年賀状を書くにあたって、子供の写真を入れるかどうか毎年悩むという方はいらっしゃいませんか?
そもそも年賀状の意味をご存知ですか?
年賀状を送るのは日本人にとっては当たり前の事かもしれませんが、その意味を知っている人は多くありません。
この意味を知ることで、年賀状の子供の写真なしのものがアリなのかナシなのか、分かってきますので、年賀状の意味をご紹介します。
また、子供の写真なしの年賀状の方が良いと思っている人の口コミをまとめてみました。
そして、写真なしの年賀状のメリット・デメリットについてもご紹介します。
目次
年賀状は子供の写真なしでも良いの?
年賀状に子供の写真入りにするか悩む前に、まずは、年賀状を送り合う本来の意味についてまとめていこうと思います。
これを知ることで年賀状の子供の写真なしはどうなのかが見えてきます。
年賀状とはそもそも新年の挨拶のためのもの
日本には古来、年始になるとお世話になった人の家に出向き、お世話になった感謝と今後のお付き合いをお願いする「年始回り」という習慣があります。
昔は交通事情も今のように整備されていなかったため、遠方への挨拶は簡単なことではありませんでした。
その代わりに年賀状に新年の挨拶を認めるようになり、今の時代まで続くようになったのです。
私たちも、新年になったら両親や義理の両親に挨拶に行くことがあると思いますが、「年始回り」の流れなのです。
近況報告は年賀状へ必要ない
年賀状とは本来挨拶が直接行えない遠方の人への年始の挨拶代わりです。
そのため、旧年中の感謝と新年における変わらぬ厚情をお願いする内容を書くため、近況報告を年賀状に書く必要はないのです。
子供の名前、顔、年齢、住所など個人情報が載りすぎている
皆さんも貰った年賀状を見て個人情報満載だ!感じたことはないですか?
年賀状に住所や氏名以外の個人情報の他に、子供の名前や年齢が記載されている上に、写真まであると、個人が特定されてしまう可能性があります。
普段、個人情報に気を配っている方々も、年賀状になると、ついつい個人情報を載せすぎてしまっているように思います。
近況報告と同様、他の機会や封書など他の手段を使う事をおススメします。
子供の写真なし年賀状の方が良い!と思う人の口コミまとめ
年賀状に子供の写真がなくても良いと思っている人の口コミをまとめてみました。
とても仲のいい友達以外の子供には興味がない
親友と呼べるほどの仲の良い友達以外の子供の写真を見ても、興味が湧かないという意見があります。
実際に会ったことのない子供の写真を見ても、成長を楽しむことはあまりないようです。
不妊や流産などの体験があるので子供の写真は見るのがツライ
子供ができない女性も中にはいますよね。
不妊治療をしている女性や流産といった辛い経験をしている女性が、子供の写真付きの年賀状をもらっても、良い気持ちはしませんよね。
逆に過去を思い出して辛くなってしまう可能性もあります。
こういった経験をしている女性には、気を遣ってあげた方が優しいですよね。
写真の有無より近況報告の方が楽しみ
年賀状を出す本人の近況報告が楽しみであって、その人の子供の写真はあってもなくても良いという意見もあります。
子供の写真を見るよりも、差出人の様子が知りたいと思う気持ちは当然かもしれませんね。
年始の挨拶として子供の写真だけは非常識に思える
年賀状を送る意味を考えると、非常識だと感じる意見もあります。
子供の写真だけが印刷された年賀状は、年賀状本来の役割を果たしていないため、常識を欠いていると思われてしまうかもしれません。
子供の写真なしの年賀状のメリット・デメリット
最後に、子供の写真なしの年賀状を送る際のメリット・デメリットについて、まとめていこうと思います。
メリット
子供の写真なしの年賀状を送る3つのメリットをあげてみました。
どんなシーンにも対応可能
子供の写真なしの年賀状であれば、どんな相手でも気を遣わず送ることが出来ますよね。
不妊で悩む女性に対しても、ビジネス関係の人に対しても、もちろん親族に対しても送ることができます。
送る人を選ばないのがメリットです。
デザインが多種多様
写真入りの年賀状にも沢山の種類があります。
しかし、写真がない年賀状の方がデザイン豊富です。
写真入り年賀状だと、写真を引き立てる年賀状になってしまうため、一定のパターンになりがちですが、写真がないと好きなようにデザインすることができます。
年賀状トラブルに巻き込まれにくい
写真入り年賀状だと、個人情報の流出の恐れや、不妊や流産で辛い過去がある女性に対して不快な気持ちにさせてしまうかもしれない、といったトラブルは少なくなります。
新年のおめでたい時期にトラブルに巻き込まれるのは嫌ですよね。
写真がない年賀状であれば、少しでもトラブルを回避できるのではないでしょうか。
デメリット
写真がない年賀状のデメリットを2つ挙げてみました。
相手によってデザインの選び方が難しい
写真入り年賀状だと、写真がメインになるため、自分の好みのデザインを見つけるのが大変かもしれません。
ポップな年賀状にしてしまうと、ビジネスで使用できなかったりすることもあり、デザイン選びがポイントになってきます。
そっけないと思われることもある
イラストだけの年賀状では、そっけないと思われることがあります。
写真入りの年賀状と比べると、確かに、印刷済みのあいさつのみの年賀状では、何となく冷たく感じてしまうのかもしれません。
そっけない年賀状と思われないためにも、手書きで1、2文のメッセージを入れておくのがおススメです。
まとめ
子供の写真入り年賀状に対しては賛否両論ありますよね。
年賀状の本来の意味を考えると、子供の写真入りにすると非常識に取られかねません。
-どんなシーンにも対応可能
-写真がないことで個人情報が守りやすい
-辛い過去があるご家庭にも送ることができる
など、写真入りの年賀状を送らないメリットも
あります。
特に個人情報については、様々なトラブルに巻き込まれることがあります。
子供の写真を年賀状に載せることには、危険な一面があることを覚えておいてください。