宇都宮の夏の夜を彩る2020年の「うつのみや花火大会」は、8月11日に開催予定でした。
しかし、残念ではありますが中止が決定しました。
うつのみや花火大会の代わりに「2020うつのみや花火大会~おうち花火3万人チャレンジ」が開催されます。
新しい試みに注目されています。
今回は、そんな新しい形となる宇都宮の花火大会と、これまでの花火大会についてそれぞれご紹介します。
目次
2020年うつのみや花火大会~おうち花火3万人チャレンジ~の参加方法
宇都宮に限らず、花火大会の中止とした都道府県が多くなってしまった2020年。
宇都宮では「2020年うつのみや花火大会~おうち花火3万人チャレンジ」として、楽しい時間を提供することになりました。
新しい試みだけに、どのような花火大会なのかが分からないかもしれません。
ここでは、どのような大会になるのかをまとめていきます。
3万人チャレンジ!について
コロナウイルス感染症防止のため、3密を守る必要があります。
去年と同じ形で花火大会を開催してしまうと、安全性に欠いてしまうことから中止が決定されました。
そこで、この3万人チャレンジ!が企画されたのです。
多くのイベントが中止され、楽しむ時間が少なくなっている今だからこその企画。
「地域の皆様を元気にしたい!笑顔を届けたい!」
「お家で、家族で、それぞれの場所から2020年の夏の楽しい思い出を提供したい」
そのような思いから実行されるに至りました。
参加方法①安全に花火を楽しむ
各家庭で花火を楽しみましょう。
花火大会や多くの人と集まって花火をするということは避けてください。
大切なのは、コロナウイルス対策に配慮し、3密を守り楽しむことです。
「うつらない・うつさない」を徹底させながら、それぞれに花火を楽しみましょう。
参加方法②思い出を写真や動画で撮る
花火の動画や写真を撮りましょう。
花火だけをクローズアップして撮影するのも良いですし、エピソードがあればそれも添えてみましょう。
絵でも構いません。
それぞれの家庭や個人で、2020年の花火をどう楽しんだのかを記録に残してみてください。
上手に撮影できなくても問題ありませんし、立派なカメラで撮影する必要ももちろんありません。
参加方法③SNSに「#おうち花火うつのみや」で投稿
撮影した写真や動画・描いた絵やエピソードを以下のハッシュタグで投稿してください。
「#おうち花火うつのみや」
これをつけて、SNSに投稿するだけで良いのです。
なお、対象となるSNSはfacebook・twitter・instagramの3つとなります。
もっとも使いやすいもの、普段から使っているもので良いでしょう。
これをきっかけにアカウントを作るというのも良いかもしれません。
参加方法④FAX、郵送でも可
SNSを一切していないという場合、FAXや郵送でも受け付けています。
以下の宛先にFAXもしくは郵送にて応募してください。
〒320-0052
栃木県宇都宮市中?祭町813 特定非営利活動法人うつのみや百年花火事務局
FAX:028-600-3981
2019年「うつのみや花火大会」
2020年は新しい形での花火大会が催される宇都宮。
では、これまではどのような花火大会が開かけていたのでしょうか。
関東でも有名な花火大会が宇都宮の花火なのです。
ここでは、去年までの花火大会に注目をしてみましょう。
2019年の日程
「2019うつのみや花火大会」と称した花火大会が2019年に開催されています。
日程などの詳細を以下、まとめていきます。
- 開催日 2019年08月10日(土)
- 開催時間 18:30~20:15
- 会場 宇都宮市道場宿緑地(鬼怒川河川敷)
です。
関東一の3万発を打ち上げ
2018年まで2万発だった花火が、2019年には3万発にパワーアップした宇都宮の花火大会。
この数は関東一を誇りました。
打ち上げ幅が大きく迫力満点なスターマイン。
宇都宮の名産であるぴょうざをかたどった「餃子花火」。
そして、尺玉とワイドの同時打ちあげなど、宇都宮だからこそ見られる演出が大好評でした。
「うつのみや花火大会」の歴史
宇都宮の夜空に花火を。そのような思いで2007年に開催されるようになりました。
当初は、地元の人々に愛される花火大会だったのですが、演出の素晴らしさなどの評判が広がりました。
そして、遠方から宇都宮の花火大会に訪れる人々も増えたのです。
2018年には、何と41万人の人がうつのみや花火大会を楽しみました。
運営は「うつのみや百年花火」
特定非営利活動法人「うつのみや百年花火」が実行委員となっています。
ボランティア団体が花火大会を運営開催するのは全国で初めてのケースです。
個人・企業の協賛金や有料席の販売さらには募金をもとにして運営開催されています。
会長1名・副会長4名・事務局長1名で実行委員が構成されていて、テーマは毎年会長が決定します。
なお、会長は1年ごとに変わっています。
チーム単位で活動し、スムーズな運営を行っているのも特徴的です。
歴史
花火大会の始まりは昭和42年までさかのぼります。
宇都宮なつまつりの1つとして開催されたのです。
灯篭流しや盆踊り大会の一部として花火大会が催されることもありました。
しかし、消防許可が下りないなどの理由で一度中止になったのです。
その後、'84とちぎ博を記念して花火大会が開かれました。
それをきっかけにして、毎年栃木新聞社が夏の風物詩として開催をはじめたのです。
しかし、2003年に地元経済の冷え込みを理由に中止となってしまいました。
「もう一度宇都宮に花火を」と思いを持った人たちが集まり実行委員を結成したのが2007年。
今の運営であるうつのみや百年花火の始まりでもありました。
マスコットキャラみやどん
2014年から、宇都宮の花火大会のマスコットキャラクターとして誕生した「みやどん」。
青い浴衣とくるくるほっぺが可愛いゆるキャラです。
- 年齢は永遠の年長さん。
- 誕生日は8月7日。
- 好きな食べ物は餃子とカンピョウ。
- 嫌いなもみのは雨と早起き。
というのが、公表プロフィールです。
2017年にはとちキャラーズに加入。
宇都宮の花火大会ばかりではなく、さまざまな県内のイベントに参加しています。
まとめ
- 2020年のうつのみや花火大会はコロナウイルス感染症防止のため中止が決定
- 代わりに2020年うつのみや花火大会~おうち花火3万人チャレンジが開催される
- 見ても参加しても楽しく安全な内容が3万人チャレンジの特徴
- 宇都宮の花火、うつのみや花火大会の歴史は紆余曲折があった
- 運営開催者は全国初のボランティア団体
- 関東一の3万発もの花火が2019年には打ちあげられた
- マスコットキャラクターみやどんはご当地キャラとしても人気
2020年の宇都宮の花火は「おうち時間」を優先させながらも楽しめるという形が提案されました。
SNSは拡散力も十分で、手軽に楽しめます。
それぞれの場所から宇都宮の夏を感じてみてください。