風邪を引いたとき、入院したときに優しくしてもらった経験から、看護師に憧れる人は非常に多いかと思います。
看護師になるためには、専門学校か大学に進学する必要があります。
本記事ではこれら看護学校への入学の難易度や倍率について紹介します。
また、社会人になってからの看護学校への入学は難しいのかどうかもまとめました。
あわせて専門学校と大学の違いについても解説するのでぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
看護学校の入学は難しい?難易度はどの程度?
冒頭でもお伝えしましたが、看護学校には大学と専門学校が存在します。
どちらも看護師の受験資格を得られることには変わりがありませんが、授業内容や得られる称号にはまた違いがあります。
これについては後の章で詳しく紹介しますが、まずは看護学校全体の入学難易度についてまとめていきます。
難易度や倍率は?
難易度については、学校や学部によって大きく異なります。
センター試験とは別に試験を設けているところもありますし、面接を重要視するところもあります。
受けたい学校の試験内容についてよく確認しておきましょう。
倍率についても学校によりまちまちですが、だいたい3倍から5倍が平均だそうです。
昔から看護師は人気が高い職業なので、倍率は高めです。
振り回され過ぎないように注意しましょう。
受験勉強はどれくらいすべき?
合格に必要な勉強時間は明確に○○時間と言い切ることが出来ません。
一般的には、専門学校より国立大学の看護学校へ行く人の方が、多くの勉強時間を有しています。
受験勉強はプレッシャーにより心が押しつぶされそうになることもあるかと思います。
適度に休憩したり、動画を見たりして勉強を継続するモチベーションを維持することが大切です。
受験にはどんな勉強が必要なの?
看護学校に入学するための試験内容に、看護の専門的な知識は必要ありません。
ほかの大学同様の科目を勉強する必要があります。
センター試験を利用するのか、それとも学校独自の試験で行うのかよく確認しておきましょう。
社会人でも看護学校に入学することはできるの?
もちろん、社会人でも看護学校に入学することは可能です!
最近では手に職をつけたい方が夜間の看護学校に入学するケースはよくあります。
ただし、学校によって社会人の受け入れ状況には差があるようです。
一般入試と社会人入試の違いは?
一般入試というと、現役高校生や浪人生などが受ける5科目の試験です。
毎日勉強する環境が整っている人達と肩を並べて受験することは、社会人にとってはかなり難しいと言われています。
一方で社会人入試とは、小論文と面接のみの試験です。
学習環境でのハンデをなくすために、学力だけでなく意欲や適性を測るために設けられた試験です。
何度も言いますが、まずは入学したい学校の試験内容をよく確認することが必須ですね。
気になる社会人入試の倍率ですが、例年10倍以上、高いところでは30倍以上のところもあるようです!
しっかり受験対策をして臨みたいですよね。
看護学校には大学と専門学校がある!その違いは?
さて、先ほどの章でも触れましたが、看護学校には大学と専門学校があります。
ここでは具体的な違いについて紹介していきます。
学習内容の違い
看護学校と大学では、カリキュラムに違いがあります。
大学は医療知識や一般教養科目が充実
当然ですが、大学なので卒業研究や卒論を行わなければ卒業できません。
そのため、論理的に考える思考を身につけられるよう、医療知識や一般教養科目など多くの知識を学ぶ授業内容になっています。
専門学校は実習が多い
専門学校は即戦力の育成に力を入れています。
そのため実践的な学習に特化しており、ほとんどが実習のような学校もあります。
中には長期の実習が辛く、途中で辞めたり、看護師にはならずに卒業する人もいるようです…。
大学が4年のところ、専門学校では3年や2年で卒業するわけなので、ぎゅうぎゅうづめのスケジュールで授業が行われていきます。
得られる資格の違い
学習内容が違うので、当然得られる資格の数にも違いがあります。
大学では多くの受験資格を得ることが出来る
専門学校とは違い、より深い医療知識を学ぶことができる大学では保健師や助産師、専門看護師の受験資格を得ることが出来ます。
自分がどの仕事で働きたいのか考えた上で学校を選びましょう!
与えられる称号の違い
一般的に大学では称号を得ることが出来ます。
大学では希望すれば進学ができ学士を取得出来る
大学では4年生を卒業すれば「学士」を、院であれば修士や博士を得られます。
大学や医療機関の研究者として働くことが出来ます。
しかし、一部の専門学校では大学院への進学も認めているところもあるようです。
就職先や基本給に差が出る
専門学校卒業と大学卒業では、就職先や待遇に差があることもあります。
中には大卒でなければ就職試験すら受けさせてもらえない…といったところも。
そしてこれは、看護師の世界のみならずですが、基本給にも差がでます。
一般的に学んできた機関が長いほど給料は高くなります。
看護師に求められるスキルや知識は年々高くなっており、就職してもなお勉強をし続けなければなりません。
まとめ
看護学校には専門学校と大学があり、さらに社会人入試と一般入試があります。
より深い知識を学んで研究していきたいのか、それとも実践的なスキルを学びたいのか、自分がどうしていきたいのかによって、選ぶ学校はさまざまです。
本記事があなたの未来の第一歩になれば幸いです。