北海道日高地区では調べた限り、有料のきちんとした潮干狩り場はありませんでした。
元々、この地方では、無断で貝などを採ることは禁止されています。
ただ、ごく浅瀬の場所で採れたものならば、持ち帰っても良いそうです。
今回ご紹介する潮干狩りスポットは、無料だけれども設備などは何もない、全て自己責任のスポットです。
漁協のルールなどもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
北海道日高町の潮干狩りスポット
日高町の潮干上がりスポットを2つ見つけることが出来ました。
どちらも、地元の人が行くようなスポットでしたが、基本的なデータを調べてみましたので、ご紹介します。
元静内橋の下
【住所】
北海道日高郡ひだか町
【開催期間】
特に決まりはありません
【料金】
無料
【駐車場】
近くに5台くらい停められる駐車場有り(無料)
潮干狩りシーズンには早くに埋まってしまう事が多いです。
【採れるもの】
アサリ
【特徴】
上の項目にもあるように、アサリが良く採れるそうです。
アサリ目当ての方は、この元静内橋下で潮干狩りをおススメします。
ドライブインアサリ浜前
【住所】
北海道日高郡新ひだか町東静内195-1
【開催期間】
特に決まりはありません
【料金】
無料
【駐車場】
詳細は不明ですが、近くに停めることが出来るようです。
【採れるもの】
フノリ、マツモ、ツブ、タコなど
【特徴】
シーズンになると、テトラポットに海藻がびっしりと生えていて、フノリ、マツモ共に簡単に採ることが出来ます。
アサリはと言うと、テトラポットの下に隠れているので、採るのにコツがいりそうです。
日高地方管内の主な規則やルール
漁業調整のために、漁師さんと一般の方、どちらも守らなくてはいけないルールが存在します。
ただ、浅瀬での潮干狩りは漁業権に触れないとこのことで、潮干狩りが出来るようになっています。
採捕の禁止
いくつかの水産物は、漁師さんと一般の方を問わず、採捕してはいけない時期があります。
主に潮干狩りで採れそうなものをご紹介しておきます。
下記の期間は採捕は禁止されています。
- アサリ:7月16日~9月30日まで
- エゾバフンウニ:9月1日~10月31日まで
- キタムラサキウニ:9月15日~10月31日まで
使える道具
禁止されている漁具は
- 熊手
- スコップ
- 棒
- 銛
- ナイフ
- 石
などです。
使っても良いのは「徒手による採捕」となっています。
個人のブログでは、熊手やスコップなどを普通に使っていますが、原則は使わないことをおススメします。
日高町の潮干狩りで採れる生き物
上で紹介した通り、本州とは少し違うものが採れるようです。
1つずつご紹介します。
アサリ
北海道沿岸のほとんどの砂浜に生息しています。
水温の上がってくる春から秋にかけて成長し、冬の水温の低い時期にはほとんど成長しません。
水温の違いで成長の仕方が変わってくるんですね。
ツブ
北海道では食べられる巻貝をあわせて「ツブ」と言います。
お刺身にすると、コリコリとした食感が美味しい貝です。
潮干狩りでは、そこまで大きなものは採れないようですが、探してみるのも良いでしょう。
フノリ
上記でご紹介した通りテトラポットにびっしりと生えています。
フノリは手採りで採取します。
お味噌汁にするのが一般的で、その他は酢の物などが合うようです。
マツモ
春に旬を迎える海藻の1つです。
フノリと比べると、採れる量がとても少なく、北海道でも貴重な海藻です。
こちらも、手採りでの採取となります。
食べ方は、お味噌汁やお吸い物の具にしたり、そばやうどんと一緒に食べたりします。
まとめ
- 日高地方で潮干狩りが出来るエリアはそんなに多くありません
- 採れるものは、本州とは少し違ったものが多いようです。
- 海藻類が採れるのは、日高地方の潮干狩り場ならでは。
日高で潮干狩りをしたいと考えている方は、漁業権のあるエリアなどに注意し、楽しく潮干狩りをしてください。
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