「柔術を習いたい」と子供に言われたらどうしますか?
そもそも、皆さんは柔術がどんなスポーツなのかご存じですか?
また、習い事に適しているのか、柔術にかかる費用やどういう道具が必要なのか、など分からないことだらけではないでしょうか。
今回は、柔術が子供の習い事に適しているか、費用や必要な道具、柔術を習うメリットについて調べてみましたので、子供が柔術を習いたいと言った時に、参考にしてみてくださいね。
目次
子供の習い事として柔術は合っている?
子供に習わせるスポーツとして柔術はどうなのか、調べてみたのでまとめておきます。
柔術とはどんなスポーツ?
名前は聞いたことはあるけれど、実際はどんなスポーツなのか、分からないことだらけの柔術。
柔術は日本古来の術の一つですが、最近ではブラジリアン柔術を指す場合が多く、老若男女問わず人気のスポーツとなっています。
格闘技の一種ではありますが、身を守ることを前提としたスポーツで、寝技が主体となっているのが特徴。
この柔術から派生して生まれたのが、ブラジリアン柔術の他に、皆さんも知っている柔道や合気道です。
いくつ位から始めることが出来るのか
多くの道場では3歳~4歳以上であれば、申し込みが可能となっています。
身を守ることが前提のスポーツとは言え、体が出来上がっていない1歳や2歳の子供には多少危険を伴うスポーツかもしれません。
そのため、幼稚園の年少になってから始めることをお勧めする道場が多いようです。
無料体験は行ってみたほうが良い
柔術は実際に体験して楽しさが分かるスポーツですので、無料体験にはぜひ行ってみましょう。
子供の反応を見ることができるだけでなく、実際に柔術を習い事としている子供たちの様子を見ることもできます。
柔術にかかる費用と用意するもの
柔術を始めるにあたって、どのくらいの費用がかかるのか、また用意する道具などはあるのでしょうか。
柔術を始めるにあたりかかる費用と月謝などについて紹介します。
費用
入会金と月謝がかかるジムがほとんどです。
入会金
入会金として5,000円~10,000円を設定しているジムが多いようです。
月謝
月謝もジムによって変わってきますが、5,000円~8,000円で設定しているジムが多いようです。
必要な物
続いては、柔術を始めるにあたり、準備しなくてはいけないものです。
柔術衣
売っているところがあれば、準備していっても良いですし、教室で販売しているところもあるので、そちらを利用しても良いと思います。
子供にとっては、柔術衣は柔術の醍醐味の一つ。
初心者だからこれは着てはいけないという事はありませんので、お好みのデザインの柔術衣を選ぶと良いでしょう。
帯
初心者はもちろん、白帯からスタートです。
柔道も空手もすべて柔術を始めるときは白帯から始めます。
柔術衣と帯は一緒に売っていることが多いので、忘れずに準備しましょう。
ラッシュガード
擦り傷から肌を守るためにラッシュガードを準備しておくのも良いと思います。
公式戦では柔術衣の下に洋服を着ることは禁止されていますが、これは男子の場合のみ適用されるルールなのです。
女の子の場合は、柔術衣の下にラッシュガードを着ることが決められていますので、準備しておくといいと思います。
スパッツ
スパッツも柔術の練習には必須ではありませんが、寒い日などに着る女の子も多いようです。
柔術を習うメリット
子供に柔術を習わせると、いったいどんなメリットがあるでしょうか。
柔術を習わせるメリットについて調べてみたので紹介します。
礼儀作法が身につく
柔術は礼儀作法を重んじるスポーツです。
礼の仕方や正座の仕方はもちろんのこと、目上の人を敬う態度を学ぶこともできるのです。
最近では目上の人に対して敬語を使うことができない大人が多いですが、子供の頃から礼儀作法を身に着けることができるのはメリットですよね。
運動能力の向上
通常、柔術の練習にはマット運動を取り入れます。
マット運動では、マットの上を走ったり. 前転、後転したりと、全身を使う運動です。
全身を使う運動をするため、体全体が強くなり運動能力がアップしますし、ケガの予防にも繋がります。
論理的思考も身につく
運動は体の成長だけでなく、脳の発達にも非常に良く、たった10分運動するだけでも脳が活性化されます。
活性化された脳は物事を考える力となり、自分が勝つことができる技を決めるようになります。
相手の技を見て、一手先を瞬時に読むことが柔術には求められますので、論理的思考が自然と身に付くようになります。
怪我をしにくい身体になる
柔術ではマット運動が欠かせませんが、マット運動では柔軟な動きや筋力が鍛えられます。
また、技を決めるときにはバランスを上手に取らなければなりません。
筋肉が付くだけでなく、柔軟な体にもなるので、ケガをしにくい体になるのです。
ストレス解消になる
柔術だけに限ったことではないですが、体を動かすことはストレス解消になります。
現代では、小さい子供のうちから受験対策なので塾に通う子供がいますが、やはりストレスはかかってしまうものです。
そんな見えないストレスを柔術が解消してくれます。
いじめない・いじめられない子になる
既に述べましたが、柔術は礼を重んじるスポーツです。
人をいじめてはいけないという事を柔術を通じて学びます。
また、柔術を習うことで、体力が付きますし、相手から手を出されても身を守ることができるようになるでしょう。
柔術は精神的に強くなるスポーツなのです。
まとめ
柔術は日本古来のスポーツです。
そのため、礼儀を重んじるため、目上の人に対する敬う気持ちを身に着けることができますし、その他にも
- 論理的思考が身に付く
- ケガをしにくい体になる
- ストレス解消になる
などと言ったメリットがあります。
最近ではこのようなメリットから、外国でも柔術は子供に習わせたいと思っている親御さんが多くいます。
体だけでなく精神的にも強くなる柔術ですので、子供が興味を持ったらぜひ無料体験を受けさせてみるのも良いのでないでしょうか。