋に水200mlと②のはまぐり、酒を入れて中火にかける
④ はまぐりの殻が開いたら菜の花を入れ、みそを溶き、火を止める
⑤ 豆乳を加えひと混ぜしたら、できあがり
たけのこと三つ葉のお吸い物
たけのこは春を感じさせてくれる食材のひとつですよね。
透き通った汁がとても上品な、お吸い物をご紹介します。
材料(4人分)
・ゆでたけのこ(穂先部分):適量
・三つ葉:4本
・麩:8個
・だし汁:600ml
・★しょうゆ:小さじ1/2(3g)
・★塩:小さじ2/3(4g)
作り方
① ゆでたけのこは穂先部分を用意し、8等分にする
② 麩は水で戻し、水気を切っておく
③ 三つ葉は茎の長いものを4本用意し、熱湯で10秒くらい茹でて、冷水に付けて冷ます
④ ③の三つ葉は、茎の部分を軽く半分に折り結ぶ(結び三つ葉という)
⑤ だし汁を沸かし、たけのこと麩を加えて温める
⑥ ★の調味料で調味し、お湾に注ぎ結び三つ葉を盛ってできあがり
まとめ
- ちらし寿司のアレンジを2つご紹介しましたが、本当にアレンジは無限大です。
- 献立のひとつに加えたいお肉料理でしたが、ひな祭りでは主役なのは女の子なので、女の子が選ぶ料理を作ってあげて下さい。
- 最後にお吸い物やスープを紹介しましたが、はまぐりを使っても使わなくても用意するといい一品だと思います。
今回は、ひな祭りの料理の献立が立てられる様に、カテゴリ別に料理を紹介してきました。
1つの章ごとに、お好きなものを選んでいけば、ひな祭りの献立が立てられますよ。
ぜひ、献立を考える際の参考にしてみて下さい。