入学願書は、その学校へ入学を志望する動機から、自分がどのような人なのかを知ってもらうための重要な書類です。
中でも入学願書の趣味欄は、学力とは別にその人の魅力をアピールできるため、何を書けば良いのか悩む人も多いのではないでしょうか。
そこで、入学願書の趣味欄は何を書いたら良いのか、またどのように書けば良いのかなどを説明します。
さらに、混乱しがちな趣味と特技の違いや、趣味として書きやすいテーマとそうでないテーマについても解説していきます。
目次
入学願書の趣味の書き方
入学願書に趣味を記入する欄が設けられていることが多くあります。
しかし、趣味ってどんなことを書いていいのか迷う人も多いようです。
また、趣味を記入する欄にどのような形で書いたら良いのかも迷うところではないでしょうか。
ここでは、そんな入学願書の趣味欄の書き方について説明します。
具体的な継続期間を書く
趣味を書く時には、どのくらいその趣味を行なってきたのかわかるように継続期間を書くようにしましょう。
継続期間が書かれていることによって、その人がどのくらい熱心にその趣味を行なっていたのかが伝わります。
また、「継続は力なり」という言葉のように、長期に渡って一つのことを継続して行なってきた人にはアピールポイントにも繋がります。
箇条書きではなく文章で書く
入学願書の趣味欄は、たくさん文章を書けるほどのスペースが無いことがほとんどです。
そのため、箇条書きで書く人もいますが、より自分を知ってもらうためには文章で書くことをおすすめします。
例えば、音楽鑑賞が趣味の場合には、どんなジャンルが好きなのかや音楽を聴く頻度、何がきっかけで好きになったのかなども記入しましょう。
スペースに限りがあるので、長々と文章を書くのではなく、簡潔に伝えたいことをピンポイントで文章にします。
趣味と特技の違いは?
趣味と特技の違いは何なのでしょうか?
つい混乱してしまいそうな趣味と特技の違いについて解説します。
趣味とは
趣味とは、「楽しみとして愛好する物事」と辞書に書かれています。
「楽しい」と思えることや「好き」と素直に思うことをさしています。
「自分はこんなことが好き」と思えることは何なのかを今一度考えてみましょう。
特技とは
特技とは、「特別に優れた技能」と辞書に書かれています。
特技のポイントは、優れた技能を持っていることです。
そのため、趣味は特技と違って好きなことであればその能力は問わないということです。
入学願書の趣味欄に書きやすいテーマと避けた方がいいテーマ
入学願書の趣味欄には、書きやすいテーマと避けた方がいいテーマがあります。
ここでは、趣味欄に書きやすいテーマと避けたいテーマについて詳しく説明していきます。
趣味欄に書きやすいテーマ
・スポーツ
・料理
・旅行
・ファッション
・音楽
・パソコン
など
スポーツはクラブ活動などをきっかけとして続けてきた人にぴったりのテーマです。
料理などの食べ物に関わるテーマも、好きな人が多いため文章を広げやすく書きやすいテーマです。
趣味欄に避けたいテーマ
・ゲーム
・漫画
など
入学願書への記入には避けた方がいいテーマがあります。
最近ではゲームや漫画は、日本の文化として海外からも注目を浴びていますが、入学願書に記入するのはあまり好ましくありません。
例えば、「趣味はゲームで、毎日朝から晩までゲームをしています」と書いたとします。
「一日中ゲームに時間を費やすのは、学生の本業である学業に影響を及ぼすのでは?」と思われてしまう可能性も。
決してゲームが悪いことではありませんが、このような印象を与えないためにも、趣味として書くテーマは慎重に決めましょう。
趣味がない時の対処方法は?
「入学願書に書くような趣味が見つからない」という人も少なくありません。
趣味が見つからない人は、以前から気になっていたことや興味があることがなかったかを考えてみましょう。
また、休日の過ごし方についても思い出してみて下さい。
休日は何をしているのかや、夏休みなどの大型休暇中に何をしたかなども思い出してみると、興味があることに繋がるかもしれません。
自分の行動パターンの中にも、好きなことや興味のあることが見つかるかもしれませんので、しっかりと思い出してみましょう。
「長く続けていないと趣味と言えないのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、期間で評価をされることはありません。
どんなことを好んで行なっているのかという「行動力」や「決断力」から見るその人の性格を知りたいのです。
まとめ
入学願書の趣味欄は、自分をより詳しく知ってもらうための項目と言えます。
趣味欄の内容が入学の合否に影響することは考えにくいですが、趣味欄の書き方によってはアピールに繋がるかもしれません。
今回ご紹介した趣味欄の書き方を参考にして頂き、より自分を理解してもらえるような入学願書を作成しましょう。