鎌倉というと関東圏にお住まいの方は、神奈川県の鎌倉を想像してしまうかもしれませんが、今回は兵庫県の「鎌倉峡」です。
夏は川遊びが出来る川ですし、他のシーズンはそれぞれの四季を感じることが出来るハイキングコースにもなっています。
皆さんはどの季節で、鎌倉峡を楽しみたいですか?
今回は、川遊びとハイキングの楽しみ方についてご紹介していきます。
兵庫県道場の鎌倉峡とその周辺の自然について
鎌倉峡があるのは、兵庫県を流れる武庫川の支流、船坂川の流域です。
武庫川は2級河川に指定されています。
鎌倉峡と百丈岩は、なんと室町時代から文人や高僧たちに景観美を認められていました。
この自然の美しさを詩歌に残すほどだったそうです。
江戸時代の「摂津名所図会」には名前が残されています。
これだけの歴史がある景観ですので、遊びに行かない手はないですよね。
鎌倉峡は夏にピッタリな川遊びスポット
普段はハイキングを楽しむ方の多い鎌倉峡ですが、夏場は川遊びやキャンプ、BBQをする人たちがいます。
基本的には川遊びの穴場とされているそうです。
利用料金
駐車場は、鎌倉峡キャンプ場手前の売店の駐車場を使うことが出来ます。
駐車料金が1日500円です。
1泊する場合はもう500円払います。
その他に必要な料金はないです。
レンタル品なども何もないので、キャンプをしたりBBQをしたりするための道具などは持参しましょう。
もちろん、キレイな渓流を守るためにも、ごみは持ち帰りましょうね。
遊び方
夏の間は川遊びができます。
浅瀬で生き物観察なども出来ますし、場所によっては飛び込みが出来たり魚釣りが出来たりします。
岩場が続くところは、かなり滑りやすくなっているので、履物はウォーターシューズなどの滑りにくいものを選んでください。
四季折々の季節感が味わえるハイキングコース
鎌倉峡と、そのそばにある百丈岩という巨石は、ハイキングをする上でも人気のスポットです。
鎌倉峡をハイキングする際には、登山道がない場所もあり、岩を登ったりすることもあります。
また、鎌倉峡は船坂川の両岸から岩が出ているので、右へ左へと行き来しながら歩くことになります。
百丈岩はかなりの大きさなのですが、登ることも出来ますよ。
それでは2つのハイキングコースをご紹介します。
その①
JR道場駅~平田配水池~鎌倉峡~百丈河原~百丈岩~静ヶ池~JP道場駅
所要時間:5時間(行動時間のみ)
距離11.9㎞
アップダウン:1番高低差のある所で、165m(百丈岩の周辺)
例えば、秋にこのハイキングコースで行くと、鎌倉峡の渓谷と紅葉、百丈岩の岩肌をいっぺんに楽しむことが出来ます。
その②
JR道場駅~平田配水場~青石古墳~鎌倉峡出合~やまびこ売店~百丈池登山口~JR道場駅
所要時間:4時間40分(行動時間のみ)
距離:9.13㎞
アップダウン:1番激しい所で標高差100mほどあります。(百丈岩の周辺)
こちらも、鎌倉峡と百丈岩を十分に堪能できるコースとなっています。
鎌倉峡を歩くときには足元が濡れてしまうことが多々あるそうなので、着替えがあるといいでしょう。
2つのコースですが所要時間は、参考時間として考えてください。
距離・アップダウンから、その②のコースの方が難易度は低めかと思います。
ハイキングに必要なもの
今回は、日帰りハイキングの基本セットを想定して持ち物を挙げてみました。
まずは準備したいおススメリュック(ザック)をご紹介します。
日帰りのハイキングであれば、20~30リットルくらいの容量があれば十分荷物を入れることが出来ます。
ハイキングする季節によって持ち物は少しずつ変えてください。
その他の持ち物について、項目別に分けてみました。
ウェア関連
- シャツ(長袖がおススメ)
- ズボン(伸縮性と通気性の良いものを選びましょう)
- 靴下
- 帽子(どんな形の帽子でもいいですが、日差しから身を守るため必須です)
- 雨具(天気が変わりやすいので、必須です。傘よりも両手が開く雨具がおススメ)
- 防寒着(ウィンドブレーカーなどがおススメです)
- 着替え
行動用具類
- リュック(上記で紹介した通り)
- 登山靴(必ず試着してから購入をしましょう)
- 水筒(水分補給はしっかり行いましょう)
- 地図(地図アプリを活用するのも良いでしょう)
- 地形図
- コンパス(もしもの時に地図とコンパスは必須です)
- タオル
- 時計
- 行動食(非常食とは違い、移動中に歩きながら食べるものです)
- ビニール袋
- ティッシュ
- 計画書
非常用のグッズ
- 携帯電話
- 非常食
- 救急医療用具
- ホイッスル(もしもの時に声を出し続けると体力を奪われるのでこちらも必須)
- 常備薬
- 健康保険証(万が一ケガをした時のために持ち歩くのがベストです)
まとめ
- 鎌倉峡周辺は古来より、その景観が美しいとされてきた場所で、季節ごとに色んな姿を楽しめます。
- ハイキングに行く際の準備は、入念に行いましょう。
これからは暑くなる季節です。
川遊びにぴったりの時期となりますので、景色を見ながら楽しんでみてください。