そりに「背もたれ」があるのはご存知でしょうか。
あまり見かけないかもしれません。
安定感があり安全性も高い「背もたれ付きそり」というものがあるのです。
2020年9月の段階では、そう多い種類は販売されていません。
トップシーズンともいえる冬に向け、選択肢がより広がるようなさまざまな製品販売を期待したいところです。
さて、そりというと「遊び」のイメージが強いことでしょう。
しかし、雪国ではベビーカーのように使用することもあるのです。
ここでは、幅広い視点で、オススメのそり・オススメしたい理由から注意点などをまとめていきます。
目次
背もたれのある子供用のそり
「子供用の背もたれ付きのそり」と聞いても、具体的なイメージが浮かばないかもしれません。
ここでは、実際に商品をご紹介していきます。
興味がある方はぜひとも参考にしてみてください。
ボブスレー
・ボブスレー
見た目のカッコよさばかりではなく、機能性も高い背もたれ付きのそりです。
安定性のあるデザインにプラスチック製なので扱いも楽々。
さらには、ブレーキ・ひも付きで安全性の高い子供用そりとなっています。
完成品として販売されていますので組み立ても不要。
手間がかからない点はもちろんですが、組み立ての不備による破損や不具合の心配もありません。
料金もお手頃なのもオススメポイントです。
トボガン
・トボガン
シンプルなデザインですが、お尻がしっかりと収まるように設計されている子供用の背もたれ付きのそりです。
下の部分が厚いスライドになっていますので耐久性も抜群。
ワンシーズンだけではない、長期間利用ができます。
また、内臓ベルトとブレーキがついているので安全性も十分。
平地でも移動がしやすいよう「引っ張り用ひも」がついています。
雪上ばかりではなく、氷の上から砂スキー・スリップグラスでも使用可能です。
料金は少し張りますが、パフォーマンス性が高い製品といえます。
小さな子供に背もたれのあるそりがおススメなワケ
背もたれがついていないそりが決して悪いわけではありません。
しかし、小さな子供には背もたれがある方がメリットが多いのです。
背もたれ付きのそりをオススメする理由がそこにあります。
ここでは、そんな理由についてまとめていきましょう。
子供が安定して乗れる
大人ですと、背もたれのメリットをあまり感じないかもしれません。
特に小さい子供の場合は背もたれの有無が安定性に大きくかかわってくるのです。
背もたれのないそりですと、どうしても一定の姿勢で座り続けることが難しくなります。
安定性が高いという事は安全性の高さにもつながるのです。
そして、子供が疲れてぐずる可能性も低くなるでしょう。
後ろに倒れることがほとんどない
背もたれがないということは「後ろに身体が倒せる」ということになります。
そりの場合、後ろに身体が倒れてしまうと怪我をしたり、子供が驚いて泣いてしまう原因にもなりかねません。
万が一のことを考えた時も、背もたれ付きのメリットは大きいのです。
安心感がありそりから落ちることがない
不安定だ・不安だと感じてしまうと、子供は動いたり身体を揺らすことも増えてきます。
背もたれがあることで安心感が生まれるため、動いて落ちてしまったりという可能性を防げるのです。
またこれは、子供の安心感ばかりではなく、親御さんにとっても大きな安心感につながります。
雪国で移動手段として使う時の注意点
スキー場などでのお遊びグッズというイメージも大きいそり。
実は、移動用として雪国では活用されているのです。
雪道を押して歩くことができないベビーカーやバギー。
その代わりとして、そりを使用するのです。
ここでは、日常生活でベビーカーやバギーの代わりとしてそりを使用する上での注意点をまとめていきます。
ベビーカーよりも子供が無防備
ベビーカーやバギーは、頭部までしっかりと支えられます。
また、ベルト(固定)も頑丈です。
子供用の背もたれ付きそりも、ベルトがついていたりお尻が安定する設計のものもあります。
しかし、ベビーカーやバギーと比較をするとどうしても、子供が無防備になりやすいのです。
「前に押す」ベビーカーやバギー。
「大人が前に立って引く」そり。
大人もまた、視界に入りにくいので無防備になりやすいのです。
しっかりと意識をもって、子供が身体を揺らしたり反ったりしていないかなどをマメに確認しましょう。
背もたれやベルトに依存しすぎてはいけない
背もたれやベルトつきのそりは、ノーマルものものよりも安定感が高いのです。
これが大きなメリットでもありますし、子供の安全性の高さにもなります。
しかし、「だから安全」「絶対に怪我はしない」と思い過ぎないようにしましょう。
背もたれやベルトに依存をしすぎてしまうと、大人側の注意力が低下してしまいます。
せっかくの安全ポイントが逆効果にもなりかねません。
実際に、子供が落ちてしまったというケースもありますので、十分に注意を払いましょう。
お母さんのペースで歩かない
荷物が重いときや急いでいる時。
暑いときや寒いときなど、どうしてもお母さんのペースで歩くことも多くなるでしょう。
ベビーカーやバギーであれば、それでも特に問題はありません。
しかし、そりの場合は道の状況が悪いと、その衝撃が子供に伝わりやすいのです。
衝撃が強くなることで、落ちてしまったりぐずってしまったり、身をよじったりする危険性が出てきます。
子供が安全に・強い衝撃なく移動ができるよう配慮をしましょう。
まとめ
- 子供用のそりを購入するなら背もたれ付きがオススメ
- 背もたれのあるそりをチェック
- 背もたれがあることでたくさんのメリットがある
- 使用をする上で注意をしておきたいポイントを把握することが大切
認知度はまだまだ高くない子供用の背もたれ付きそり。
1台持っておくと、利便性・安全性ともに高いのでオススメです。
遊びとしてはもちろん、地域によっては移動手段ともなってくれます。
まずは、お手頃な価格のものを購入し、怪我リスクが低い場所で試してみてはいかがでしょうか。