衣替えは洋服だけではありません。
冬になれば冬用の布団、夏になれば夏用の布団と、使う布団を使い分けていますよね。
布団にも衣替えが必要なのです。
一般的に室温が20℃前後になると冬用の布団はしまうといわれています。
逆に、身体と寝具との間にできる空間の温度が33℃±1℃、湿度が50%±5%になると、夏用の布団の出番になるでしょう。
布団の衣替えのポイント5つ
布団の衣替えをするにあたって慌てることのないように、衣替えのポイントを5つ調べてみました。
衣替えの前準備
衣替えの前準備とは、長年使用している綿布団であったり、太陽の下で干してもふっくらとしない、前に比べると暖かさが半減した、など、来シーズンもこの布団が使えるかどうかを判断することです。
そのような布団は打ち直しや買い替えを考えても良い布団と言えます。
来シーズンも同じ布団を使えるのかをチェックしてから、衣替えの準備に入りましょう。
収納場所の掃除
多くの人が押し入れやクローゼットに布団をしまうと思います。
この押し入れやクローゼットが湿気の多く、風通しが悪い場合は、布団にカビが生えてしまいますので、不用品は処分し、風通しの良い環境を作るようにしましょう。
また、埃だけでなく、ダニの糞などが落ちていることもありますので、掃除機できっちりと掃除をして下さい。
布団のお手入れ
毎日使う布団は汗や汚れが溜まっていますので、お手入れは必ずしなければいけません。
布団のお手入れについては下記で詳しくご紹介します。
布団の収納
布団を収納するときには、中に入っている羽毛がつぶれてしまわないようにすることがポイントです。
布団の上に重たいものを乗せてしまうと、せっかくのフワフワの羽毛がつぶれてしまうので気を付けてください。
押し入れやクローゼットに布団をしまうと、場所を取ってしまい、あっという間にいっぱいになってしまいます。
布団圧縮袋はかさを減らして収納できるので便利ですが、羽毛布団に使ってしまうと、保湿力が低下してしまいますので、圧縮袋には向いていません。
布などにくるむと埃等から守ってくれますので良いのですが、必ず通気性の良い布を使用しましょう。
収納場所の管理
布団には湿気は大敵です。
通気性の良い場所に布団を保管できるのであれば問題ないのですが、押し入れやクローゼットなど湿気の多い場所に保管する場合には、きちんとした換気が必要です。
簡単な換気方法としては除湿シートを使ったり、すのこの上に布団を置くことが挙げられます。
また、一週間に一度程扇風機やサーキュレーターを使っても換気ができます。
自宅での洗い方
布団は自宅では洗えないと思っている人も多くいるかもしれませんが、布団によっては自宅で洗うことができるのです。
自宅で洗える布団か否かの判断は、選択表示をチェックしましょう。
洗濯機のマークが付いている布団と、手洗いの表示が布団であれば自宅での洗濯が可能です。
逆に、水洗い表示が×になっている布団は、自宅での洗濯はできません。
ドライマーク表示がある場合には、クリーニング店に相談してみると良いでしょう。
洗濯機で洗う
洗濯機で洗える布団の場合は、洗濯機の容量を確認しましょう。
5キロ未満の容量の洗濯機の場合、セミダブルサイズ以上の布団を洗濯すると、洗濯機がきちんと作動しなかったり、布団を傷つけてしまいかねませんので、きちんと確認しましょう。
容量を確認したら、洗濯ネットに入れて布団を洗うようにしましょう。洗濯ネットに入れることで、破れることが心配な布団でもきちんと守ってくれます。
浴槽で洗う
洗濯機では洗えない大きな布団や、押し洗いが必要な布団の場合、浴槽で洗う方法もあります。
ぬるま湯をはった浴槽に、液体の中性洗剤を入れ、その中に折りたたんだ布団を30分~1時間程つけておきましょう。
浸け置きしたら、まんべんなく布団を足で踏み洗いをします。浴槽の水が汚れてくるのが分かると思います。
綺麗に踏み洗いができたら浴槽の水を捨て、すすぎをしていきます。
浴槽に綺麗な水を溜めながら、シャワーで洗剤を落としていきます。洗剤がなくなるまでこれを数回繰り返します。
その後、浴槽の淵などに布団をかけて自然に脱水させます。脱水が完了したら、ベランダなどで干して完了です。
一日かかりの作業になってしまいますが、大きな布団等洗濯機で洗えない布団は浴槽でも洗えることを覚えておくと便利でしょう。
コインランドリーを利用するメリット
大きな布団は持ち運ぶのに一苦労ですが、車を持っている場合や近くにコインランドリーがあるならば、コインランドリーで布団を洗濯するのが一番便利と言えるでしょう。
コインランドリーで布団を洗濯するメリットは沢山ありますが、ここではメリットを3つまとめてみました。
ダニ退治が出来る
コインランドリーには乾燥機が付いていますが、この乾燥機の乾燥能力の高さは家庭用の乾燥機に比べると雲泥の差です。
高温での乾燥は脱臭や殺菌の他ダニ退治もしてくれます。
手間がかからない
布団をコインランドリーの洗濯機に入れてお金を入れてしまえば、洗濯、脱水、乾燥まで、自動で行ってくれますので、手間がかかりません。
待ち時間があると言っても、洗濯から乾燥まで約1時間で終了しますので、近所で時間をつぶせばアッという間です。
最近ではコインランドリーにカフェが併設されていたり、終了時間をお知らせしてくれるアプリなどもありますので、上手に活用してみてください。
クリーニングに出すより安い
布団をクリーニングに出したことがある人は知っているかと思いますが、意外とクリーニング代がかかるのです。
布団の大きさや物によって値段が変わりますが、大体3,000円から5,000円程かかります。
更に出来上がりまで最低でも2週間はかかります。
それに比べ、コインランドリーだと500円から600円で洗濯ができますし、1時間程で完了します。
まとめ
季節の変わり目には布団の衣替えが必要になってきます。
下記のことを念頭に、布団の衣替えを行うようにしましょう。
- 湿気に注意
- 収納場所を清潔に
- 収納前に布団を綺麗に洗濯
毎日使う布団ですから、上手に洗って、快適な睡眠環境を作っていきたいものです。