子供が習い事中にふざけてレッスンを受けない、なんていう事を見たり聞いたりしたことはありますか?
また、そんな、親御さんはどんな対応をしたらいいのか悩みませんか?
ふざけていたら、先生や他の生徒さんにも迷惑かけてしまいますよね。
子供が習い事の最中にふざけてしまう理由と、ふざけてしまった時の対処法を調べてみましたので、ご紹介します。
また、元から落ち着きのない子の習い事の探し方についてもまとめてみました。
目次
子供が習い事でふざける理由
まずは、子供が習い事でどうしてふざけてしまうのでしょうか。
習い事でふざけてしまう子供の心理について調べてみたのでご紹介します。
友達と一緒になってふざけている
習い事の教室に友達がいる場合にふざけてしまうことがあります。
友達がいると、ついつい習い事の域を超えてしまい、「遊び」感覚になってしまったり、友達に話しかけられたりして、集中力を欠いてしまうことがあります。
1人で習い事をするよりも、友達と一緒に習い事をする方が「おふざけ」に拍車がかかってしまうようです。
大人の関心を引きたい
習い事の最中にふざけていると、先生から注意されますよね?
先生から注意されることを、自分に関心を向けてくれていると勘違いしてしまい、関心を引きたいがためにふざけてしまうことがあります。
赤ちゃんが大人の注意を引くために泣くのと同じ心理なのです。
恥ずかしかったり不安があったりする
子供は、先生から怒られたらどうしようという不安や、失敗したら嫌だなという心配する気持ちを、ふざけることでその場を取り繕うとするのです。
小さい時親に怒られてヘラヘラした経験はありませんか?
その時ヘラヘラしたのも、そういった気持ちがあったからかもしれません。
発達に特性がある場合
集中するのが得意な子供もいれば、苦手な子供もいます。
団体行動が好きな子供もいれば、苦手な子供もいます。
これらの行動が苦手な子供は、元々生まれ持った特性によるものの可能性もあります。
わざとふざけているのではなく、子供なりに防御策としてふざけているのかもしれませんし、SOSを発しているのかもしれません。
子供がふざけている時の対処方法
では、子供が習い事でふざけてしまっている時はどうすれば良いでしょうか?
子供がふざけてしまっている時の対処方法についてご紹介します。
頭ごなしには叱らない
子供が習い事でふざけていたら、叱りたくなってしまいますよね。
しかし、頭ごなしに叱らずに、そこは我慢してください。
子供とは言え、子供なりの言い分があるはずです。
怒る前に、まずなぜふざけてしまったのか子供なりの理由を聞いてみましょう。
子供に繰り返し説明をする
なぜふざけてはいけないかという事を分かりやすく、子供に説明してあげましょう。
ただ単に、「ふざけてはだめ!」と伝えるのではなく、「他の生徒が迷惑しているから、帰ったら遊ぼうね」「ふざけていると、危ないからやめようね」等と、具体例を出しながら根気よく子供に伝えてあげてください。
一度言われて直らないからと諦めてはいけません。子供が納得するまで何度も伝えましょう。
そうすれば、きっと子供も理解してくれるはずです。
出来るようになったら褒めてあげ自信につなげる
子供の成長には「褒める」ことと「認める」ことが大切です。
ふざけていた子供が態度を改めたら、「遊ばなかったね」「静かにしていたね」などと行動を認めてあげてください。
そしてその行動に対して「よくできたね」と褒めてあげましょう。
少し大げさなくらい褒めることで、子供の自信へと繋がり、自らふざけるのを辞めるようになるのです。
先生にも理解を求める
もしかしたら子供がふざけるのには、きちんとした理由があるのかもしれません。
または、子供の特性なのかもしれません。
それを見極めるのには時間がかかりますし、子供にふざけないようにさせるのにも一朝一夕にはいきません。
子供には言い聞かせていることを先生に報告し、ふざけないでレッスンを受けられるようにしばらく見守って欲しいことを伝え、先生からの理解も得るようにすると良いでしょう。
先生も一緒に協力してくれるはずです。
落ち着きのない子どもの習い事の探し方
元々の性格で落ち着きのない子はいますよね。
そんな子供に合った習い事であれば、興味を持って集中して習い事をすることができるかもしれません。
落ち着きのない子供がどのように習い事を探せばいいのかをご紹介します。
必ず体験レッスンを受けさせる
落ち着きのない子供には、必ず体験レッスンを受けさせるようにしましょう。
体験レッスンを受けることで、教室の雰囲気を知ることができます。
少しでもふざけていると先生からの叱責があるような習い事だと、落ち着きのない子供にとっては苦痛かもしれません。
逆に、にぎやかな雰囲気の習い事だと、落ち着きのない子供も楽しむことができるかもしれません。
落ち着きのない子供が集中して習い事に没頭できるのは、興味のある習い事をさせることです。
体験レッスンを受けて、子供が興味を持つか、その雰囲気に馴染めるかを確認するようにしてください。
マンツーマンの習い事を試してみる
落ち着きのない子供にはマンツーマンの習い事をさせてみるのも解決策の一つです。
月謝は高くなってしまいますが、マンツーマンの習い事だと、他の生徒やその親に迷惑をかけることはありません。
また、子供のペースに合わせた内容になるため、子供のプレッシャーも軽減されます。
もちろん先生との相性も大切な要素ですので、子供と合う先生を探すようにしてくださいね。
その子に合う習い事が見つかるまで探してみる
落ち着きのない子供は、スキルを習得するまでに諦めてしまうことがあります。
せっかく習わせたのだから、最後まで諦めずに習い事をさせたい、と思うのは当然ですが、落ち着きのない子供の場合には、諦めることも重要です。
その習い事は子供に合わなかった、と次の習い事を探してあげましょう。
子供が興味を持った習い事をできるだけ多く体験させてあげてください。
そうすれば、そのうち落ち着きのない子供であっても、いずれは子供が集中する習い事に出会えるはずです。
まとめ
子供に習い事をさせたのはいいけれど、ふざけてばかりいる、と悩んでいる親御さんも多いのではないでしょうか。
ふざけるのは良くないことです。しかし、頭ごなしに子供を怒っては逆効果になることもありますし、ふざけているのには理由があるかもしれません。
もし子供がふざけていたら、まずは下記を実践してください。
・ふざけている理由を聞く。
・根気強く説得させる。
・褒めて成長させる。
・特性の可能性を考える。
どんな子供でも集中して出来る習い事があるはずです。
子供だけでなく、親も先生も協力して子供に習い事の楽しさを教えてあげましょう。