子供 飛行機

子供用睡眠薬を飛行機で使うのはあり?皆の意見をまとめてみた

長時間、飛行機でのフライトをする子供に対して睡眠薬を与えることをどのように感じるでしょうか。

日本では、与えることはないといっても良いのですが、アメリカでは意外にポピュラーな行為なのだとか。

睡眠薬は、医師の処方箋もしくは市販薬を利用し睡眠薬の代用とすることがあるようです。

この、子供に対する睡眠薬使用については、医師の中でも賛否両論あるようです。

ここでは、子供に対する飛行機移動時の睡眠薬の使用についての意見をまとめていきます。

 

子供用に睡眠薬を飛行機で使うってどうなの?医師の考えは?

まず最初に、医師は、子供への睡眠薬の使用についてどのような意見があるのでしょうか。

医療の現場にいて、知識も豊富な医師。

その意見をインターネットで調べてみましたので、いくつかご紹介します。

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重い副作用の可能性がある

睡眠薬に限らず、どのような薬でも副作用はあるものです。

しかし、時に重度の副作用症状が現れることもあります。

睡眠薬の副作用について、インターネットで調べたところ、呼吸が抑制され生命の危険に陥ってしまう可能性が挙げられるようです。

直接、脳に働きかけを行うことがこの原因になるそうですよ。

 

眠りから目覚めた時に余計にぐずる可能性がある

睡眠薬は決して自然な睡眠方法ではありません。

「強制的にシャットダウンする」と想像すると分かりやすいでしょう。

ですから、寝起きも自然なものではないケースもあるようです。

睡眠薬の効果がきれて目が覚めても、頭がぼんやりとしてしまい、子供がすっきり起きることが難しい場合があるそうですよ。

これが原因で、ぐずる可能性があると考えられているみたいです。

 

自ら眠たくなるように乗る前の準備が大切

睡眠薬を使用するのではなく、子供が自発的に「眠たくなる」ように誘うのが安心ですね。

例えば、飛行機搭乗前にキッズスペースなどを利用して遊ばせるなどしてみてください。

日常生活の中のお散歩と睡眠の関係性と同様です。

身体を使わせることで体力も消耗します。

それによって、飛行機に乗ったころには自然と眠たくなるという事もあるかもしれません。

また、時間を考えるのも1つのポイント。

フライト時間をお昼寝の時間にあわせてみるのも良いでしょう。

 

賛成派

飛行機に搭乗する際の子供への睡眠薬の使用。

賛成派の意見に耳を傾けてみましょう。

どんなに自然な入眠を試してみ無理な時もあり、子供自身が泣くのも親も辛い思いをすることもあります。

周囲の人も肯定的ではないケースも考えると、使用をしたほうが、全員ストレスがないので賛成です。

素人判断で睡眠薬を使用するのではなく、説明をしたうえで医師に処方してもらう分には安心。

常用するものではないので、緊急時的な意味合いで使用をするのだから問題は感じません。

神経質になってひりひりとしている親の心理を子供も感じてしまうものです。

それにより、不安になる子供もいますので、睡眠薬を使用しても問題はないでしょう。

などというものです。

 

反対派

賛成派の声があれば、当然ながら反対派の声もあるものです。

以下、反対する声に耳を傾けてみましょう。

大人の都合で子供を強制的に眠らせるのは理不尽。

自然と眠たくなるようなフォローやグッズを用意しておくのが良い方法です。

処方箋薬といっても、副作用やリスクがゼロなわけではありません。

飲ませなければ良かったと後悔をするのであれば、使用をしない方が安心。

子供の調子ではなく、状況だけで薬を与えることには抵抗感があるので、睡眠薬の使用は反対です。

「黙らせてしまえばよい」という手段も受け入れにくいです。

などというものです。

 

日本で睡眠薬として処方される薬の作用と副作用

実際に子供に対して病院やクリニックで処方されたお薬についてまとめていきます。

お薬の種類・作用から副作用までをまとめていきます。

飛行機に搭乗するので子供への睡眠薬の使用を迷っているという場合に参考にしてみてください。

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トリクロリールシロップ

子供の場合、年齢により容量が設定されます。

20~80mg/kgを標準とし、シロップとして20mlを超えないようにする必要があります。

 

作用

スムーズな入眠へと導きます。

脳の神経の働きを抑える効果があり、短期型の睡眠鎮静薬です。

寝るすぐ前に服用するお薬です。

 

副作用

特に、子供への投与は呼吸抑制の作用が出ることもあるため、注意が必要です。

この他、ふらつき・めまいが起こることもあります。

 

ポララミンシロップ

5~3歳1.5ml、5~8歳2ml前後の投与が一般的ですが、子供の体格や身体症状によって変わります。

以前よりある薬剤で、即効性と持続時間が長いことが特徴的です。

 

作用

抗ヒスタミン薬で、アレルギー症状を抑えるシロップです。

脳への移行作用があるので、睡眠薬の代わりとしても使用されます。

かゆみや花粉症の症状を抑える対処療法薬として投与されることが多いでしょう。

3歳以下の子供への投与はできません。

 

副作用

軽度の副作用は、口が渇く・身体がだるい・めまいなどです。

重症になると、ショック症状が現れることがあります。

子供への投与の場合、けいれんや血圧低下などの症状がみられることもあるので注意が必要です。

 

まとめ

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  • アメリカでは飛行機に搭乗する際の子供への睡眠薬の使用はポピュラー
  • 日本ではさまざまな意見がある
  • 子供に投与する睡眠薬の種類や作用、副作用の知識を持っておくと判断材料にもなる

子供に睡眠薬を与えて飛行機に乗るかどうかは賛否両論があります。

無理に与える必要・絶対に与えない必要はないでしょう。

ただ、お薬ですから安易にそして日常的に使用をしないようにしてください。

まずは、かかりつけの医師や小児科医に相談をすることが大切です。


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