子供を連れての新幹線移動。
経験がある方はもちろん、なくても想像するだけでその大変さが分かるものです。
せめて乗車時間が短ければ、子供に我慢もさせられますが長いとそれさえも難しくなってしまいます。
新幹線の座席のとりかたや支払い方法など基本的な部分。
また、大人2人・子供2人の場合の席の取り方などについてここではご紹介していきます。
目次
新幹線の大人2人子供2人の基本的な料金の支払い方
大人2人・子供2人で新幹線に乗るという事は珍しくはないでしょう。
しかし、日常的に乗るものではないだけに、料金の支払い方などが分からないこともあるかもしれません。
では、どのように料金区分や支払い方をすればよいのでしょうか。
これらについてまとめていきます。
基本的な料金区分
新幹線の料金区分ですが、JR共通の区分となります。
分け方が細かいのが特徴的です。
- おとな(12歳以上)
- 子供(6歳~12歳未満)
- 幼児(1歳~6歳未満)
- 乳児(1歳未満)
以上、4つに分かれています。
新幹線での料金
新幹線の料金設定は、区分によって料金が異なります。
以下、自由席の場合の料金をまとめていきます。
- おとな 正規料金
- こども 正規の半額料金
- 幼児 無料
- 乳児 無料
です。
指定席の場合は、おとな・こどもの料金設定は同様です。
幼児・乳児の場合、1席分を占有すれば料金がかかります。
この際、かかる料金は「こども」と同様です。
グリーン券・グランクラス券
新幹線のグリーン料金は、営業の距離に比例します。
ですので、JR東日本・西日本によって異なります。
一例を掲げて説明していきます。
- 東日本 100キロあたり1030円
- 東海、西日本 100キロまで1280円
です。
また、同一価格の区間もあります。
グリーン料金・グンクラス料金は、特急料金と別途かかります。
新幹線の種類によって値段が少し違う
新幹線は、種類によって料金が少し異なります。
以下、安い順番に並べていきます。
- こだま
- ひかり
- のぞみ
です。
なぜ同じ路線を走行するのにもかかわらず、料金差が生じるのでしょうか。
それは「停車駅」です。
のぞみは停車駅が少なく、その分だけ早く進みます。
これが、高くなる要因です。
新幹線で大人2人子供2人の席の取り方のバリエーション
新幹線の基本的な料金区分が分かりました。
では、大人2人・子供2人で新幹線を利用する場合、どのような席の取り方があるのでしょうか。
なお、ここでいう「子供2人」は「幼児」とします。
トラブルなく席をとるためにもぜひとも参考にしてみてください。
自由席で大人2人だけ購入
まずは自由席を大人2人分だけ購入し、新幹線を利用するという方法です。
自由席の場合、幼児であれば料金は無料です。
ですから、お財布事情を考えるとお得に乗車できるといえるでしょう。
ただしこれには注意点があります。
空いていれば、大人2人・子供2人が並ぶ、近い場所に座ることはできるでしょう。
しかし、混雑をするとそれぞれの席に座ることになりますので、離れてしまう可能性もあるのです。
指定席で大人2人だけ購入・子供は膝で抱っこ
指定席で大人2人分を購入するという方法です。
指定特急券が別途必要になりますが、確実に座ることはできます。
幼児料金が「1席分を占有すれば」かかるのがポイント。
大人が子供の膝の上に乗せておくなどすれば、それに該当しません。
ですから、無料で利用できるのです。
距離が短ければ膝の上に乗せるのもよいでしょう。
ただし、長距離になると疲れてしまうかもしれません。
指定席で4席分購入
指定席を大人2人・子供2人分購入するという方法です。
料金的な負担はあるものの、それぞれが1席使用することができます。
また、指定の為に離れ離れになることもないでしょう。
なお、指定席は指定料金がかかります。
平均別途530円必要です。
また、繁忙期には200増し・閑散期には200円割引となりますので、把握しておくと良いでしょう。
指定席で大人2人子供1人購入・子供1人は膝で抱っこ
大人2人分・子供1人分の指定席特急券を購入し、子供1人分を膝の上に乗せるという方法です。
料金的な部分だけを見ると、子供1人分が無料で乗車できます。
小さい子供を膝に乗せれば、大人の負担も少ないでしょう。
また、1人で座ったりじっとしていることが難しい年齢であれば、このほうが賢い利用方法ともいえます。
新幹線での体験談
座席や料金についての知識を持てば、新幹線利用がしやすくなるでしょう。
しかし、実際の声というものを聞くとより自分たちにあった買い方ができます。
そこで、大人2人・子供2人の場合の体験談をまとめてみました。
- 短時間であれば大人2人分で子供2人はそれぞれが抱っこするのがお得。
- 長時間で大人2人分の料金で新幹線に乗りたければ、到着が少しでも早いのぞみがオススメ。
- ゆったり移動を楽しみたければ大人2人、子供2人分の席確保がピッタリ。
- 繁忙期に大人2人、子供2人で座席を確保したければ、バラバラにならない指定席が安心。
- 5歳になると抱っこも大変になるので、大人2人、子供1人料金を支払い小さい子供だけを抱くのも良い。
料金的な部分と負担、そして距離や電車の種類を選ぶことなども同時に大切だと分かります。
まとめ
- 新幹線の基本的な料金や区分を知ると仕組みが把握できる
- 大人2人、子供2人で利用する場合、さまざまなバリエーションがある
- 体験談を参考にして、最も快適な環境を用意するのがオススメ
短距離の移動は混雑を避けて快適に移動ができる新幹線。
旅行であれば、旅のムードを盛り上げてくれるものでもあります。
子供も、新幹線は少し特別で楽しい思い出となるでしょう。
座席の取り方を考えて、最も良い方法を選択することでより楽しく快適な時間がすごせます。
実際の声も参考にしながら、それぞれの「ベストの形」を作ってみてください。