寒かった冬が明け、暖かくなるとやっぱり外に出かけたくなりますよね。
そんな暖かくなってきた頃におすすめしたいのがマテ貝の潮干狩りです。
え!潮干狩り!?マテ貝!?
と驚いた方もいらっしゃるかもしれません。
実は潮干狩りのベストシーズンは3月~6月なのです。
潮干狩りと言えば「あさり」をイメージするのが一般的。
ですが近年、マテ貝は潮干狩りで高い人気を誇っているのです。
本記事では、東京で行えるマテ貝の潮干狩りスポットを紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
マテ貝ってどんな貝
マテ貝は日本に広く生息している貝の一種です。
東北よりも南側であれば簡単に採ることができます。
マテ貝は細長いフォルムをしており、大きい個体では10cm以上になります。
アサリやホタテのような貝らしい見た目をしていないため、初めて見た方は驚くかもしれません。
殻が弱いので、市場にはあまり出回っていませんが、旨味が強く、潮干狩りでは人気の貝なのです。
マテ貝の潮干狩りはいつ?
マテ貝の潮干狩りに最適なのは4月~5月です。
3月頃も採れますが、まだ小ぶりなものも多く混じっているため、大きいものを狙いたいのであれば4月~5月がおすすめです。
これは潮見表を参考にしていただければと思いますが、潮回りは中潮もしくは大潮の日を狙ってください。
潮が引かないとそもそも潮干狩り自体ができません。
より大きいマテ貝を狙いたいのであれば「大潮」に絞って潮干狩りを行いましょう。
マテ貝の潮干狩りで東京のおすすめスポット
東京にはマテ貝が取れるスポットが沢山あります。本記事では4つのスポットを紹介します。
お台場海浜公園 磯浜エリア
東京都港区台場1丁目
ゆりかもめを使って徒歩3分と、非常にアクセスの良い場所にある お台場海浜公園 磯浜エリア。
無料で潮干狩りを行うことができますが、「潮干狩りエリア」と「潮干狩り禁止エリア」に分かれているので注意してくださいね。
磯遊びも楽しめますが、周囲の風景も見ごたえがあるんです。
自由の女神像や高層ビル、レインボーブリッジなど近代的な風景が見られます。
近くにショッピングできるところもあるため、一日中遊んでいられます!
https://www.walkerplus.com/spot/ar0313s03863/
http://www.tptc.co.jp/park/01_02/fishing
https://tokyolucci.jp/odaiba-kaihin
葛西海浜公園
東京都江戸川区臨海町6丁目地内
葛西海浜公園は出入り自由で、無料で潮干狩りが行えます。受付もチケットも特にありません。
葛西海浜公園は「東なぎさ」と「西なぎさ」に分かれていますが、潮干狩りが出来るのは「西なぎさ」になります。
足を洗う場所やトイレが設置されているので、汚れても安心!
なんとバーベキューも出来てしまうので、採取した貝を焼いて食べるのも良いかもしれません。
ただしあくまで無料ですので、有料のところとは違い、そこまで沢山の貝は採れない可能性があります。
ですが、仮に貝が取れなくても生き物が沢山生息しているので観察しても楽しめます。
駐車場はないので、隣の葛西臨海公園の駐車場を利用してくださいね。
城南島海浜公園 つばさ浜
東京都大田区城南島4丁目2-2
城南島海浜公園は日本で三番目の人工砂浜がある公園です。
遊泳は出来ませんが、潮干狩りなど磯遊びを楽しむことは出来ます。
潮干狩りにはルールがあり、
- 使えるのは「熊手」
- 持ち帰りは2kgまで
とのこと。ルールを守ったうえで潮干狩りを楽しみましょう。
また、砂浜の長さは約450mとそこまで広くはないのでぐるりと見渡せます。
潮干狩りに夢中になるあまりに子供を見失った…なんて事態は避けたいですが、もし見失っても辺りを見渡せるのは安心ですよね。
潮干狩りは無料で行うことができ、トイレ、シャワー、更衣室、洗い場も完備されているのも嬉しいポイントです。
周りにはコンビニ、レストランなどがないので食料は事前に調達することをおすすめします。
伊藤遊船
千葉県市川市妙典2-2-14
※住所は千葉県ですが、東京からもアクセス可能ですので記載しております。
潮干狩りスポットと言うよりも、手段に近いかもしれません。
伊藤遊船では船に乗って潮干狩りを楽しむスタイルなのです。
大潮の干潮時にのみ現れる干潟に船で渡って潮干狩りをするのです。
なんだか軽い海賊気分に浸れそうですよね。
船で行くので車の混雑とは無縁ですし、駐車場を探す必要もありません。
出航時間はホームページをご確認ください。
https://itoyusen.com/2020/04/03/%e6%bd%ae%e5%b9%b2%e7%8b%a9%e3%82%8a2020/
https://feature.cozre.jp/60577
おすすめの服装
潮干狩りは思った以上に日焼けをします。
特に女性の場合、日焼けはシミやしわの原因になるので絶対に避けたいですよね。
Tシャツ
動きやすく、濡れても平気なものをチョイスしましょう!
濡れると透けてしまうため、女性であれば目立たないような色を選ぶか、中に水着を着るのも手です。
長袖のアイテム
日焼け止めを塗ったとしても半袖だけでは確実に日焼けしてしまうので、長袖で肌を守りましょう。
実は、首はいつのまにか日焼けをしてしまう箇所です。
フード付きのものであれば髪の毛も首もガードできるのでおすすめですよ。
帽子
フード付きの服装であれば必要がないかもしれませんが、強い日差しを避けるためにはマストなアイテムです。
つばが広いものであれば、顔全体を覆ってくれます。
パンツ
まさかスカートで潮干狩りをする方はいないと思いますが、潮干狩りはパンツで行いましょう。
潮干狩りは思った以上にしゃがんだり、立ったりする場面が多くなります。
伸縮性のあるものだと動きやすく楽です。
長靴またはマリンシューズ
ビーチサンダルで行う方もいますが、長時間履いていると指の間が痛くなったり、岩場で怪我をしてしまう可能性があります。
マリンシューズは濡れても平気な素材で出来ていて、岩場でも滑りにくいです。
行きと帰りで一つのマリンシューズにしておけば荷物も減らせます。
マテ貝の潮干狩りにおすすめの持ち物
日焼け止め
絶対に持っていきましょう!
最近では、SPF50⁺の強力なものや肌に優しいタイプのものも売られています!
熊手
これがなくては貝は採れません。どんなものでもOKです。
バケツや網
採った貝をいれるのに使います。網状のものだと水も切れて便利です。
ただし、会場によっては私物の持ち込みを禁止しているところもあるので事前にホームページをチェックしておきましょう。
塩
マテ貝は他の貝とは違い、塩を持っていく必要があります。
マテ貝は干潮時は砂の中に潜り、満潮時に出てくるという習性があります。
塩をまくことで満潮だと勘違いしてピョコっと顔を出すんです。
細い筒状の入れ物やペットボトルなどに入れていきましょう。
なるべくサラサラのものが良いです。粒が大きい物だと詰まってしまいます。
軍手やゴム手袋
中には素手で行っている人もいますが、素手だけだと傷つける可能性があります。
砂場には貝以外にもガラス片や木の破片が沢山落ちていますので手袋はしておきましょう。
タオル
汗を拭くのに使います。
飲み物や食べ物
会場によっては、一回中に入ったら出られないところもあります。
事前に用意していきましょう。
熱中症対策のためにも、こまめに水分補給を!
座れるもの
座ることが出来ると楽です。しゃがんだり立ったりする動作を続けるのは辛いもの。
底の広いタイプの方が、体が沈んでいきません。
そのため、アウトドア用の椅子よりもクーラーボックスやふた付きバケツの方が、潮干狩りには向いています。
クーラーボックスやジップロック
採った貝を持ち帰るのに使います。貝は気温が上がると弱ってしまいます。
冷やしておけるクーラーボックスを持っていきましょう。
少ししか採らないのであればジップロック+ビニール袋でかまいません。
【番外編】マテ貝はどうやって食べたらおいしい?
マテ貝は臭みが少なく、旨味が強いのでどんな調理法でも美味しく食べられます。
例えば刺身、バター炒め、酒蒸し、しぐれ煮、炊き込みご飯などなど多彩な料理で味わうことができるんです。
実は超人気YouTuberである気まぐれクックさんもマテ貝を調理しています。
気まぐれクックさんの地元ではマテ貝が採れない為、ネットで購入したもののようですね。
マテ貝は砂抜きが不要と言われていますが、出来れば2~3時間、一晩砂抜きをした方が良いです。
砂抜きせずに調理を行ったら、ジャリッと砂の感触がした方もいるようです。
マテ貝の砂抜きの方法は他の貝同様、水道水でよく洗って表面のゴミや砂を取り除き、海水と同じ濃度の塩水に浸しておけば大丈夫です。
まとめ
マテ貝の潮干狩りは、近年人気が高まっています。
ひと昔前までは見た目のグロテスクさで敬遠されていましたが、マテ貝の味の美味しさに熱狂的なファンも存在するようです。
東京でマテ貝の潮干狩りを行えるスポットもありますので、シーズンを狙って潮干狩りに挑戦してみてはいかがでしょうか。