子供 習い事

子供の習い事はピアノが良い!電子ピアノをお勧めしない先生の理由とは?

もし、お子さんが「ピアノを習いたい!」と言ったら、どのようなピアノを購入しますか?

ピアノの種類や特徴、価格から維持費などの基本的な情報をここではご紹介しています。

習い事スタート時にチェックしておきたい情報でもあります。

また、ピアノの先生がなぜ電子ピアノをおすすめしないの?

アコースティックピアノにはどのような魅力があるの?

という点もまとめていきます。

親御さんが「子供の習い事にピアノを」と考えている際にもぜひ参考にしてください。

 

子供の習い事でピアノ!電子ピアノとアコースティックピアノの違い

子供におすすめの習い事の1つであるピアノ。

実は、ピアノには大きく分けると2種類あります。

「アコースティックピアノ」と「電子ピアノ」の2種類です。

前者はピアノというと頭に浮かぶアップライトピアノやグランドピアノの事を言います。

ここでは、アコースティックピアノ・電子ピアノそれぞれの価格などをご紹介します。

 

ピアノの種類

ピアノには詳しく見るといくつかの種類があるのです。
それぞれ、どのような特徴をもっているのかまとめていきます。

・キーボード

軽量でコンパクト。

テーブルの上でも弾くことができます。

電池もしくはコンセントで音がでたり、ボタン1つでさまざまなトーンの音を出したりすることが可能。

 

・電子ピアノ

音色が選択・録音並び再生・自動伴奏機能など「電子」だからこその特徴を持ったピアノです。

ヘッドフォンが使用できますから、時間を気にすることなく練習を弾くことができます。

また、ピアノにしては軽量。

 

・アップライトピアノ

アコースティックピアノの1種類です。

鍵盤部分に蓋がついていて、壁に沿わせて設置することができます。

グランドピアノより安価。

 

・グランドピアノ

コンクールや発表会や演奏会で見られるピアノです。

アップライトピアノよりも連打性・繊細な表現力がしやすいとされています。

 

それぞれのピアノの価格

子供に習い事としてピアノをという場合、その準備が必要になります。

そこで気になるのは「価格」です。

以下、それぞれについての価格を確認していきます。

・キーボード
新品 2万円~

 

・電子ピアノ
新品 5万円~

 

・アップライトピアノ
新品 50万円~
中古 20万円~

 

・グランドピアノ
新品 100万円~
中古 80万円~

 

それぞれのピアノの維持費

楽器類は、購入費用ばかりではなく維持費も想定する必要があります。

以下、それぞれの維持費について確認していきます。

 

電子ピアノの場合

電子ピアノの場合、必須のメンテナンスや維持費というものはかかりません。

ですので、扱いやすいピアノともいえます。

しかし、電化製品ですから数年もしくは使用頻度が高いとそれ以内の期間で急に引けなくなることもあります。

この部分は認識しておいてください。

 

アコースティックピアノの場合

アコースティックピアノは「調律」が必要です。

特に、新品の場合には弦の張力の変化が激しいとされています。

ですので、購入後2年前後までは「半年に1度」を目安にしてください。

それ以降は「年に1回」が目安です。

料金は平均して1回あたり「1万2000円前後」となります。

 

ピアノの先生が電子ピアノをおススメしない理由

ピアノの先生は、電子ピアノをおすすめしません。

集合住宅だから・予算的にアコースティックピアノは購入できないから、という声もあります。

しかし、どうしてもの理由がなければアコースティックピアノを購入することをおすすめされるのです。

ではなぜ、電子ピアノがおすすめされないのでしょうか。

その理由を調べていきましたので、購入時の参考にしてください。

 

きちんとした奏法が取得できない

電子ピアノは、鍵盤を押すとセンサーでそれを読み取ります。

そして発音するという仕組みをもっているのです。

一方、アコースティックピアノの場合は、鍵盤を押すと物理的に止めて音を出しています。

この違いが奏法の違いに表れるのです。

綺麗な音が出せて弾きやすい電子ピアノ。

だからこそ、「できたような感覚」になりやすく、練習・ピアノをしっかり弾くという点でおすすめできません。

 

強弱や左右差を付けられない

軽くても強くても「鍵盤を押す」ことで均一な音か出る電子ピアノ。

アコースティックピアノとの大きな違いです。

微妙な指先の力加減で音の強弱が電子ピアノではつけられません。

また、左右の手での強弱の差も同様です。

優しい音・強い音というのは表せないのです。

 

弾き方が荒く悪い癖がつきやすい

正しいピアノの弾き方ポイントはたくさんありますが「丁寧なタッチ」「正しい指使い」が基本的なものです。

電子ピアノは、どのようなタッチでも音が均一にでます。

ですから、仮に荒く弾いても丁寧に弾いても同じ音です。

これは弾き方に悪い癖がつきやすくなります。

丁寧に弾かなくても「綺麗な音が出る」ので、荒く悪い癖がついてしまうのです。

 

細かい部分のニュアンスが出せない

指先に繊細な強弱をつけて感情表現が出せるアコースティックピアノ。

一方、電子ピアノにはそれができません。

細かいニュアンスが出せないのです。

サンプリングされた音ですので、どうしても「響き」というものが生まれません。

ピアノの持つ本来の奥深さは味わえないのです。

 

アコースティックピアノの魅力

電子ピアノでは「こんな奏法ができない」というものがいくつかありました。

そこから見えるアコースティックピアノの魅力は、その表現に関するものが多かったです。

ここでは、より詳しくその魅力について確認していきます。

 

ピアノ全体で豊かな音が作れる

アコースティックピアノは、押した鍵盤だけが音を生んでいるわけではありません。

弾いていない弦も共鳴しあって全体的な調和や音が響くのです。

弦の振動は響板に伝わりますから、豊かで奥深い音楽表現ができます。

ピアノを作るすべての要素で、ひとつひとつの音を醸し出しているのです。

 

弾き方によって音色を変えられる

指先のタッチによって「表情」をつけることができるアコースティックピアノ。

優しく弾いて柔らかさや悲しさを。

強く弾いて鋭さや勇ましさを。

と、音色に変化が付けられるのです。

 

「生音」を楽しめる

電子的なものを一切使用していないピアノですから、弾くことで直接音を出す「生」を楽しめます。

生音でピアノを弾く・音楽をたしなむということは、表現力や感受性の豊かさにもつながるのです。

 

ペダルの使い方で表現力に違いが出てくる

ピアノには3つのペダルがあります。

それぞれを使うことによって、音にまろやかさ・小さく・響きを与えられるのです。

鍵盤ばかりではなく、ペダルを使うことでより一層の表現力に違いが出せます。

 

一度購入すると長く使うことが出来る

アコースティックピアノは、定期的に調律や調整を行えば長期的に使用できます。

平均的には30年といわれているのです。

状態によってはそれ以上ということもあります。

世代を超えて1つのピアノを使用できる可能性もあるのです。

 

まとめ

・ピアノの種類や価格、維持費を確認すると違いや購入時の目安になる

・どうしてもの理由がなければ電子ピアノよりアコースティックピアノがおすすめ

・アコースティックピアノだからこその魅力が沢山ある

子供の習い事にピアノをという場合、鍵盤楽器の違いを知ると「何が良いのか」が見えてきます。

せっかく習い事を指せるのであれば本物に触れさせたいものです。

アコースティックピアノは購入費用はかかるものの、長く愛用できますから「一生の相棒」となってくれます。

お子さんの選択肢や趣味を広げることで、それが役立ったりライフワークになったりする可能性もあるものです。

ピアノを習い事選択肢の1つにいれてみてください。


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