バスに乗ってのお出かけは、旅心が盛り上がって、なんだか、ワクワクするものですよね。
でも、小さい子供を連れた保護者にとって、バスの楽しみは、おおむね、深刻な悩みと、セットになっています。
子供の暇つぶし問題です。
この問題の対策を、万全にしない限り、楽しい雰囲気のバス時間を、手にすることは、決してできません。
子供の『つまらなーい!』『まだ着かないのー?』の声に負けない、暇つぶしアイデアを、ご紹介していきましょう。
目次
できるだけ長く、コレでしのぎたい…アナログ暇つぶし
まずは、多くの親が抱く、『最初からスマホやタブレットには頼りたくない!』という思いを、かなえてみましょう。
コツは、用意したものを、一度に出さずに、小出しにすることと、使うその時まで、決して子供に見せない事です。
アナログな手段で、どこまで時間を引き延ばせるか、腕の見せどころです!
頭と手を使って・ほのぼの暇つぶし
団体旅行の貸切バスなどは、別ですが、『周りは知らない人ばかり』という状況の、移動目的のバスの中ですと、大きな声を出す遊びや、興奮して歓声を上げたくなるような、エキサイティングな遊びは,向きません。
逆に言えば、小さいアクションで、心豊かな遊びが、じっくりできるのも、バスという、狭い空間ならではなのです。
【文字数縛りしりとり】
基本ルールは、通常のしりとりと、まったく同じですが、答えられる単語の文字数を、限定するのが、『文字数縛りしりとり』です。
3文字くらいから始めて、子供の習熟度によって、文字数を少しずつ増やしていくと、難易度が上がって、長く楽しめます。
普通のしりとりは、散々やりつくして、飽きてしまっているような子供でも、この目新しいしりとりには、しばし、夢中になってくれることでしょう。
【何と言っているでしょうゲーム】
声を出さずに、口の形だけで、何と言っているかを、当てるゲームです。
ポイントは、複雑な言葉でなく、なるべく簡単で、子供の興味を引くような言葉を、問題にすることです。
途中でヒントを出したりすると、クイズ要素も加わって、子供も集中して、遊んでくれます。
【ハンカチ遊び】
https://www.nhk.or.jp/sukusuku/p2018/ms_743.html
ゲームのルールを、まだ理解できない年齢の子供は、ハンカチひとつで、楽しませてあげては、いかがでしょうか?
いつも持ち歩いているハンカチが、形を変えて現れることは、小さな子供にとって、新鮮な驚きのはずです。
こういったテクニックを知っていると、バス以外の、ちょっとした待ち時間などでも、間をもたせることができるので、覚えておいて、損はないでしょう。
【車窓から見える風景で会話】
忙しい毎日の中では、親子で座ってゆっくりと、話をするという時間は、意外と取れないものです。
バスの窓から見えるものをきっかけに、会話を広げてみるというのも、充実したバス時間の過ごし方になります。
いつもよりじっくりと、子供の話に耳を傾けてあげると、子供も、普段は話さないような思いを、打ち明けてくれるかもしれません。
こんなグッズで暇つぶし
【マジックキューブ】
根強い人気を誇る『ルービックキューブ』の、子供版といった、パズルおもちゃです。
一面が2×2と、素朴な見た目なので、簡単にできそうに見えますが、揃えるのがなかなか難しく、パズル好きの子供ならば、時間を忘れて、没頭してしまうのだそうです。
【シールブック】
すっかり定番となった、シールブックですが、知育系から乗り物系、着せ替え系と、いろいろなバリエーションのものがあり、子供の興味に合うものが、見つけやすくなっています。
100円ショップでも、売っていますので、何冊か用意してみるのも、いいかもしれませんね。
本に貼って、遊び終えたら、顔や手に、貼り合いっこをして、もうひと遊びできます。
【おでかけ中に楽しめる100のあそび】
ペンで書いて、ティッシュで消し、繰り返し遊べる、お絵かきカードです。
お出かけ先の、ちょっとした暇つぶしを目的に、作られたものなので、小さなサイズで、かさばらずに持ち運びができます。
お絵かきの他、迷路や点つなぎ、間違いさがしなど、100種類もの遊びがあるので、子供の興味引く内容のものが、必ず見つかるはずです。
おやつで間をもたせるのもアリ
ひとしきり遊んだら、おやつで気分をガラリと変えるというのも、子供には効果絶大です。
グミは、音をたてずに食べられますし、食べきるのに、思いのほか時間がかかりますので、バス時間の、間をもたせるには、最適でしょう。
その他に、おすすめなのが、駄菓子です。
子供の好きそうなものを、何種類も用意しておいて、小出しにします。
駄菓子は、ひとつひとつのパッケージが小さいので、お腹がふくれて、到着後の食事に響いてしまう…なんていう心配が、少ないところも、親とっては、ありがたいですね。
最終兵器は…やっぱり電子機器
スマートフォンやタブレットといった電子機器は、やはり、子供たちの興味を、強力に引き付けます。
時間を忘れるほど、集中してくれるのは、親にとっては、楽かもしれませんが、一度取り出してしまったが最後、それ以降は、他の遊びには、一切、見向きもしなくなる可能性も高いので、ご注意を。
他にどうしようもなくなった時の、最終手段として、大事に取っておきましょう。
おすすめアイテム
【ドラえもんひらめきパッド】
こちらは、普通のタブレットではなく、インターネット接続機能のない、知育おもちゃです。
対象年齢が3~7歳となっていて、小学校入学準備として役立つ、さまざまなジャンルのアプリが、40も入っています。
少し値段は張りますが、自宅に戻ってからも、家庭学習ツールとして、活用できるというのは、なかなか魅力的です。
【だんごむしコロコロ】
https://spoke.co.jp/apps/dangomushi/
『だんごむしコロコロ』は、虫好きの子供に、大好評のアプリです。
画面の中で、子供たちの大好きなダンゴムシが、3Dグラフィックで、リアルに動きます。
ダンゴムシの生態を、観察したり、丸めて転がして、迷路で遊んだり…。
実物の虫には、抵抗のある親御さんでも、画面の中でならば、安心して、子供にダンゴムシと、触れ合わせてあげられますよ。
【Let’ s Draw】
https://app-liv.jp/629814709/
こちらは、誰にでも使いやすい、お絵かきアプリです。
無地の画面に、普通にお絵かきをすることもできますが、取り込んだ画像の上に、重ねて絵を描くこともできます。
撮った写真に、いたずらがきをするという、一味違った楽しみ方もできて、子供も夢中になりそうですね。
事前準備とWi-Fiとバッテリー
まずは、電子機器の充電についてです。
これを、しっかりとしておかないことには、最後の手段が、あっという間に、終わる羽目になってしまいます。
自宅でフル充電をした上で、モバイルバッテリーも持参しておくと、安心です。
また、スマートフォンやタブレットで、映画や動画を観せる予定ならば、事前にダウンロードし、オフラインで観られるようにしておくと、いいですね。
オンラインですと、バスが電波の状態の悪い地域を走る場合、途切れてしまうこともあり、そうなったら最後、子供が急激に不機嫌になり、騒ぎ出すといった事態も、予想されますので、注意が必要です。
ポケットWi-Fiを持参するという方法も、ありますが、お持ちでない場合は、わざわざ入手するという手間があります。
バスによっては、無料Wi-Fiサービスのある車両がありますので、まずは、ご利用のバス会社に、バス内のWi-Fiの有無を、問い合わせてみては、いかがでしょうか?
【まとめ】暇つぶしのネタさえ確保すれば、子供とのバス時間は楽しくなる!
以上、バスの中で、子供が楽しく暇つぶしできるアイデアを、ご紹介しました。
それぞれについて、適した年齢の目安というものを、示しませんでしたが、子供の食いつきの良さは、年齢では、はかり知れないからです。
その子の成長具合を、よく知っている方が、本人の興味・趣味・嗜好に合わせたものを、与えてあげるということが、楽しい暇つぶしにする秘訣です。
しっかりと対策をして、穏やかな気持ちで、子供とのバス時間を、満喫できますように!