習い事により、お子さんの遅い時間の帰宅について、皆さんはどう思われますか?
皆さんが考えているよりも、子供の帰宅が遅くなるのは、色々な所に影響が出てくるのです。
今回は、まず子供たちが習い事で遅い時間に帰ってくることによる影響についてまとめてみようと思います。
また、習い事で襲い時間になった時の食事と睡眠についても調べてみたので、ご紹介します。
目次
子供の習い事が遅い時間になった時の影響
まずは、子供たちの習い事が遅い時間になった際に起こる影響について、まとめてご紹介します。
自力で帰宅する際の危険
近所の習い事だと言って、帰り道を子供たちだけで歩かせてはいませんか?
今はどんなことが起こるか分からない世の中です。
様々な犯罪や危険から身を守るためにも、暗い夜道の一人歩きだけは絶対にやめさせてください。
親の送迎も大変
子供たちが1人で帰ってこないとなると、親は送迎をするしかありません。
子供を教室まで送り、1、2時間ですぐにお迎えというのは、とても大変です。
なので、送っていくのはママで、迎えに行くのはパパのように、両親で分担したり、他の方法(祖父母に頼るなど)を検討するのがいいのかもしれません。
食事や睡眠のペースが乱れる
遅い時間の食事は不摂生の元となりますし、何より睡眠時間が取れなくなることが一番良くありません。
食事と睡眠については、下記で詳しく解説しますので、最後まで読んで行ってください。
遅い時間まで勉強をしても身にならない
何よりも、遅い時間(眠たい時間)に勉強をしても何の身にもなりません。
しかも、夜の10時から成長ホルモンの分泌が盛んになります。
その時間に寝ていることで成長を促しているのです。
夜の10時には寝ていることが、理想ではあります。
習い事で遅い時間になる時の食事
それでは、習い事で遅い時間になる時の食事について、まとめていこうと思います。
習い事に行く前に軽食を取る
お腹いっぱいでは、習い事にも身が入りませんよね。
なので、習い事に行く前には炭水化物が多めの軽食をとるようにしましょう。
すぐにエネルギーに代わるものが良いと思います。
帰ってきたら軽食で取れなかった栄養を取る
習い事を終えて帰ってきたときには、ビタミン類やたんぱく質、ミネラルを含んだものをとるようにしましょう。
栄養のバランスが整ったものを用意してあげるのが良いです。
夕食に便利な献立
それでは、一体どんな献立だと良いのか一例をご紹介します。
丼物が便利
丼物は、簡単に出来て子供も喜んでくれるメニューです。
味が濃い目のおかずをご飯の上に乗せるだけで簡単などんぶりの出来上がりです。
例えば、ハンバーグを乗せたロコモコ丼や、生姜焼きを乗せた生姜焼き丼などです。
ご飯を作る両親の負担もだいぶ小さくなると思います。
スープやサラダ
ビタミン類、ミネラル類は、スープやサラダから取りましょう。
こちらはあらかじめ準備をしておけば、温めるだけ、出すだけと楽ちんです。
それで、栄養価も取れるのであれば、手間もかからず良いと思います。
習い事で遅い時間になる時の睡眠
最後は、習い事が遅くなった時、睡眠にどのような影響を与えるのかなどまとめていこうと思います。
小学生の理想の睡眠時間
小学生の子供の理想の睡眠時間は年齢に関係なく10時間です。
起きたい時間から逆算すると、夜8時に寝て朝6時に起きるというのが理想です。
習い事をしている子供の実際の睡眠時間
実際、塾や学童などで寝るのが遅くなり夜の9時や10時に寝るという子が多いそうです。
起きる時間は6時から7時と変わらないので、結果睡眠時間は8時間前後です。
たった2時間と思いますが、成長期の子供の脳の発達に悪い影響が出てくるのです。
睡眠時間が短くなると起こる悪影響
それでは、睡眠時間が短くなる事で起こる悪影響を3つほどご紹介します。
学力の低下
様々な機関が研究している結果を見ると、睡眠と学力には大きな関係があるようです。
日本で行われた研究でも、睡眠時間が5時間未満の子供と、睡眠時間が8~9時間の子供では、国語と算数の学力調査の点数に大きく差が出たという研究報告もあるほどです。
肥満
悪影響は学力だけではなく、運動能力の発達にも関係しています。
体力ややる気がないまま過ごしていると、運動不足になり、肥満の原因となったりするのです。
低身長
そして、意外だったのは、体の生育にも影響が出るという事です。
どんな影響が出るかというと、低身長などです。
やはり、睡眠をしっかりとることが、子供の様々な生育に関わってくるのです。
まとめ
- 習い事のおわりが遅くなる事で、お子さん本人と共に、家族も様々な影響を受けます。
- 習い事で遅くなってしまったときの食事は、2回に分けてしっかりと栄養が取れるようにしましょう。
- 習い事で遅くなってしまった時には、なるべく睡眠時間を確保できるように工夫しながら過ごしましょう。
平日に習い事に通おうとなると、どうしても帰りが遅くなってしまいます。
子供の成長に影響を出させたくないと思うご家庭では、週末に習い事をずらしたり、思いきって習い事の数を減らしてみたりすることも良いのかもしれません。
習い事をしているお子さんがいるご家族では1度、話し合いをしてみるのはいかがでしょうか。