いつも遊んでくれている子供のお友達に、そしてそのご家族への挨拶に今年も年賀状を書く季節がやってきました。
でも、普段からよく見知っている子供もいれば、子供同士しか交流がないこともありますよね。
年賀状を書くときに、子供宛の宛名をどうしたらよいのか分からないといった悩みがよく聞かれます。
今回は、年賀状の子供宛ての宛名の書き方と、子供のご家族へも一言挨拶したい場合どうしたらよいかお話したいと思います。
目次
年賀状の子供宛の宛名に使う敬称は?
年賀状を子供宛に書くときに悩ましいのが敬称をどうするかということ。
もらった子供や親御さんが違和感を感じないような配慮をするとよいでしょう。
こちらをヒントにしてみて下さいね。
年賀状の子供宛の宛名には「ちゃん」はおかしい?
お互いの子供同士親同士が仲の良い場合などで、小学校低学年までのお子さんに送る年賀状であれば「ちゃん」でもよいでしょう。
ですが、低学年以上の子供の場合、「ちゃん」を使用するときは注意が必要かもしれません。
子供はどんどん大きくなっていきますし、何歳頃から子供扱いにされると嫌かな?と考えてみると、高学年や中学生以上のお子さん宛には「様」がよいかもしれませんよね。
男の子の宛名は「さん」と「くん」どっちがよい?
最近の小学校では男の子には「くん」は使わず、女の子同様「さん」づけで呼ぶことが多くなりました。
理由はイジメ防止や性差別を生まないようにといった配慮のようです。
まだまだ違和感がある世代や慣れない人もいますが、そんな時代の流れであることは確か。
男の子に年賀状を送る時は、敬称は「さん」にしておくと間違いがないでしょう。
年賀状では「様」は無難
子供宛の年賀状とはいえその親御さんも見るかと思います。
子供同士が普段からいくら仲良くしていたとしても、親同士の関係性はどうか考えてみましょう。
例えば家族ぐるみで付き合いがあっても、あちらは会社の上司なんてこともありますよね。
上司のお子さん宛の年賀状の敬称に「ちゃん」を使うことで、「馴れ馴れしい」と思われる可能性もあるかもしれません。
少しでも心配があるなら、敬称は「様」にすると無難です。
年賀状を送るお子様のご家族にも挨拶したいなら宛名はどうしたらよい?
子供から子供への年賀状であれば、とくに相手のご家族への挨拶はなくてもよいですが、やっぱり一言添えたい時もありますよね。
その場合の宛名はどうしたらよいのかまとめてみました。
家族ぐるみの付き合いがある場合
ある程度大きくなると子供同士で年賀状のやり取りをしたいということがありますが、その場合はあくまで子供同士のやり取りにするとよいですね。
手紙やハガキの文化が薄れつつある中、年賀状は子供たちに継承していきたい文化のひとつ。
家族ぐるみの付き合いがあるのなら子供同士のやり取りとは別に、相手の親の名前と子供の名前を連名にした年賀状を送りましょう。
送る先のお子様のご家族の名前が分からない場合
親同士の面識がない場合こそ、年賀状を送る子供のご家族には普段会って言えない感謝の気持ちを伝えたいものですよね。
ご家族の名前が分からないのであれば、子供の名前はフルネームで書いた左横に「ご両親様」や「お母様」、「お父様」と連名にします。
また、子供の名前だからといって平仮名ではなく漢字で、そして敬称も忘れずに書きましょう。
お子様の近況を尋ねると喜ばれる
子供同士の年賀状のやり取りではない場合は、ぜひ相手の子供の近況を尋ねるとよいでしょう。
なかなか会えない間柄ならなおさらです。
自分の子供にまで気を遣ってもらえると、もらったほうはとても嬉しいはずですから。
まとめ
【年賀状の子供宛の宛名に使う敬称は?】
・「ちゃん」
赤ちゃんや小学校低学年頃まではOK
子供扱いされたくない年頃の子供には「様」を使う
・男の子も「くん」ではなく「さん」
性差別をなくすため「さん」づけで呼ぶ学校が増えている
・無難な「様」
相手の家族に失礼にあたりそうな場合は「様」を使う
【年賀状を送るご家族にも挨拶したい時の宛名は?】
・子供同士のやり取りは、宛名は子供だけにする
・家族の交流がある場合は子供の名前を連名にする
・相手の家族の名前が分からない場合は子供のフルネームの左横に「ご両親様」や「お母様」、「お父様」と連名にする
・相手の子供の近況を尋ねる言葉を入れると喜ばれる