潮干狩りには季節があるというイメージがあるかもしれません。
しかし石川県、厳密に言えば日本海側では通年にわたり潮干狩りができるのです。
また、太平洋側で行う潮干狩りのように潮が引いたタイミングで行いません。
満ち引き関係なく楽しむのです。
「狩る」というよりも「拾う」という表現がしっくりくるかもしれません。
とはいえもちろん、貝の種類によっては旬があります。
美味しく楽しく潮干狩りをするためにも、時期を見定めてみるのも良いでしょう。
目次
石川県の潮干狩りは時期はない!?通年楽しめる有名スポットをご紹介
石川県で1年中潮干狩りができる有名スポットの1つに「千里浜なぎさドライブウェイ」があります。
より快適に潮干狩りを行うためにも、基本的なデータについてまとめてみました。
ぜひとも参考にしてください。
住所・最寄り駅
千里浜なぎさドライブウェイは、 石川県羽咋市千里浜にあります。
最寄り駅は以下の3つになります。
- 「羽咋駅」から徒歩20分程度。
- 「宝達駅」から徒歩32分前後となります。
- 「敷浪駅」から徒歩37分程度を目安にしてください。
開催期間
潮干狩り場として開催期間を設けていません。
1年を通して楽しむことができます。
料金
入場料金ならびに買取料金などの設定はありません。
潮干狩りそのものは、無料で利用可能です。
駐車場・アクセス
駐車場というくくりはありません。
砂浜に車を直接乗り入れて停車することが可能なのです。
千里浜なぎさドライブウェイは、日本で唯一砂浜を走れるスポットとしても人気があります。
アクセスですが、ここでは電車と車の2つ方法をご紹介します。
- 電車でのアクセス
・JR七尾線「羽咋駅」から徒歩20分
・JR西日本七尾線「宝達駅」から徒歩32分
・JR西日本七尾線「敷浪駅」から徒歩37分
この3つの方法があります。
- 車でのアクセス
・のと里山街道、千里浜インターチェンジ下車すぐ
です。
採れる貝
主として以下の2種類の貝を潮干狩りで採ることができます。
- あさり
- ハマグリ
です。
この他にも、アオサガイ・ベニザラガイが採れることもあります。
いずれも天然で美味しいと評判です。
千里浜ドライブウェイについて
石川県の羽咋市にある千里浜なぎさドライブウェイ。
潮干狩りが通年、楽しめるスポットとしてはもちろんですが、砂浜を車で走ることができるのです。
世界でも数ヶ所しかなく、さらには日本で唯一の車両走行可能な砂浜となっています。
海を間近に感じながらドライブを楽しめるでしょう。
千里浜なぎさドライブウェイだからこその感動体験ができるのです。
1年中潮干狩りが出来るワケと日本海側の潮干狩りスタイル
1年中潮干狩りができるのは、それぞれのタイミングで楽しめるともいえるでしょう。
なぜ潮干狩りができるのかご存知でしょうか。
ここでは、1年中潮干狩りができるそのワケと、日本海側の潮干狩りについてまとめていきます。
日本海側は、干満の差がほとんどない
日本海側は、潮の満ち引きが非常に小さいのです。
太平洋側は数メートルの差があるのです。
東京では、最大2メートルにも達します。
一方、日本海側ではその差がほとんどありません。
潮があまり引く事が無い
干満の差がほとんどないということは、潮が引いた際に現れる「干潟」がないということになります。
潮があまり引く事がないわけです。
水の中に入って潮干狩りをするスタイルが日本海側で一般的なのはこうした理由からきています。
干潮時も1年中腰くらいまでの水がある
水の中に入って潮干狩り。
これをイメージすると、水の深さがあまりないように感じるかもしれません。
日本海側の潮干狩りは、干潮時でも腰くらいまでの水があるのです。
これは1年中変わりません。
ちなみに、満潮時でも同じ程度の深さとなります。
水位がほとんど変わらないので、「貝拾い」などといわれることも珍しくありません。
熊手と長靴は要らない。
水位や干満の差が無い事を踏まえると、見えてくることがあります。
それは、一般的な潮干狩りグッズである「熊手」「長靴」というものが不必要なのです。
水位が腰まであるのですから、長靴を着用しても意味がありません。
熊手も腰をかがめると顔が水に使ってしまうので、使いようが無いのです。
どのように潮干狩りを行うのかというと、足を使います。
足で探って見つけるのが、日本海側での潮干狩りスタイルなのです。
千里浜海岸の潮干狩りで注意するポイント
砂浜に直接、車で入れる千里浜海岸。
大きな魅力と、石川県だからこそ体験できることでもあるでしょう。
ただ、注意をしておきたいポイントもあるのです。
ここでは、そんなポイントをまとめていきます。
車に注意
駐車場広場などが用意されていないのが千里浜海岸です。
十分に車には注意をしてください。
進入する車はもちろん、出る車にも注意は必要です。
砂浜に海となると、小さなお子様は楽しくて思わず走り出してしまうかもしれません。
くれぐれも目を離さないようにしましょう。
また、危ないなと思う場所では手をつなぐなどしてください。
高波
干潮時でも満潮時と水位差があまりありません。
ですので、高波にも注意をしてください。
基本的に、高波の日には潮干狩りは避けるようにしましょう。
その日の天候や海の状況を事前に確認するのが安心です。
大量捕獲禁止
1年を通して無料で潮干狩りができる千里浜海岸。
だからこそ、たくさん採りたいと考えてしまうかもしれません。
しかし、潮干狩りに訪れるのは自分ばかりではありません。
多くの人が訪れているのです。
いつでも、千里浜海岸に足を運ぶ人々みんなが気持ちよく楽しく潮干狩りができることが大切です。
くれぐれも大量捕獲などはしないようにしてください。
常識的な量を考えましょう。
貝のサイズ制限
貝のサイズ、いわゆる「殻長」の制限があります。
以下、定められているサイズについてご紹介します。
- あさり 3センチ以下
- ハマグリ 3センチ以下
- アオサガイ 3センチ以下
- ハマグリ 3センチ以下
- ベニザラガイ 9センチ以下
です。
ぱっと見で「小さいかな」と感じた貝は、持ち帰らないようにしましょう。
まとめ
- 石川県の千里浜なぎさドライブウェイは1年中、潮干狩りができる
- 開催時期も料金も設定が無い
- 駐車場は砂浜に停める
- 車で砂浜に入りドライブができる日本唯一のスポット
- 日本海側で1年中、潮干狩りができるには潮の満ち引きが大きく関係している
- 千里浜海岸で潮干狩りを行う際は注意事項をしっかりと確認する
1年を通して潮干狩りができる石川県の千里浜。
ルールを守って楽しい時間を過ごしましょう。
すべて天然の貝ですので、生息場所が移動したり、確実に採れる保証はありません。
この点も、認識しておいてください。
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