花火

福知山花火大会の屋台爆発事故のその後について

皆さんは、2013年に京都で起こった福知山花火大会の屋台爆発事故について知っていますか?

知っている人も多いと思いますが、全く知らないという人も少なくないのではないでしょうか。

花火は綺麗ですし、みんな見るのを楽しみにしていると思います。

ですが、花火大会には危険が起こる可能性もあるので、福知山花火大会の屋台爆発事故やその後についてまとめていきます。

 

福知山花火大会の屋台爆発事故とは?

福知山花火大会の屋台爆発事故について全く知らないという人のために!

まずはどのような事故だったのかなどから知っておいた方がいいと思うので、まとめていきます。

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どのような事故だったのか

福知山花火大会の屋台爆発事故は、2013年8月15日に発生し、負傷者が多数、死者が3名というとても大きくひどい事故でした。

京都府福知山市の由良川河川敷で行われていた「ドッコイセ福知山花火大会」は、北近畿地区最大級の花火大会の1つで、1932年から続いていました。

花火に訪れる人は、毎年10万人越えで、神輿や灯篭流しなどが終わった後に1時間半にわたって、総勢6000発が打ち上げられていました。

お祭りということもあり、河川敷には300台もの屋台が並ぶほどの賑わいがありました。

毎年多くの人が訪れて賑わいを見せていた花火大会でしたが、2013年8月15日の19時半くらいの花火大会が始まる直後に、河川敷にあったベビーカステラの屋台の所からいきなり爆発が起こりました。

屋台は3つ燃えてしまい、花火の時間まで屋台付近で待機していた59人が重軽傷、その中の3名が、ヤケドから重体になり亡くなりました。

テレビなどでもニュースになり、大きな話題になった事故の1つです。

 

爆発の原因な何?

どのような事故だったのかは上記を読んでおわかりいただけたと思いますが、では何が原因だったのか気になると思うので、まとめていきます。

福知山花火大会で爆発事故が起こったため、大会の名前が付けられていますが、花火が原因で起こった事故ではありません。

事故の原因は、給油用のガソリン缶が異常にまで高温になったことが原因だと言われています。

このガソリン缶は炎天下に何時間も置かれていて、異常なほどに高温になっていたのにもかかわらず、店主は内圧を下げる操作をしないで、発電機に給油しようとして蓋をあけると、気化していたガソリンに引火し爆発を引き起こしました。

このような大きな事故で店主は服役しましたが、それだけでは対応しきれなかったため、事項委員会が大会の主催者として被害者達と示談交渉をしました。

 

福知山花火大会の屋台爆発事故のその後について

このような大きくてひどい事故だったため、その後は花火が行われているのか、被害者や加害者はどうなったのか気になる人も多いと思うので、下記にまとめていきます。

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事故での被害者のその後

多くの被害者がいる中でも、大ヤケドを負った被害者について少し見ていきましょう。

この被害者は、体の4割近くもの大ヤケドを負った少年でした。

当時少年だった被害者は両手、両足に大きなヤケドを多い、事故後4カ月経っても両足にはヤケドの生々しい跡が残っていたそうです。

また今でもヤケドを負った部分に激痛が走り、仕事に復帰できていません。

他にも多くの被害者がいて、今でも悩まされている人が多いようです。

事故からは何年もたっていますが、被害者の人は当時から今でもずっと痛みなどに苦しめられています。

 

事故後の代償

このような大きな事故になったことで、福知山花火大会は翌年から廃止になりました。

2016年には地元のNPOによって花火が打ち上げられましたが、遺族たちから否定的な意見を受けて翌年以降から完全廃止されたようです。

この事故の影響から、京都でもう1つの大規模の花火大会とされていた「宇治川花火大会」も廃止を余儀なくされた。

そのため2018年以降からは、京都の小~中規模の花火大会しか残っていないようです。

花火は夏の風物詩であり、多くの人が楽しみにしているものですが、このような大きな事故が起こってしまうと、その後の大きな影響を及ぼす事故だったことがわかります。

 

示談金はどれくらいなの?

事故が起こってから翌年の8月には、犠牲者2名の遺族や被害者17名と示談が成立されたニュースが報じられています。

そのニュース時に、示談金は総額1億3千万円であり、商議所の積立金6千万円と市民などの支援金2800万円、金融機関からの借入金などをあてたということも報じられました。

でも残りの犠牲者1名と負傷者40人とは、この時まだ交渉が成立しておらず、長期にわたり交渉されていました。

2015年には半数くらいとの示談が成立し、2017年の8月までに51名との示談が成立したと報じられていました。

残りの6名とは、その後の交渉で話がまとまったと言われていて、最終的には2018年の春まで交渉が続いたとのことなので、約4年半と長期にわたって交渉が行われていたことがわかります。

 

事故の加害者のその後

事故の加害者である渡辺良平は服役し2013年に実刑5年という判決が下りて、現在は出所しています。

渡辺氏は裁判では、「人生をかけて謝罪と弁償をしていく」と語っていたものの、出所してから現在までに、被害者達へ直接な謝罪は一切ないようです。

謝罪がないことが報じられるとネットなどでは、渡辺良平への非難の声が殺到しています。

 

まとめ

花火大会 事故 その後 ポイント

福知山花火大会の屋台爆発事故は、死者3名、負傷者56名という大きく酷い事故であったことがおわかりいただけたでしょうか?

店主の不注意のせいでこのような大きな事故が起こり、多くの人が被害に遭いました。

またこの事故のせいで大きな花火大会はすべて廃止になるなど、大きな影響を引き起こしました。

京都だけに言えることではありませんが、このような大きな事故が二度と起こらないように、屋台の店主さんたちにも十分注意してほしいと思います。


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