1歳前後の離乳食の時期に合ったひな祭りご飯のレシピはあるの?と悩んでいる親御さんはいませんか。
今回はそんな親御さんのために、離乳食の時期でも子供が食べられるひな祭りご飯のレシピ献立をお届けします。
デザートは3色菱餅に見立てたレシピなどをまとめました。
また最後に番外編として、菱餅はなぜ赤、白、緑の3色なのか、その色自体にある意味についても解説するのでぜひ読んでくださいね。
目次
【ひな祭りご飯】一歳の献立・小さな子も食べられるアレンジちらし寿司
ここでは1歳の小さな子供も食べられる、離乳食にアレンジしやすいちらし寿司のアレンジレシピについてご紹介していきます。
ひな祭りに手作り献立を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
離乳食用アレンジ・ひな祭りのちらし寿司
ちらし寿司風ですが、子供でも食べやすいように、酢飯は使わないアレンジレシピをご紹介します。
子供はもちろん、大人も食べられるように工夫しているので、家族みんなで楽しく食べられますね。
(材料)※子供と大人が食べる場合の4人分の材料
・ごはん お茶碗4杯
・鮭フレーク 大さじ3
・たまご 1個
・塩 適量
・白だし 小さじ1
・いくら(大人用) 適量
・プチトマト(子供用) 1個
・魚肉ソーセージ 1/2本
(使用する道具)
ボウル、フライパン、目の細かいざる、お花の型抜き
(作り方)
1.鮭フレークとごはんをボウルに入れて、しゃもじで混ぜます。
味見をしながら塩で味付けしてください。1歳の子供が食べるので、塩の入れ過ぎには気を付けましょう。
2.たまごをボウルに割り入れ、白だしを加えてよく混ぜます。
熱したフライパンに溶き卵を入れ、菜箸でかき混ぜながら炒り卵を作ります。
炒り卵ができたら、目の細かいざるに炒り卵を入れ、しゃもじやスプーンなどで押して炒り卵をポロポロにします。
3.魚肉ソーセージは包丁で薄くスライスし、型抜きでお花の形にします。
子供用の飾りのプチトマトは4等分に切ります。
4.器に、鮭混ぜご飯→炒り卵→お花型の魚肉ソーセージの順で盛り付け、一番上にいくら(大人用)またはプチトマト(子供用)の順番で盛り付ければ完成です。
砂糖不使用・ひな祭りのちらし寿司
砂糖を使わないちらし寿司のレシピもご紹介します。
ちらし寿司の彩りもカラフルなので、子供の目を引く見た目で喜ばれると思います。
(材料)※1人分
・ご飯 100グラム
・にんじん 20グラム
・しいたけ 1個
・たけのこ 10グラム
・ひじき 少量
・醤油 大さじ1/4
・お酢 大さじ1/2
・みりん 大さじ1/2
・たまご 1個
・塩 ひとつまみ
・鮭フレーク 40グラム
・のり 適量
・枝豆(冷凍) 適量
・ごま 適量
(使用する道具)
ボウル、フライパン
(作り方)
1.にんじん、しいたけ、たけのこは子供が食べやすいサイズに千切りします。
千切りしたものをひじきと一緒に鍋に入れ、醤油、お酢、みりんを入れ、具材が浸かるくらいの水を足し、鍋を火にかけます。
野菜にしっかりと火が通り、水気が無くなったら鍋を火から下ろし、具材を冷ましておきます。
2.たまごは錦糸卵もしくは炒り卵にして冷ましておきます。
冷凍の枝豆はお湯または水に入れ、解凍しておきます。
3.ごはんと1で作った具材を混ぜ合わせて、器に盛りつけます。
4.ごはんの上にトッピングのたまご、鮭、枝豆、のり、ごまを盛り付けて完成です。
手まり寿司風・一歳の手づかみ食べに
年齢が1歳6か月以降の子供なら、手づかみで食べることが出来る手まり寿司風のレシピはいかがでしょうか。
見た目もカラフルで、手づかみで食べることができるので、きっと子供も楽しんで食べてくれるはずです。
またこちらのレシピはラップで簡単に作れて、洗い物も少ないところも良いですよね。
(材料)※1人分
・ごはん 80~100グラム
・鮭(生鮭を加熱してほぐしたもの) 20グラム
・青のり 小さじ1/2
・炒り卵 たまご1/2個分
・ハム 1枚
・にんじん 5ミリ位の厚さのもの2枚
・絹さや 1束
(使用する道具)
ボウル3個、お花の抜型、ラップ
(作り方)
1.ごはんを3等分し、それぞれに青のり、炒り卵、鮭を混ぜます。
一口分ずつラップに包み、丸く握っておきます。
2.にんじんは茹でてお花の形の型抜きでくり抜いておきます。
3.絹さやも茹でて飾り用に千切りにします。
4.丸く握ったごはんをラップから取り出し、お皿に盛りつけます。
ごはんの上に飾り用にんじん、絹さやをトッピングすれば完成です。
献立を彩る♪一歳の子が食べられるひな祭りデザート
ひな祭りに欠かせない菱餅。
その菱餅の3色にちなんだ、一歳の子にも食べられるカラフルなデザートを3つご紹介します。
デザートは子供がみんな喜ぶものなので、メインの料理に加えてぜひ作ってみてください。
離乳食も可愛く・ヨーグルトアート
ヨーグルトに果物の果肉を混ぜて菱餅の3色を表現した離乳食レシピです。
カップに流し込むだけの簡単レシピなので、メインの料理に加えて準備してはいかがでしょうか。
(材料)※1人分
・ヨーグルト 大さじ3
・いちご 1粒
・キウイ 1/2個
(使用する道具)
すり鉢(なければ清潔なジップ付きの密閉袋)
(作り方)
1.いちごは水洗いし、キウイは皮をむきます。
いちご、キウイをそれぞれすり潰して裏ごしします。(清潔なジップ付きの密閉袋などに果物を入れ、手で揉みながら潰すと簡単にできます。)
2.まず一番下の層は、ヨーグルト大さじ1にすり潰したキウイを適量混ぜて色を付け、グラスに注ぎます。
3.キウイを混ぜたヨーグルトの上に、プレーンのヨーグルト大さじ1を重ねます。
このとき2色のヨーグルトが混ざってしまわないように、そっと重ねるようにしましょう。
4.残りのヨーグルト大さじ1に、すり潰したいちごを適量混ぜて色を付け、プレーンヨーグルトの上に重ねれば完成です。
3色ひな祭りクッキー
とってもかわいい菱餅色の3色のクッキーです。
クッキー型はお花やハートなどかわいい形にすると、子供が喜びそうですね。
少し工程が多く、難しいかもしれませんが、せっかくのひな祭りなのでお子さんのために作ってみるのはいかがでしょうか。
(材料)※天板2枚分
・無縁発酵バター(なければ無縁バター) 130グラム
・塩 ふたつまみ
・粉糖 90グラム
・卵黄 2個分
・打ち粉用の強力粉(なければ薄力粉) 適量
<ミルククッキー>
・薄力粉 50グラム
・アーモンドプードル 17グラム
・スキムミルク 7グラム
<抹茶クッキー>
・薄力粉 50グラム
・アーモンドプードル 17グラム
・抹茶 7グラム
<いちごクッキー>
・薄力粉 50グラム
・アーモンドプードル 17グラム
・ストロベリーパウダー 7グラム
(使用する道具)
ボウル、泡だて器、ラップ、麺棒、クッキングシート、小さめの型抜き(※厚みがあるクッキーなので、大きな型で抜くと焼く時に中まで火が通りにくくなってしまいます。)
(作り方)
1.バター、卵黄は室温に戻しておきます。
粉類は味ごとに3つにボウルに分け、よく振るって混ぜ合わせておきます。
2.ボウルにバターと塩を入れ、泡だて器でよく混ぜ合わせたら粉糖を加え、すり混ぜて滑らかになるようにします。
続いて卵黄をボウルに加え、よく混ぜ合わせます。(2の工程は空気を含ませないようにすり混ぜるのがポイントです。)
3.2で混ぜたものを3等分(1つ約85グラム)に分けて、風味ごとにボウルに入れます。
4.1つのボウルにミルククッキーの粉類を2回に分けて加え、ゴムベラでさっくり切りながら混ぜます。
混ぜ過ぎに注意しながら、粉っぽさがなくなりひと塊になるようにこねます。
5.抹茶といちご味についても、それぞれ4の工程を行います。
混ぜ合わせたものをラップに包み、少し平らにして冷蔵庫で1時間以上寝かします。
6.ラップを取り、クッキングシートを敷いた台に乗せ、上からもクッキングシートを被せ、麺棒で3色とも厚さ8mmに伸ばします。
7.下から抹茶味、ミルク味、いちご味の順にクッキー生地を重ね、表面にラップをして麺棒で厚さ1.5cmに伸ばし、ラップをしたまま冷凍庫で半冷凍させます。
8.クッキー生地の周囲が凍り始め固くなってきたら打ち粉をして、好きな形の型抜きで生地をくり抜いていきます。
生地が柔らかくなってくると、型抜きしにくくなってくるので手早くしましょう。
9.天板の上にクッキングシートを敷き、くり抜いたクッキーを間隔を空けながら並べます。
ラップを被せて再び冷蔵庫で15分ほど冷やし、その間にオーブンを180度に予熱しておきます。
10.オーブンの予熱が終わったら天板を冷蔵庫から取り出し、160度~180度のオーブンで15分ほど焼きます。
途中で焼き色が付きすぎているようなら、アルミホイルをクッキーに被せて調整してください。
11.焼きあがったらまずはそのまま冷まし、粗熱が取れたら網などに乗せて冷めたら出来上がりです。
一歳のひな祭りケーキ
パンケーキで作るケーキなので、本格的なケーキよりも簡単に作ることができるのでおすすめです。
また断面がカラフルで見た目にも楽しいデザートですね。
離乳食後期くらいから食べられるので、ぜひお子さんに作ってあげてください。
(材料)※2個分
<パンケーキのベース>
・小麦粉 100グラム
・ベーキングパウダー 3グラム
・砂糖 大さじ3
・たまご 1個
・牛乳 50cc
<ピンク色の生地>
・いちごのペースト 小さじ2
<緑色の生地>
・ほうれん草のペースト 小さじ2
・牛乳 大さじ2
<デコレーション>
・水切りヨーグルト 適量
・飾り用のいちご 適量
(使用する道具)
ボウル、泡だて器、フライパン
(作り方)
1.小麦粉、ベーキングパウダー、砂糖をボウルに入れ、泡だて器で混ぜ合わせます。
2.ボウルにたまごと牛乳50ccを入れてさらに混ぜ合わせます。
3.2でできた生地の半量を別のボウルに入れ、いちごのペーストを混ぜてピンク色にします。
4.もう半量にはほうれん草のペーストと牛乳大さじ2を混ぜ合わせて緑色にします。
5.フライパンを熱し、パンケーキを焼く。各色2枚ずつ、合計で4枚作ります。
6.一番下に緑色のパンケーキを敷き、その上に水切りヨーグルトを塗ります。その上にピンク色のパンケーキを重ねて、一番上にも水切りヨーグルトを塗ります。これを2つ作ります。
7.最後にひし形に包丁でカットして、デコレーション用のいちごを飾り付けたら完成です。
【番外編】ひな祭りに欠かせない菱餅の3色の意味
最後に、ひな祭りに欠かせない菱餅の3色の意味についてもまとめてみますので、併せてチェックしてみてください。
菱餅の3色が表す意味
赤、白、緑が重なって菱餅が出来ていますが、それぞれの色に意味が存在していることをみなさんはご存じでしょうか。
赤は「桃の花」、白は「雪」、緑は「新緑」を連想させる色で、組み合わせによって春の情景を表しているそうです。
その他にも赤は「魔除け」、白は「清浄」、緑は「健康」を表しているという説もあります。
ひな祭りの季節になると何となくこの配色を目にしていましたが、それぞれの色の意味を知ると、より趣き深く感じられますね。
菱餅の3色の並び順にも意味があった
菱餅の色の並び順についてあまり気にしたことが無いかもしれませんが、実は3色の並び順が変わると、表す意味が変わってきます。
こちらでは並び順が表す意味を簡単にまとめてみました。
下から「緑・白・赤」の場合
一般的な色の並び順ですが、この場合は雪の下から新芽が芽吹き、桃の花が咲いている情景を表しているそうです。
下から「白・緑・赤」の場合
一番上が赤なのは同じですが、下の2色の位置が変わることで、雪の中から新芽が芽吹き、桃の花が咲いている情景を表しているそうです。
3色の並び順で意味合いが少し違ってきますが、どちらも春の訪れを喜び、健やかな子供の成長を願っているという大切な意味が込められています。
まとめ
今回は1歳の子供も食べられる、ひな祭りのちらし寿司とデザートのレシピをご紹介しました。
簡単に作ることができるものもあるので、ぜひひな祭りに準備して子供と一緒に楽しんで食べてください。
カラフルな見た目の料理が多いので、きっとお子さんも喜んで食べてくれますよ。